ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

信頼できる仲間を作る意味

2017-10-19 | 雑念
リーダーシップをとることの意味

小学5年生が「協力」やら「信頼」やらを先生に教えられ表面的に取り繕うならこうなるだろうなぁと思う。

自分の価値観を他人に求めて、
「そこ喋ってばっかりいるな」
「お前はもっとちゃんとしろ!」
「この順番でいけ!」
自分以外の人間はまるでゲームのキャラクターのように指示している。

周りは文句も言わず従うことでその時間が過ぎることを待っている。

それが僕がそのグループを見た様子。
1日目が終わった段階で先生を交えた振り返りでその様子を話したら「まさに抱えている課題です」という。

学年全体の雰囲気も一部の人間が強く命令して、周りの人達はフォロワシップというより諦めに近い態度。

それもモチベーションが低いわけではなく、長い間の文化として意見を言ってもその命令者達に潰され強く否定され面白味も消える。

休憩時間にその裏側が見える。

消極的だと思われていたメンバー達の無邪気な姿が見えるのだ。5年生とは思えない幼稚園児のような人懐こさ。

僕は信頼しているファシリテーター仲間に相談した。

とても難しい問題だ

と真剣に話を聞いてくれて、一緒に考えてくれた。

そういうメンバーがいた場合、どのようにファシリテーターとして関わることが大切なのだろう?

大人として「関わり方を示す」のはどうだろう。
例えば頑張っているメンバーを大げさに褒めてみるとか、一緒に喜ぶ姿を見せてあげるとか。

子供達は何かの正解を大人が求めている世界に生きすぎているのかもしれない。

体罰ダメ、モンスターペアレンツ、クレーマー、仕事の多さを言い訳にした子供達を承認することへの怠惰

僕たち大人や先生の息苦しさ、正統性のエゴ、雁字搦めの歯がゆさ、その全てが小学生の世界に蔓延して未来の子供達の羽ばたきを押さえつけているようなイメージが見えた。

ブロイラー

僕たちはまるで未来の青少年をブロイラーの様に育てているとしたら、世界に未来はない。

すぐにその違和感を解決する仲間達と相談して新しい解決法を話をしないと間に合わない。

幸い僕には信頼できる仲間に相談できる。
その違和感を共感できる。

その強い仲間達がいる事の大切さ。

そうそれが伝えられる事なのかもしれない。

信頼できる仲間が1人でもいること。

そのリーダーシップをとっている様に見える彼に伝えられる唯一のメッセージ

「信頼できる仲間を作るにはどうしたらいいだろう?」