hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

鶴見線探訪~国道駅

2014-12-08 05:00:46 | 日記

鉄道シリーズ その86。JR鶴見線を歩く(第1回)。鶴見線と一言で言っても鶴見~扇町の本線と浅野~海芝浦の海芝浦支線、安善~大川の大川支線の3本からなる。というものの本線が7キロ、支線を全て加えても9.7キロと10キロに満たない規模で、工業地帯を走ることもあり、都会の割に本数も少ない。

今回はまず鶴見線最初の駅『国道』駅で下車してみた。鶴見線のプラットホームは京浜東北線から乗車する際も改めてSuicaをタッチして入場する仕組みである。


浜川崎行きに乗るが、乗客はあまりおらず、折り返しの電車はすぐに発車する。東海道線などの線路を立体交差で越えて、高架をしばらく行くと最初の駅『国道駅』に到着。

1930年鶴見臨港鉄道の駅として開業、この駅は映画の撮影にもよく使われ、改札口を出るとドームのようになっている。

ドームの中には飲み屋が数軒あるが、幾つ営業しているかは日中では分からない。建築当時からあまり手が加えられていないこの駅は昭和レトロの雰囲気をもっている。1971年以降は無人駅で国道15号線に接しているのが、この名前の起源。確かにそれしか目印になるようなものはない。

小生は反対側まで歩くが、昼間でもドームの中は暗く、独特の雰囲気。第三の男に出てくるウィーンの地下水道を彷彿させる。1日の平均利用者は1500人程度である。

そしてホームに戻るが、吹きっさらしの高架駅のため風が強い。そのため、係員がいて誘導をしている。無人駅なのに結構人がいて面白い。



これだけ昔のまま残っている駅も東京近郊には少なく、話では大戦中の機銃掃射の弾痕も残されているとのこと。しかし、店が殆ど閉店しているのがやや寂しい。

最新の画像もっと見る