hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

スイセンの切手

2017-02-12 05:00:04 | 日記

『切手シリーズ』その65。今、盛んに咲いている花、水仙の切手について。水仙は1月下旬より咲き始め、今が見頃であるが、切手の図案にはよく使われる花である。

最初に切手に描かれたのは1961年の1年間に毎月発行された花シリーズの1月の切手として1月30日に発行されている。因みに2月からウメ、ツバキ、山桜、ボタン、ハナショウブ、ヤマユリ、朝顔、桔梗、リンドウ、菊、サザンカと発行された。発行枚数は800万枚〜1000万枚だったが、カタログ評価は水仙がダントツに高い。

次は1968年明治100年・第23回国民体育大会の女子体操選手の背景に水仙が描かれている。これはちょうど福井県で国民体育大会が開かれたからだが、この後ふるさと切手では水仙の図柄が福井県から何回か発行されている。

1976年5月には60円通常切手の図案に水仙が採用された。当時は封書が50円の頃で加重やひとまわり大きな封書などに適正利用された。しかし、1980年に郵便料金改定がされると『平等院の梵鐘』の図案に変更されている。

そして、ふるさと切手だが、1990年4月に発行された47都道府県の花で福井県の花としてまず発行される。

その後は2001年11月に越前海岸とともに描かれた2種類(50円、80円)。

福井県以外では2006年1月に福岡県から『スイセンと能古島』という図案の80円切手が発行されている。他にも2006年8月には神奈川県の花4種として発行された。

しかし、2008年12月のふるさとの花第2集ではやはり福井県の花として2種類のスイセンの切手が出されている。

北風が強く、厳しい冬の海岸に可憐な花をつけるスイセンの花は切手の図案として映えるのであろう。