北海道ウイメンズ・ユニオン

やめない! 負けない! あきらめない!  女性のための 個人加盟の労働組合

相談予約電話 (面談のみ)

011-221-2180  月〜金  10:00〜17:00  加入費¥4,000  組合員費¥1,000(月額)    ※ 行動費・経費は実費とさせていただきます。

北海道ウイメンズ・ユニオン

〒060-0061 札幌市中央区南1条西5丁目8番地 愛生舘ビル 508B

労働組合とは…

みんなはひとりのために ひとりはみんなのために ……  あなたが悩んでいることは労働問題かもしれません。 北海道ウイメンズ・ユニオンは働く女性誰でもが、職場のこと、仕事のことについて、疑問に思ったこと、悩んでいることをみんなで助け合い、解決するところです。

さっぽろウイメンズ・ユニオンから北海道ウイメンズ・ユニオンへ

 北海道ウイメンズ・ユニオンは、1993年9月に設立されたさっぽろウイメンズ・ユニオンの活動を基盤にして、2001年10月14日に発足しました。
 北見・旭川・札幌・室蘭・函館5支部が連携し全道を視野に入れながら、女性のための労働相談、問題解決に向けての活動、学習活動等にとりくんでいます。

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北海道ウイメンズ・ユニオンニュース No.46発行いたしました

2013-09-30 14:55:48 | 発行物
 みなさま、大変長らくお待たせいたしました。
 9月10日に北海道ウイメンズ・ユニオンニュースNo.46を発行いたしました。


目次

・やめない!負けない!あきらめない! 女性労働者の集いパート10を終えて
・北海道ウイメンズ・ユニオン 山あり海あり夏合宿 参加報告
・北海道ウイメンズ・ユニオン第12回定期総会を終えて
・「やめない!負けない!あきらめない!」〜女の労働相談窓口から No.43
・北海道ウイメンズ・ユニオン 女のスペース・おん 創立20周年記念行事 盛大に開催される!!
・2013年北海道ウイメンズ・ユニオン夏合宿開催される
・第16回全国シェルターシンポジウムinもりおか・岩手開催にむけて
・感動のスナップ集
・お知らせ


 北海道ウイメンズ・ユニオンニュースは、組合員のみなさま、女のスペース・おん会員のみなさまに配布いたしております。
 近年、「労働」をめぐるさまざまな現状は悪化の一途を辿っており、同時に北海道ウイメンズ・ユニオンへの相談は急増しています。
 執行委員長をはじめとする委員が懸命に対応いたしておりますが、組合員のみなさまに団体交渉の様子など、活動の詳細をお伝えする「活動報告」記事が次号以降になりますことをご了承くださいませ。



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要望書を提出いたしました

2013-08-12 14:38:45 | 活動
 2013年8月6日(火)14時から、厚生労働省専用第23会議室におきまして、第129回労働政策審議会雇用均等分科会が行われました。

 2007年に男女雇用機会均等法が改正され、セクシュアルハラスメントの防止対策が強化されても、セクシュアルハラスメント相談や被害は減ることはなく、それどころか、相談したことによってさらに被害が拡大したり、退職を余儀なくされたり、懲戒処分になるなど、不利益を受ける女性たちがあとを断ちません。
 そのような現状のなか、セクシュアルハラスメントの防止策だけでなく、やっとの思いで声を上げ相談した被害者の方の安全の確保、不利益や二次被害など被らない措置、そして当事者を中心とした、実効性のある対策が1日も早く必要です。
 セクシュアルハラスメントは労働の現場で起こる性暴力であり、大きな人権侵害です。
 
 私たち、北海道ウイメンズ・ユニオン、NPO法人全国女性シェルターネット、パープルユニオンは実態に即した法改正をめざして、審議会を前にした8月5日、労働政策審議会雇用均等分科会各委員をはじめとする方々へ要望書を提出いたしました。
 
当日は、2時間予定されていた分科会もわずか45分ほどで終了しましたが、今後も、要望書だけでなく、審議会傍聴や、担当者の方々との話し合いなど、法改正に向けてさまざまな活動や取り組みを進めていこうと思っています。

  

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今年も夏合宿が開催されました

2013-08-02 15:25:46 | 活動
 20周年記念式典翌日の7月21日(日)から2日間にわたり、北海道ウイメンズ・ユニオン夏合宿が開催されました。
 今年の合宿は札幌から1時間半ほど離れた支笏湖におきまして、同時に全国シェルターネットブロック代表者会議も行われました。
 当日は朝9時40分に札幌駅北口に集まり、昨年とは趣向を変え、じょうてつバスをチャーターし、車中はバスガイドであった室蘭支部藤本副委員長による観光ガイド付きという贅沢さです。
 バスは一路支笏湖へ、数名の方とは千歳空港から直接目的地へ来る方や、支笏湖で合流する方もいました。
 お昼は、ここ数年話題のしこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌でランチバイキング。
 噂には聞いていたものの、健康と美容にこだわった、有機野菜、新鮮な魚介や肉などのお料理がとっても充実しており、参加者のみなさんは支笏湖に着いた早々ヘルシービュッフェに舌鼓を打ちました。
 その後、15時のチェックインの時間まで、ゆったり足湯に浸かる人や、支笏湖水中遊覧船で透明な湖水を鑑賞したり、支笏湖の魅力を学ぶことができるビジターセンターを訪問したりしながら、道内最古の現役鉄橋、山線鉄橋をわたり野鳥の森や自然研究路を散策しつつ、本日の宿泊所、休暇村支笏湖までの道を楽しみました。
 宿に着いてからは早速、「女性労働の課題と自立支援」をテーマに学習会を開催しました。
 このたび10月26・27日に岩手県盛岡市で行われる全国シェルターシンポジウムの「女性と労働」分科会を女のスペース・おんが担当することになり、北海道ウイメンズ・ユニオンとパープルユニオンが協力団体として初めて分科会に取り組むことになりました。
 学習会では、小山委員長から女性労働分野で分科会を持つ意義が発表され、次に、参加者の方々からさまざまな事例や現在抱えている問題が挙げられました。その後、各支部へ事例や相談件数の提出依頼など、分科会発表に向けて準備を進めることなどが話し合われました。
 途中、分科会の方向性について学習会が紛糾する場面がありましたが、北海道は8つの民間シェルター中、5つのシェルターに北海道ウイメンズ・ユニオンの支部があり、女性の労働組合活動とシェルター活動を女性運動の両輪として位置づけて活動している団体として日本でも先駆けとなるものです。
真の「女性の自立」という点においては「労働現場」における「支援」ということは最も重要な課題であることから、ぶれることなく初志貫徹で分科会を成功させようと参加者一同決意をあらたにしました。
 日も沈み、夕食は1階ダイニングで夏限定北海どんぶりをはじめとするバイキングを堪能し、夜はとろりとしたお湯が自慢の天然温泉で参加された方々は日頃の疲れを癒していました。
 夏合宿の当日は第23回参議院議員選挙の投票日及び開票日であり、あちこちの部屋で目にする選挙速報にの自民圧勝という愕然とする結果に、今後ますます厳しくなりそうな女性に対する人権の問題をはじめ、労働、憲法改正、原発、TPP、沖縄など、さまざまな不安が語られ、合宿の夜は更けました。

 参加されたみなさまお疲れ様でした、そしてありがとうございました。




(上段左) 休暇村支笏湖ダイニング入口POP 手作りで朝からほっこりします。(*^_^*)
(上段中) 休暇村支笏湖前庭に咲いていた紫陽花 鮮やかですね。
(上段右) 前日の晴天とは打って変わって翌日は曇り空でしたが…支笏湖畔ではスワンボートがみなさんを待っています。
(下段左) 道内最古の現役鉄橋「山線鉄橋」 機関車は苫小牧市で見ることが出来ます。
(下段中) ビジターセンター横にひっそりと展示されていた能登正智画伯の「山線軌道」の版画。
(下段右) 同じくビジターセンター横に展示されていた紺谷瀞司氏の切り絵が入った雑誌記事 紺谷瀞司氏は写真家でもありました。

    
      

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20周年記念のお知らせ

2013-06-13 11:38:21 | ご案内
NPO法人 女のスペース・おん
北海道ウイメンズ・ユニオン
創立20周年記念

痛みを力に

女性に対する暴力の根絶20年の歩み・これから

 1993年の春、女性の人権ネットワーク事務所として「女のスペース・おん」を解説してから、20年が経過いたしました。
 女性に対する暴力の根絶をめざし、DVサポートシェルターとウイメンズユニオンの取り組みを活動の両輪として、全国の女性たちとともに走り抜けてきた20年です。
 みなさまと共に「女のスペース・おん」の20年を振り返り、さらにこれからの一歩を踏み出したいとの思いで、20周年記念式典を開催いたします。


プログラム

13:30〜15:00  基調講演
15:00〜15:10  休憩
15:10〜15:30  アイヌ民族女性による音楽・舞踊
             (フンベシスターズ、ピリカシムカ)
15:30〜16:30  シェルター・ユニオン当事者報告


と  き  2013年7月20日(土)13:30(開場13:00)
と こ ろ  センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5条西5丁目)
参加費  ¥1,000(税込)

■ 申込締切/7月12日(金)
■ 申込・問合/NPO法人 女のスペース・おん 011−219−7012





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北海道ウイメンズ・ユニオン夏合宿のお知らせ

2013-06-13 09:46:19 | ご案内
 組合員および関係者のみなさま。
 昨年に続き北海道ウイメンズ・ユニオンでは今年も夏合宿を開催いたします。
 そして今回は北海道ウイメンズ・ユニオン、NPO法人女のスペース・おんの共催です。
 合宿地は支笏湖。水の謌でのヘルシーかつ豪華なランチバイキング、フリータイムでは湖畔周辺の散策などいかがですか?
 ホテルでは働く女性たちのための学習会やブロック会議の後、海鮮に舌鼓を打ち、のんびり温泉に浸かり、仲間たちでいっぱいおしゃべりしましょう。
 今年は札幌駅北口から貸切バスをチャーターいたしますので、道中は車の運転もなく、のんびりです。
 すでに嬉しい参加のご予約もいただいております。

申込締切:2013年7月16日(火) 先着42名 
予約問合:北海道ウイメンズ・ユニオン 011−221−2180

※ 詳細は北海道ウイメンズ・ユニオンまで。
  お早めに…。(^-^)





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女も男も やってみよう!職務評価 出版物のご紹介

2013-01-23 14:04:12 | ご案内
お薦め出版物のご紹介です。

女も男も No.116 2010年 秋・冬号
男女賃金格差をなくすために やってみよう!職務評価
労働教育センター 刊  ¥1,860(税込)


はじめに ペイ・エクイティってなに?
Part1 ILOへの申し立ての意義とそれが切り開くもの
      −中野麻美弁護士に聞く
Part2 カンタン職務評価(実践編)
Part3 均等待遇の実現に向けて
      −厚生労働省の「職務分析・職務評価実施マニュアル」を検討する
Part4 欧米における同一価値労働同一賃金原則の動向とILOジェンダー中立的な職務評価方法



 2012年7月に行われた、北海道ウイメンズユニオン・女性労働者の集いで講演をされました、ペイ・エクイティ・コンサルティングオフィス代表の屋嘉比ふみ子さんが「はじめに − ペイ・エクイティってなに?」「Part2 − カンタン職務評価(実践編)」を執筆されています。

 「ペイ・エクイティってそもそもなに?」という私たちの基本的な疑問。
 「私の仕事はどれだけタイヘンなの?」「私の職務評価は業務以外で判断されてるんだけど?」「どうして同じ仕事をしているのに給料が男性新入社員以下なの?」など、私たちが日頃おかしいと感じていること。
 個人の評価ではなく、仕事そのものを評価して、私たちの仕事の価値=適正なお給料(賃金)を知りましょう。
 誌面ではすぐに使えるワークシートも掲載されていて、ワークシートを使った「カンタン職務評価」なら簡単に職務評価が体験できます!

 その他にも、日本政府のILO(国際労働機関)憲章24条に基づく日本の男女賃金差別に対する100号条約違反として2009年7月、ユニオン・ペイ・エクイティ、商社ウィメンズユニオン、全石油昭和シェル労働組合の3労組がILOへ申し立てを行った経緯や意義などを中野麻美弁護士に伺ったお話や、均等待遇アクション21の酒井和子さんに語る職務評価実施に向けての今後の課題など、これ1冊で職務評価に詳しくなれる情報が盛りだくさんです。


「女も男も」についてはこちらから 
http://www.rks.co.jp/pub/onna/contents/co116.html



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※ 書籍は北海道ウイメンズ・ユニオンにも多少在庫があります。
  ご購入の方はお電話ください。

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北海道ウイメンズ・ユニオン第12回定期総会

2012-11-19 15:59:22 | 活動
 2012年10月27日(土) 愛生館ビル1階会議室におきまして、北海道ウイメンズ・ユニオン第12回定期総会が行われました。
 総会は、議長選出、そして小山洋子執行委員長のあいさつ、次に札幌地区ユニオンの山本功様より来賓のご挨拶をいただきました。
 そのなかで、札幌市公契約条例の話をはじめ、近年、職場内でトラブルを吸収する力がなくなり職場の荒廃が進んでいることや、企業を見きわめるひとつのポイントとして、賃金表の細部にわたる確認などをあげられました。北海道ウイメンズ・ユニオン同様、札幌地区ユニオンでも労働事件をたくさん扱っており、当事者主体での労働審判による闘争の経過などお話されました。
 その後、2011年度活動経過報告がなされましたが、年々事件が増加しており、活動経過報告だけでもかなり多くの時間となりました。
 東京からは、パープルユニオン執行委員長であり北海道ウイメンズ・ユニオン組合員の佐藤香さんから、セクハラ労災の現状などについて報告がありました。
 昨年に引き続き今年も大勢の組合員さんが参加してくださり、現在闘っている当事者の方々の発言や組合員さん同士の活発な意見交流がなされ、充実した時間となりました。
 そして、2012年度北海道ウイメンズ・ユニオン役員に新しく選ばれた2名の組合員さんから、就任のあいさつがあり、盛況のうち定期総会は幕を閉じました。

 新年度が始まり、相変わらず労働相談や事件は増え続けておりますが、小山執行委員長はじめ役員一同、ますます頑張ってまいりますので、北海道ウイメンズ・ユニオンにご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。



パープルユニオンの取り組みやセクハラ労災の現状を語る佐藤香さん



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北海道ウイメンズ・ユニオンニュース No.45発行中です

2012-08-22 22:46:59 | 発行物
 8月10日に北海道ウイメンズ・ユニオンニュース No.45 が発行されました。

  

目次

・ 北海道ウイメンズ・ユニオン拡大執行委員会&交流会を終えて
・ 特別寄稿「当事者の強い気持が事件を乗り越える力に」

・ 特別寄稿「当事者のために労働組合との『いい関係』づくりを」

・ 「やめない!負けない!あきらめない!」〜女の労働相談窓口からNo.42

・ 活動報告



 北海道ウイメンズ・ユニオンニュースは女のスペースおん会員のみなさま、北海道ウイメンズ・ユニオン組合員のみなさまに配布いたしております。
 
 相変わらず、厳しい経済状況の中、雇用の破壊のみならず雇用の崩壊とさえ言われており、働く人たちを取り巻く環境はさらに過酷な現状になっています。
 
 働く女性のみなさん、組合に加入して、働き続けるためにあきらめない行動を。
 そして、女性のための個人加入ユニオンの継続のために北海道ウイメンズ・ユニオンにあたたかいご支援をお願いいたします。









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−闘いの記録− E医院嫌がらせ・残業代未払い事件

2012-08-20 17:31:03 | 活動
 北海道ウイメンズ・ユニオンには、日々さまざまなご相談が寄せられています。
 そして、多くの女性たちが組合に加入して闘争の末、問題解決しています。
 当事者が組合とともに闘った、たくさんの労働紛争のなかから、問題解決をされた方々の事件を活動記録としてご紹介いたします。
 


 12年2月1日新規相談
 11年10月末より医療事務担当の正職員として採用され、3ヶ月の試用期間で勤務していた。ハローワークの求人票では、勤務時間は、9:00〜19:00(月火木金)、休憩時間120分、9:00〜12:30(水土)となっていたが、採用以降の勤務時間は、記載内容と大きく違っていた。本人は、採用面接時に院長より8時15分からの出勤を提示され、休憩時間についても院長の妻から60分という指示を受けた。実際には、9時からの開院に間に合うように清掃や受付業務の準備等があるため、本人は8時前には出勤し、8時にはタイムカードを打刻して業務を開始していた。休憩時間についても、代替要員がいないため、電話の応対業務や受付業務等があり、30分も取れない状態であった。週4日は1日2時間30分位、水土は30分位の残業が常態化しており、また、毎月25日から翌月18日まではレセプト作成業務のため、終業時間後に平均2時間の残業を行っていたが、残業代は支給されていなかった。さらに、基本給についても、時間給に換算すると最低賃金を52円下回っていた。
 本人は、採用後1週間目に発熱のため休みを申し出ても休ませてもらえず、それ以来体調不良の時も無理をして出勤していた。院長から「40代でも使ってやっている」などのパワハラ発言や歯科衛生士とのトラブルなどもあり、残業も常態化している中で、本人の精神状態は悪化し、12年1月30日、とうとう出勤できない状況に追い込まれた。同日昼頃、院長の妻より本人に電話があり、「今日付けで辞めることでいいね」と言われ、同意するしかなかった。しかし、退職することになったにもかかわらず、レセプト業務をするように言われ、本人は、指示された通り翌日19時頃医院に行った。その日のうちに仕事が終わらず、22時頃院長から2月1日も出てきて残った業務をするよう言われたが、本人は次の日にはもう医院に行くことができない状態になった。全く出勤できない状況になり、1月分の給料も支給されていなかった本人は、ユニオンに相談し、加入した。
 ユニオンは、2月2日付書面で1月分給料の支払い、労働条件及び勤務実態、退職に伴う健康保険証資格喪失手続き等に関する団体交渉を申し入れた。1月分給料については、申入書到着後に即刻支払われた。2月7日に第1回団体交渉が開催された。院長は、求人票の労働条件とは異なる勤務実態や残業代未払い、最低賃金を下回る賃金等の事実を認めた上で、未払い残業代や最低賃金との差額など、ユニオンが提出した未払い賃金の計算書に対し、医院側でも計算して支払う旨約束した。2月12日付で医院からタイムカードとともに未払い賃金の計算書が送付され、ユニオンでもタイムカードに沿って再計算し、2月16日付で未払い賃金内訳書を送付した。その後、突然院長から本人が在職中に受けた歯の治療費が未払いになっているとして請求があり、その支払い方法についてのやりとりが長引き、ユニオンは改めて3月16日付で第2回団体交渉開催を申し入れた。4月13日に団体交渉が開催され、医院側から改めて未払い賃金内訳書が提示された。治療費の支払い方法についても合意し、未払い賃金については、その後、ユニオンからの指摘に沿って金額が確定し、4月23日に支払われ解決した。

(北海道ウイメンズ・ユニオンニュース No.45より)

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−闘いの記録− 株式会社Z パワハラ・不利益変更・残業代未払事件

2012-08-20 17:17:37 | 活動
 北海道ウイメンズ・ユニオンには、日々さまざまなご相談が寄せられています。
 そして、多くの女性たちが組合に加入して闘争の末、問題解決しています。
 当事者が組合とともに闘った、たくさんの労働紛争のなかから、問題解決をされた方々の事件を活動記録としてご紹介いたします。



 11年6月新規相談
 農産物の販売・加工会社の職員Tさん、Nさん、Aさんの3名は、社長及びその妻の社長2名から日常的に受けていたパワハラ、残業代未払いが常態化している労働実態や一方的に労働条件の不利益変更を行うなどの会社の対応に納得がいかず、11年6月8日にTさん、6月16日にNさん、6月22日にAさんが相次いで組合に加入し、分会員3名となった。
事務員として勤務していたT組合員は、09年11月より家庭の事情で正職員からパート職員になったが、身分変更を理由に加入資格があるにもかかわらず社会保険を外された。さらに、10年12月に社長より突然工場勤務を命じられ、工場にパート職員としてフルタイムで仕事を行っていたが、11年5月、同僚から社長が本人の勤務日数及び勤務時間を半分に削減するという話をしていると伝えられ、その日のうちに社長と面談した。社長から「言うことを聞けないなら辞めろ」と退職強要を受けたT組合員は大きな精神的ダメージを被った。そのため、同日、T組合員は、勤務日数・時間数が削減されることで生活ができなくなることを理由に、有給休暇を消化した上で6月9日付で退職する旨の退職届の提出を余儀なくされた。その後、未払残業代について、労基署に相談後、5月13日付で日報のコピーを添付して請求したが、会社からは支払われないまま、5月末に会社代理人弁護士より、会社所有の日報をコピーしたとして「窃盗罪」に該当する旨の文書が送付された。弁護士名で脅迫的な文書を送付されたT組合員は、恐怖心を感じ、組合に相談し、加入した。
N組合員は、経理担当の正社員として業務を行っていたが、11年6月、新しく経理担当者が入社し、6月9日、突然社長から、「経理の仕事がないので、給料を一般事務員と同じに引き下げる」と言われた。日常的な社長からのパワハラとともに、一方的な賃金切り下げ通告によって、心身にダメージを受けたN組合員は、翌日から出勤できない状況になり、有給休暇を消化する形で7月4日までの有休届を提出した。会社から折り返し時期変更権を行使する旨の通知があり、その後も再三、「無断欠勤扱いになる」「損害賠償請求をする」などの書面が送付され、N組合員の体調はさらに悪化し、心療内科の受診を余儀なくされた。会社の対応に納得のいかなかったN組合員は、6月16日、組合に相談し、加入した。その後、6月28日、会社から6月27日付で解雇する旨の「解雇通知書」が送付された。
組合は、6月28日付でT組合員及びN組合員に関する団体交渉を申し入れた。T組合員の残業代が支払われておらず、N組合員も労基署に相談の上、6月13日付で未払残業代請求書を送付したが、支払われていなかったため、未払残業代の支払いについても交渉項目とした。
正社員として一般事務を担当していたA組合員は、6月中旬、新しい事務員募集という会社の対応によって工場勤務を命じられるのではないかと、不安を感じ、6月22日に組合に加入した。組合は6月28日団体交渉申入書の要求内容にA組合員に対するパワハラ、未払残業代の件等を加え、7月19日付で再度団体交渉を申し入れた。A組合員は組合加入後も勤務を続けていたが、団体交渉申入れ後に突然、「挨拶をする」「会社内での私語の禁止」「違反した時は始末を提出する」等を内容とする「社訓」が提示され、挨拶の仕方が悪いと言われて始末書の提出を強要させるなどの社長の対応によって精神的ダメージを受け、8月3日から出社できない状況に追い込まれた。A組合員は、同日から9月5日までの有給休暇届を提出したが、社長から一部時季を変更して取得するよう通知を受け、その後も「無断欠勤扱いとする」などの内容証明が送付され、さらに体調が悪化した。
T組合員に対しては、6月末に未払残業代が支払われたが、再三の請求にもかかわらず、5月分賃金の未払いや離職票が交付されない状態が続いていた。未払賃金は、9月初めに支払われた。T組合員の社会保険については、本人が12年1月に日本年金機構に申告し、4月に加入資格が認定された。
N組合員に対しては、7月上旬に「社長の弁当の一部を食べた」として2000万円の慰謝料請求の内容証明が送付され、また、残業代や5月・6月分賃金の未払いなど、常軌を逸する対応が続いていた。
A組合員に対しても、残業代や7月・8月分賃金の未払い状態が続いていた。
2回にわたる団体交渉開催を申し入れに対し、会社は応じようとせず団体交渉を拒否したため、組合は、11年8月31日、北海道労働委員会に不当労働行為救済申立を行った。
労働委員会第1回調査を受けて、11月7日、12月17日と2回の団体交渉が開催された。第1回団体交渉において、会社はN組合員及びA組合員の未払賃金の支払い、未払残業代の金額の提示、T組合員の離職票の交付等を約束した。しかし、いずれも履行されなかったため、12年1月中旬に未払賃金及び未払残業代の支払日についての確認書を取り交わした。未払賃金については、2月中旬、有給休暇取得分を除く1カ月分の賃金が会社側が指定した期日より数日遅れて入金されたが、未払残業代ついては、金額が確定しない状態が続き、支払われていない。
労働委員会では5回にわたって調査が行われてきたが、未払残業代や有給休暇分の賃金の支払い、A組合員の訂正した源泉徴収票の交付など、会社は審査で確認されたことを履行しないなど、会社側のあまりにも不誠実な対応は変わらず、1月27日に労働審判申立を行い、労働委員会と並行して争うことになった。3月7日に第1回目、4月23日に第2回目の労働審判審理が行われた。
 11年5月28日に第3回目となる労働審判審理が行われた。
 T組合員に対しては、パート社員に変更になってからも厚生年金や社会保険の加入資格があるにもかかわらず、加入されていなかったため、本人は国民年金と健康保険に加入するほかなかった。そのため、本人が蒙った不利益分を解決金として支払われることになったとともに、厚生年金と社会保険の自己負担を請求しないことで和解となった。
 A組合員に対しては、11年5月28日の和解日を会社都合による退職日とし、9回という分割ではあるが未払残業代・有給休暇分の賃金を含む解決金が支払われることとなり和解に至った。
そしてN組合員については第3回目の審理では解決せず、異例の第4回労働審判審理へ持ち越されることになった。
 6月4日の第4回審理では、N組合員に対し、17回という分割ではあるが和解金額を上乗せして未払残業代・有給休暇分の賃金を含む解決金が支払われることとなり、解雇された11年6月27日に会社都合による退職との内容で和解した。
 A組合員、N組合員ともに分割になった和解金の支払いなど予断は許さない状態ではあるが、3人の組合員全員の紛争は終結となった。

(北海道ウイメンズ・ユニオンニュース No.45より)



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