北海道門脈圧亢進症研究会

2008.10.11作成 暫定版です。
門脈圧亢進状態についての研究や経験を診療に生かすべく集えればと思います。

第34 回 北海道門脈圧亢進症研究会 大成功! 50名参加

2024年03月18日 | 研究会 報告





■第34 回 北海道門脈圧亢進症研究会 大成功! 50名参加
動画の配信は希望される方にアドレスを送付する形としています。
医療従事者限定となります。希望される方はコメント欄から所属とメールアドレスを記入頂ければ返信いたします。

聞きながらのメモなので、誤字脱字内容間違いあり得ますことお許し下さい。(文責川西 輝明)
⽇時︓2024年3月9日(土)15:00〜17:10
形式︓ハイブリッド開催
会場︓肝臓クリニック札幌水色の木もれ陽研修センター
北海道札幌市中央区北11条⻄15丁目2-1 桑園メディカルプラザ3F
オープニング15:00-15:05
開会の辞
札幌医科大学 医学部 消化器内科学講座 講師
阿久津 典之先生
歴史有る研究会、よろしくお願いいたします。
 
セッションⅠ各15分|15:05-15:35
座⻑
北海道⼤学病院消化器内科助教
荘拓也先生
演者
札幌医科大学医学部消化器内科学講座助教
沼田泰尚先生
「関節リウマチ治療の影響による肝線維症が原因と考えられた
⾷道静脈瘤の⼀例」
70歳代女性 NASHからの肝硬変
メトトレキサート6年間積算量は26g
食道静脈瘤あり 画像上は肝硬変無し 肝線維化からの門亢症を考え肝生検
F2/A2相等
低容量は抗炎症作用 高容量はがん細胞の葉酸合成を阻害
副作用は代謝の早い細胞に出現しやすい
ASTALTの上昇は一般的な副作用 メタボリック的な因子は肝障害進行させると考えられている
肝線維化の機序
アデノシン経路を介して線維化促進へ
ホモシステインからメチオニンの生成を妨げることでも線維化促進
定期的な画像内視鏡チェックが必要
MTXの投与開始時は正常範囲だったよう
○どの辺から変化があったか? その後は追えてないところがある
○MTXを10年くらいだと線維化の報告はあると目安になる量や期間は有るか?
相関がないと言われている。検討が必要と考えている。
○組織学的な線維化は中止で改善する可能性はあるか
内服を止めたことで改善したという報告はある
○肝生検を見るとIPHとかもあり得るかなと思ったが脈管系の変化は?
特になかった
○6年間で26gは多いと思うがどのくらいの量からか
明確な基準はない
元々脂肪肝はあったか?
前医では指摘はあったよう
 
演者
勤医協中央病院消化器内科内科医⻑
古山準一 先生
「⼼膜静脈経由で逆⾏性経静脈的塞栓術に成功した
孤⽴性胃静脈瘤の1例」
80歳代女性 C型肝炎 慢性肝炎 HCCも合併
Lgcf ウイルスは陽性
EIS後の変化あり
排血路は横隔膜下静脈が考えられた
心膜静脈から胃静脈瘤造影剤の停留不良のためヒスト0.5 リピ0.5で塞栓
腹水は発生したが 塞栓は良好 1年後血流は再開無し
ヒストとの合わせ技で成功
○根性でやった素晴らしい手技 予防でヒストはしないか?
怖いので予防ではしてない
○メインの排血路を塞いだのか?1対1で飛ぶのは大丈夫か
いつもやっているので、大丈夫か 濃くすると子カテが使えなくなる方がこわいから薄めにしてる
コアキシャルからの手技なのでコイルも怖い
○EOIを入れるためのフローコントロールのためではないのか?
同じ事をしてるメインの所が止まりながらEOIの追加は不要だったかもしれない位になっていたかも充分な塞栓を得るために追加した
○排血路が複数あったのか
シャントにうまく入ってくれたから上手くたまりやすくなった
 
セッションⅡ各15分|15:35-16:05
座⻑
天使病院消化器内科科⻑
髙木 秀安 先生
演者
北海道⼤学病院消化器内科
目野晃光 先生
「⾷道胃静脈瘤に対し経⽪経脾静脈瘤塞栓術を施⾏した⼀例」
50代女性 上部消化管出血疑いあったがはっきりせず
食道狭窄部の潰瘍からの出血経皮的カテーテル動脈祖先術で止血
吐血で搬送 接合部胃側潰瘍あるも出血無し 門脈血栓はダナパロイドで溶けた
2回目吐血 白色栓ありEVL
3回目クリップ 4回目ははっきりせず 5回目はっきりせず 6回目もはっきりせず
強皮症25年前 プレドニゾロン10mg
抗RNP抗体陽性
CTで吻合部静脈瘤 門脈血栓 内視鏡で白色栓ありEVL
カテーテル治療を検討した BRTOは無理 PTOは門脈血栓あり
経皮経脾(PTSO)なら行けそうと言うことでチャレンジ
IPHが合併した症例はあるが合併率は明らかになっていない
○確認ですがIPHは確認してるか?
肝生検してるが明らかになっていない
○PSEしてるが脾臓が腫れてるのでPSEの追加は?コイルで塞栓したが簾状だがコイルで詰めた?脾臓刺してぬく時ヒスト詰めるのか?
汎血球減少と出血の繰り返しがあったのでPSEより静脈瘤治療を優先した。
簾状は左胃静脈にコイルとEOIでしてる
抜去はコイルを置きつつヒスト併用して抜去した
○内視鏡的にはみえてないが、矢崎先生は見えてた 噴門静脈叢出血で手強いやつ超音波内視鏡するとよく見える 出血点がわからない 病名的には噴門静脈叢出血という方がいいのではと
○PTSO第一選択なることは門脈血栓意外にあるか
門脈血栓あってもルートが厳しかったらPTOも有りと考えていた
○血栓の治療は
していない
 
演者
⼩林病院内科顧問
矢崎康幸先生
「門脈圧亢進症を呈したNASH肝硬変30例の検討」
除外診断しつつ集めた症例 24例 過去の経過で2例 生検で4例
女性が多かった11:19
肝がん6例 糖尿病の合併が67%
16例内視鏡的治療 NASH意外の症例は糖尿病の合併少ない
治療は急性出血10例と予防が7例
 
症例59歳女性 誘因なく吐血
ICG34% 当初はIPHを疑い、肝生検はNASH肝硬変だった
4回EIS 超音波内視鏡ではまだ残存あり慎重に見た F0再発あり追加EISして消失
 
症例68歳女性 胃孤立性静脈瘤 ヒストで治療
まとめ
NASH肝硬変の静脈瘤はまれであるが今後重大な疾患になるだろう
治療は相違点はなかった 女性に多く糖尿病の合併が多かった
○内視鏡の定期観察は決めているか
肝硬変は年一回、肝硬変でない方は得にすすめていない、しかし突然来る症例にあったりする
○治療後の再発は違いありそうか
アルコールは飲んでるとすぐ再発するが、NASHは再発はない。治療で進行がゆっくりになったり改善してるのではないかと 長期には予後が良さそうだと
 
特別講演16:05-17:05
座⻑
札幌医科大学 医学部 消化器内科学講座 講師
阿久津 典之 先生
演者
東京⼥⼦医科⼤学附属⾜⽴医療センター検査科・光学診療部内視鏡内科准教授
古市 好宏 先生
「門脈圧亢進症への私の挑戦
〜HCV治療の最新話題を含めて〜」
ふるいち先生
東京医科大学医学部卒業1998年
門亢症学会でも多数の賞を受けている
7年目で上司が一気に辞めて急にオーベン担当となった
試行錯誤してやってきた
留学はB型肝炎でマウス実験してきたが
臨床に戻りたくて門亢症にどっぷりつかってきた
この間講演してるがZOOMだったり骨折だったりで久しぶりの リアルは北海道
IVR時にガイドワイヤーを入れるのが辛くなって内視鏡が増えてきてると
120枚のスライド早回ししていく
研修医の閲覧
NBIを用いることでフィブリン栓は見つけやすくなるのかをしてみた
見やすい
 
EIS 左胃静脈まで入れたいとやっている
2回くらいでおわって半年後くらいにAPCしてる
RDIで静脈瘤の視認性がいい 注入成功率が上がりや再発率も低い
治療時間も短縮した 7人
ヘモグロビン濃度が高いところは黄色い波長が吸収されてるが、赤い波長は吸収されない為、結果的に赤くなる
ヘモグロビン濃度が低いところは、黄色い波長が吸収されずに残るため、黄色調に見える
孤立性胃静脈瘤 ヒストアクリル BRTO
特殊な静脈瘤 左側門亢症 胃体部静脈瘤Lgb
PSEもあわせた症例の紹介
再建空腸静脈瘤の治療 バルン内視鏡が適切長さの穿刺針が必要(こんかいのは長すぎた)
 
C型肝炎治療後の門亢症 DAA後
マヴィレットでほぼ100% 
HDDはDAA後も再発しやすい
門亢症はどうなのか 脾臓の硬さは 食道静脈瘤の再発での検討
肝臓も脾臓も柔らかくなる
脾臓の大きさの変化が一番関連すると出た 少しでも小さくなっているなら再発はない
DAAの治療後でも脾臓が大きくなってる人は静脈瘤再発する
 
貴重な実際の治療画像が多く勉強になりました。
○門亢症の前側は脾臓の硬さではないかと思っているがどうか
脾臓の相関関係エラストなどとやってみようと思うと
○胃の静脈瘤にEVLは穿孔してたが、今は結構行ける 4mm以内の太さならいけると思ってるがどうか
矢崎先生の発表を見てるのでありがとうございます。4mm以下ならいけると思っている。ヒスト入れても上手くいかなくてEVLの症例もあるのでそのとおりだと思うと
○左側門亢のLgbについては胃壁で何処まで注入するかやめ時は ぬいたあとの後出血対応は
BRTOしても上手くいかなくて、ヒスト入れて待期的にEISを二回してるやめ時は難しくてLGVの手前で辞めたいと思っていた、左に流れるときは危ないのでストップしてた ぬくときはヒストを入れてる
○挙上空腸で苦労した経験があるが何処させばいいのか
何処さしていいかがわからない、超音波内視鏡で探すといいが、やってみないとわからない手探りな部分がある
 
クロージング17:05-17:10
閉会の辞 手稲渓仁会病院 副院⻑ 辻 邦彦先生
特別講演頂いた古市先生遠路大変ありがとうございます。実践的な参考となる講演でありがとうございました。
第34回当番世話人の阿久津先生ありがとうございました。
関東に次いで2番目に長い会となっている。35回は勤医協の古山先生よろしくお願いいたします。
事務局、abbiさんありがとうございます。
 
代表世話⼈︓⼿稲渓仁会病院 消化器病センター辻 邦彦
当番世話⼈︓札幌医科⼤学 消化器内科学講座阿久津 典之
共催︓北海道⾨脈圧亢進症研究会、アッヴィ合同会社
(文責 川西 輝明)

第34回 北海道⾨脈圧亢進症研究会 ご案内

2024年02月10日 | 研究会準備



第34回 北海道⾨脈圧亢進症研究会 ご案内
⽇時︓2024年3月9日(土)15:00〜17:10
形式︓ハイブリッド開催
会場︓肝臓クリニック札幌水色の木もれ陽研修センター
北海道札幌市中央区北11条⻄15丁目2-1 桑園メディカルプラザ3F
オープニング15:00-15:05
開会の辞
札幌医科大学 医学部 消化器内科学講座 講師
阿久津 典之先生
セッションⅠ各15分|15:05-15:35
座⻑
北海道⼤学病院消化器内科助教
荘拓也先生
演者
札幌医科大学医学部消化器内科学講座助教
沼田泰尚先生
「関節リウマチ治療の影響による肝線維症が原因と考えられた
⾷道静脈瘤の⼀例」
演者
勤医協中央病院消化器内科内科医⻑
古山準一 先生
「⼼膜静脈経由で逆⾏性経静脈的塞栓術に成功した
孤⽴性胃静脈瘤の1例」
セッションⅡ各15分|15:35-16:05
座⻑
天使病院消化器内科科⻑
髙木 秀安 先生
演者
北海道⼤学病院消化器内科
目野晃光 先生
「⾷道胃静脈瘤に対し経⽪経脾静脈瘤塞栓術を施⾏した⼀例」
演者
⼩林病院内科顧問
矢崎康幸先生
「門脈圧亢進症を呈したNASH肝硬変30例の検討」
特別講演16:05-17:05
座⻑
札幌医科大学 医学部 消化器内科学講座 講師
阿久津 典之 先生
演者
東京⼥⼦医科⼤学附属⾜⽴医療センター検査科・光学診療部内視鏡内科准教授
古市 好宏 先生
「門脈圧亢進症への私の挑戦
〜HCV治療の最新話題を含めて〜」
クロージング17:05-17:10
閉会の辞 手稲渓仁会病院 副院⻑ 辻 邦彦先生
代表世話⼈︓⼿稲渓仁会病院 消化器病センター辻 邦彦
当番世話⼈︓札幌医科⼤学 消化器内科学講座阿久津 典之
共催︓北海道⾨脈圧亢進症研究会、アッヴィ合同会社

第34回 北海道⾨脈圧亢進症研究会参加方法のご案内
会場参加希望
研究会参加に伴う交通費は事務局と協議の上、ご参加者のご負担となります。
本講演会は、ハイブリッド(現地聴講 or WEB聴講)にて開催予定です。
現地聴講をご希望の際は、メール又は下記にご記載のうえ、
FAX返信をお願いいたします。
宛先︓アッヴィ合同会社田倉宛
メール︓hiroki.takura@abbvie.com
ご芳名︓
ご施設名︓
WEB参加希望
本講演会は、事前登録制となっております。
下記URLもしくは二次元バーコードより事前登録をお願い致します。
アクセス後、必要項⽬をご⼊⼒下さい。
登録完了後、メールアドレスへ視聴⽤URLが送付されます。
【事前登録URL】https://x.gd/WxTXt
問い合わせ先
アッヴィ合同会社
担当者氏名田倉弘樹電話番号080-4185-9546
FAX番号 011-241-0502 mailto:メールhiroki.takura@abbvie.com
代表世話⼈︓⼿稲渓仁会病院 消化器病センター辻 邦彦
当番世話⼈︓札幌医科⼤学 消化器内科学講座阿久津 典之
共催︓北海道⾨脈圧亢進症研究会、アッヴィ合同会社

第33回 北海道門脈圧亢進症研究会 大成功!! 2023.3.18

2023年03月19日 | 研究会 報告


■第33 回 北海道門脈圧亢進症研究会 参加者40人
聞きながらのメモなので、誤字脱字内容間違いあり得ますことお許し下さい。(文責川西 輝明)
石川先生の特別講演は希望される方には限定公開アドレスを伝えますので、コメントから連絡頂ければ幸いです。

日時:2023年 3 月 18日( 土)14:00~ 16:10
世話人会現地参加者にて開催
水色の木もれ陽 研修センター 13:30 ~ 14:00

研究会は配信形式:ハイブリッド講演会
会場:水色の木もれ陽研修センター
北海道札幌市中央区北11条西15丁目2-1 桑園メディカルプラザ3F

オープニング14 :00-14 :05
開会の辞 北海道大学病院消化器内科 助教 荘 拓也 先生
天候にも恵まれて、現地にもたくさんの方が来てくれている。対面開催を嬉しく思っています。
明日からの診療に生かせるようなデイスカッションがなされているので、本日もよろしくお願いいたします。

セッションⅠ14:05-14:35(各15分)
座長 旭川医科大学内科学講座病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野講師
    澤田康司先生

「陰嚢水腫に対するネットを用いた治療の試み」
演者 札幌厚生病院肝臓内科医長
    山口将功先生
腹腔内との交通の有無での分類
陰嚢水腫の患者さんへのアプローチ
2013年 アルコール性肝障害肝硬変 肝がん有り、外科切除、再発
2022年10月飲酒により体調不良 のときしかこない、陰嚢水腫の悪化
本人の自覚症状、擦れて痛い、引っ張られていたい、収まりが悪くて不快、排便が困難、排便時陰嚢が汚れる
腹腔内に戻す用手的に押し縮める事は可能
衛生的安全愛護的 アミアミしたものをつかってみる。プレスネットをつかってみた 3号32 4号42 5号50mm
1枚では薄い二つ折りにして効果が出た、だんだんとサイズを小さくしていく
陰嚢にかぶせる形で、3号まで行くとかなり効果的 劇的に改善
2ヶ月くらいでまた入院 このときは難渋
女性用の靴下を使ってみた 柔らかくて可愛いので使ってみた、保持出来ない
入院時セットの巾着袋が使えそうと ストッキネット 陰嚢にひもをかける出血してたので中止
効果は限定的だったかなと
改善するには腹水の改善が重要

コメント 臍ヘルニア、デンバーシャント使ったりした、お酒やめれるなら効果あるかも
質問 どのくらいの期間で すぐ小さくなっていくので短期間でいけるが、常に装着が必要だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「非肝硬変性門脈圧亢進症をきたした全身性結晶貯蔵組織球症の一例」
演者 札幌医科大学医学部消化器内科学講座助教
    沼田泰尚先生
全身性結晶貯蔵組織球症CSH 組織球の細胞質に結晶物質が蓄積する稀な疾患
後腹膜肝静脈肝門脈で線維化が生じて門亢症が出現

3年前眼痛眼球突出 プレドニンで改善 肝腫大有り IgGと補体高値
CTでは腹膜の肥厚 体毛の毛羽立ち
1年前 硬化性腹膜炎 後腹膜線維症
トシリズマブ導入で症状改善 PSLは漸減
2年後胃静脈瘤
6年後BRTO施行 PSL中止
7年後復水貯蔵難治性
10年後 多発結節出現 特発性門脈圧亢進症 結節性再生性過形成
11年後 硬膜下血腫にて死亡
病理解剖にて線維化組織内の組織球に針状の結晶状構造が蓄積
門脈や肝静脈周囲に強固な線維化
肝周囲にも厚い線維化

考察
免疫グロブリンからなる結晶66%
関節リウマチやクローン病など炎症性疾患に関連
複数部位の線維化

後腹膜線維症 特発性66% 二次性33%
結節性再生成過形成 ステロイドや免疫抑制剤の影響もありえる
 BRTOによる門脈肝血流の増加も関与したのではと
 この過形成も門亢症の悪化に関与していた可能性もある

質問 死因は? 最後肝予備能が悪化して、出血傾向による出血だろうとのこと
BRTOのときに巨大な脾腫とかはあったか
PSEなどを追加することなど流行ってみると良かったのかなどはあるか、

質問 CSHが初めてではないかとの話し 今まで無くて今回出てきたのはなぜか
FNHは関与する子があるから、こっちの方があるのではと
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
セッションⅡ14:35-15:05(各15分)
座長 札幌医科大学医学部消化器内科学講座講師
    阿久津典之先生

「BavenoⅥ分類とYerdel分類を用いた肝疾患に伴う門脈血栓症に対するアンチトロンビンⅢ製剤の治療効果の検討」
演者 北海道大学病院消化器内科助教
    中井正人先生
バベノシックス分類と エーデル分類と取りあえずよんでみる
肝硬変診療ガイドライン2020での
血栓症は肝硬変の10〜25%に認められる
バベノは 最近がR 慢性がCh
面積で50%を縮小率としている
20例で検討
初発18例 再発2例
肝癌半数
Child-Pugh Bが多かった

奏効率30%だった
完全閉塞が2割くらいで効果がない

治療効果に関わる因子は
質問 この後の治療は?
効かなかった方はダナパロイド2例 維持療法DOACを使っている 今後の検討としてる
再燃については経過を見れていないが早期に再発2例くらい

質問 効かない人が7割 Dダイマーが高くない人が多かったので慢性化してるのかも
Dダイマーが高い場合はダナパロイドが効いたんじゃないかなと 肝硬変が悪かったのもあったのでなかなか難しかったとのこと(オルガランは供給中止となっていて現在手に入らない。。。)

質問 溶けた人の背景など

「巨大食道静脈瘤に対するヒストアクリル治療の経験」
演者 小林病院内科顧問
    矢崎康幸先生
NASH肝硬変 突然出てくる人はA1c10とかって高い人が多い
父が巨木型食道静脈瘤でPSEで縮小

すごい静脈瘤ホワイトプラーク止血 まずはEISしたが間違いでEVISがえられず、抜針すると大出血バルンで圧迫5分しても出血で絶望的になった、ヒスト0・5リプ0.2 71%でやった抜針後の出血は無い 重合熱で膨化してきてた。
飛んだらどうしようと思って、すぐCTで確認、肺動脈塞栓を心配したが幸いなかった
翌日EIS追加 少し入った 1週間後再度EIS 13mlイントラ
2週間後ヒストが食道内へ抜けてきたEUSで血流評価してほとんどつぶれてた
75日目はほとんどヒストが抜けた。

痛みはあるのかな
EVLを準備する時間よりヒストって感じだったか

鼠径ヘルニアは手術したがその後2ヶ月で肝不全が進行してなくなってしまった。。。

質問 先生でもびびることがあるくらい 太い貫通血管に破綻したと言うことなんだろうか そうでしょうねと
EISLでも厳しそうなので、術前にわかっていれば順エタノール入れてつぶした後にEISとしたところ
矢崎先生なら貫通枝太くてもいけると思うとのこと。

特別講演15:05-16:05
座長 北海道大学病院消化器内科助教
    荘拓也先生
門亢症としてトップランナーで、ふさわしい先生で本当に光栄です。
たくさんの賞も受賞してる

「門脈圧亢進症診療up-to-date~C型慢性肝疾患を中心に~」
演者 山口大学大学院医学系研究科消化器内科学准教授
    石川剛先生
聞きながらのメモなので、誤字脱字内容間違いあり得ますことお許し下さい。(文責川西 輝明)
石川先生にも追加修正していただいています。

2009年に門亢症の出会って14年
C型肝硬変におけるSVR後 DAA前の静脈瘤が悪化する例もある
門亢症の改善につながるかどうかは未だ?
HVPGが5mmHgを超えると門亢症
 SVRによってCSPHがnon-CSPHまで改善するのは2-3割DAA治療開始前HVPG>16 mmHgではSVR後のHVPG低下率は有意に低い
腹水既往症例ではSVRが得られても予後が悪い

治療後の方が予測精度が高い
SVR後、治療前静脈瘤があって線維化が強い人は悪化しやすい

門亢症 門脈圧200mmH2O(14.7mmHg)以上

2000年卒業 沖田 坂井田 高見教授に指導うけ
アメリカ留学2年間
国際交流 ソフトボールなどもしながら過ごしてきた
一生分のvacation?
帰国(帰学)後、研究か?臨床か?
臨床を中心にした
坂井田教授から10年後をみすえて新たな領域の開拓、技術・学術の確立をと

門亢症グループ 肝癌の治療も
肝再生肝不全なども兼務

消化管静脈瘤の治療
胃静脈瘤・異所性静脈瘤は出血の予知が確立していない

ヒストアクリル 濃度重要
BRTO ダブルバルーンなど
十二指腸静脈瘤

再出血再発には門脈圧減圧
欧米に比べて、本邦では薬物療法が十分にコンセンサスが得られていない
 βブロッカーよりα遮断作用を併せ持つカルベジロールの方が有効?

 IVRは本邦ではTIPSは適応外 PSE・脾摘で対応
 山口での塞栓率は75%

PSEの門脈圧減圧効果
門脈圧減圧療法(NSBB)の既報 治療目標 HVPG<12mmHgへの低下か前値の20%低下など
PSEの効果は同等以上だった

EIS後の EV再発規定因子 Child-PughとPSEの既往
Child-Pugh AでPSE+は再発無し
Child-Pugh AはEIS前後に関係無いが、Child-Pugh BorCではEIS前にPSEを施行した方が良い

肝性脳症への治療
シャント性脳症 BRTO
傍臍静脈もある 経皮的アプローチ PTOと鼠径からと挟み撃ちも(DBOE)
脳症の症例は胃静脈瘤症例と比べて肝臓小さい
脳症群は肝予備能の改善がある
脾静脈径が脳症群が細くなる 胃静脈瘤群は太くなる 血流方向が胃静脈瘤群は求肝性、脳症群は遠肝性
脳症症例におけるシャント血管は機能的異常血管
胃静脈瘤症例におけるシャント血管は解剖学的・形態的異常血管

PSE後に高アンモニア症例にBRTOが効果的だった症例
脾腫・脾機能亢進症合併シャント脳症に対しては、BRTO先行PSEが望ましい

BRTO後の肝予備能
肝硬度LS 21.6kPa境界 point of no return

BRTO後腹水がたまったがPSEとNSBBで改善した症例
Child-PughAになってマヴィレット使ってSVRとなった

BRTOごの予後予測因子の再検証
 LS<28.1 INR>=1.06で改善

5年間病棟医長だった

コロナで論文書く時間が増えて仕事ができた
アフターコロナもはじまっている。

質問 PSEの適応や後の合併症
かつてIFN時代には血小板5万くらいが基準だったが、いまは、圧を下げる方が主眼となっている
脾膿瘍の合併がないのがラッキー ステロイドや抗生剤投与で特に問題なし

質問 頼もしいですね。外国では薬飲ませて、日本はPSEで下げる。
PSEで脾静脈血流は減るが、SMV血流増加である程度代償される
理論上、門脈血流は減るが、buffer responseによる肝動脈血流が増えるため、全肝血流は維持される(はず)

鼠径ヘルニアの腹腔鏡下手術が肝不全につながる症例があるので、腹腔内圧上昇による門脈血流減少が示唆される(外科医)

PSEによる肝機能改善?
Child-Pugh AとB/C症例を比べるとB/Cの方が良くなる。もともと動脈肝化が起こっているので、PSEによる肝動脈血流増加が、それに寄与しているのかも

質問 BRTOの適応について Child-Pugh Cでもどの項目のスコアが高いかが問題 脳症の3点と、BilやAlbの3点は意味が異なる
血流異常による肝不全であれば、BRTOを検討しても良い

質問 C型肝炎治療前後のHVPG変化率が大事 いつの時点が一番予測しやすいか
実臨床では、治療後にHVPGを測定するのは非現実的
FibroScanなどで代用

質問 移植待機中の患者さんには外科ではβブロッカーが好まれない 門脈が細くなるからか好まれない感じがある
日本人は元々BPやHRが高くない人が多いので、ふらつきなどの副作用もあり得る
しかし、カルベジロールはいい感触あり

質問 静脈瘤出血で止血がえられなかった経験は? 少なくともtable death, ER deathはない
クロージング16 :05 16 :10
開会の辞 手稲渓仁会病院消化器病センター 辻 邦彦先生
会場20名 Web20名 大成功 どれも興味深い演題でした。
石川先生 熱い話を盛りだくさんでしてくれて勉強になり刺激にもなりました。
アッヴィさんも協力ありがとうございました。

代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
当番世話人:北海道大学病院消化器内科荘拓也
共催:北海道門脈圧亢進症研究会、アッヴィ合同会社
(文責:事務局 川西輝明)

第33 回 北海道門脈圧亢進症研究会案内 2023年3月18日(土)ハイブリッド開催

2023年02月13日 | 研究会準備


 

第33 回 北海道門脈圧亢進症研究会案内 2023年3月18日(土)ハイブリッド開催

拝啓
寒冷の候、先生方におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さてこの度は、第33回北海道門脈圧亢進症研究会をハイブリッド開催させて頂きます。
お忙しい折、誠に恐縮ですが、ご視聴賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬具


Webでの参加をご希望の場合
1.以下のURLから視聴登録のページにアクセス下さい。
2.アクセス後、必要事項(氏名、メールアドレス、ご施設名)を入力し、登録をお願いいたします。
3.登録後、登録頂いたメールアドレスへ視聴用URL が送付されます。
4.当日、時間になりましたら、視聴用URL をクリックしご参加ください。
【視聴登録用 URL 】 ※URLにてご登録をお願いします 。
https://onl.sc/4WkGR9s
チラシの2次元バーコードも使用可能

■第33 回 北海道門脈圧亢進症研究会
日時:2023年 3 月 18日( 土)14:00~ 16:10
世話人会現地参加者にて開催予定
水色の木もれ陽 研修センター 13:30 ~ 14:00


研究会は配信形式:ハイブリッド講演会
会場:水色の木もれ陽研修センター
北海道札幌市中央区北11条西15丁目2-1 桑園メディカルプラザ3F

オープニング14 :00-14 :05
開会の辞 北海道大学病院消化器内科 助教 荘 拓也 先生

セッションⅠ14:05-14:35(各15分)
座長 旭川医科大学内科学講座病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野講師
    澤田康司先生

「陰嚢水腫に対するネットを用いた治療の試み」
演者 札幌厚生病院肝臓内科医長
    山口将功先生

「非肝硬変性門脈圧亢進症をきたした全身性結晶貯蔵組織球症の一例」
演者 札幌医科大学医学部消化器内科学講座助教
    沼田泰尚先生

セッションⅡ14:35-15:05(各15分)
座長 札幌医科大学医学部消化器内科学講座講師
    阿久津典之先生

「BavenoⅥ分類とYerdel分類を用いた肝疾患に伴う門脈血栓症に対するアンチトロンビンⅢ製剤の治療効果の検討」
演者 北海道大学病院消化器内科助教
    中井正人先生

「巨大食道静脈瘤に対するヒストアクリル治療の経験」
演者 小林病院内科顧問
    矢崎康幸先生

特別講演15:05-16:05
座長 北海道大学病院消化器内科助教
    荘拓也先生

「門脈圧亢進症診療up-to-date~C型慢性肝疾患を中心に~」
演者 山口大学大学院医学系研究科消化器内科学准教授
    石川剛先生

クロージング16 :05 16 :10
開会の辞 手稲渓仁会病院消化器病センター 辻 邦彦先生

代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
当番世話人:北海道大学病院消化器内科荘拓也
共催:北海道門脈圧亢進症研究会、アッヴィ合同会社
(文責:事務局 川西輝明)

第33回北海道地方会研究会 演題募集中 現時点の案とともに2022.12.31

2022年12月31日 | 会則



第33回北海道地方会研究会 演題募集中 現時点の案とともに2022.12.31
■第33 回 北海道門脈圧亢進症研究会
《症例報告 研究報告 募集要項 》
演題内容:日常の診療において診断や治療に苦慮された症例をご提示願います。
*発表10 分以内、質疑応答 5 分とさせて頂きます。 演題数により変更もございます 計 15 分
応募締切
2023 年 1 月 13 日必着
※応募状況により締め切りが早まることもございます。また多数応募いただいた場合は世話人の先生方で
協議し、選定させていただきます。
申込方法
:ご応募される方は 、下記事項を演題送付先に E mail または FAX でご連絡をお願い致します。
①ご演題 ②ご施設、ご所属 ③ご発表者名(○印)、共同演者名 ④ご発表時の
PC について、持込又は会場 PC のご使用および Win or Mac についてお知らせ下さい。
演題送付先:〒 060 0003 札幌市中央区北 3 条西 2 10 2 札幌 HS ビル 9F
アッヴィ合同会社 北海道エリア 田倉 弘樹 宛
Email hiroki.takura@abbvie.com TEL 080 4185 0860 FAX 011 241 0502
共催 北海道門脈圧亢進症研究会
アッヴィ合同会社

場所:水色の木もれ陽研修センターを使用する予定です.
日時:2023 年3 月18 日(土)14:00 ~ 16:35(仮)
※世話人会が開催可能であれば
水色の木もれ陽 研修センター 13:30 ~ 14:00
会場:水色の木もれ陽 研修センター 会議室
札幌市中央区北11 条西15 丁目2-1
桑園メディカルプラザ3F
演題募集:2022年12 月頃より開始(未定)
《特別講演》門脈圧亢進症診療up-to-date ~C型慢性肝疾患を中心に~
山口大学大学院医学系研究科消化器内科学 准教授
 石川 剛 先生
当番世話人:北海道大学大学院医学研究院内科学分野
消化器内科学教室 荘 拓也
代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター 辻 邦彦
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・アッヴィ合同会社
(文責:事務局 川西輝明)

第32回北海道門亢症研究会報告 今回も面白かったです。

2022年03月14日 | 研究会 報告
 
 
 会場はこんな感じで、真ん中にメインのスライドスクリーン、左右に座長席をつくって、カメラもパソコンとは別に配置、ミキシングの機械を間に入れてハウリングを予防する形。いやいや、これは私にはできませんわ。。。北見と前橋にもスタッフが配置してくれて準備してくれました。
本当に感謝です。

第32回北海道門亢症研究会報告 今回も面白かったです。

以下、川西の聞きながらメモです、誤字脱字内容間違いあり得ますことお許しください。
が会場の雰囲気が伝わっていただければ、
新井先生に確認後、ブログで公開していきたいと思います。
参加33名 パネリスト4人のかたちでした。

開会の辞 山口先生からの挨拶 座長なども初めての体験で緊張しているとのこと、とても初めてには見えなかったです。

一般演題
『当院の食道静脈瘤治療の変化』
札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生
佐藤先生が亡くなったあと、治療方針が変わってきたことを報告
EISLを中心に変化、2016年までは2.2回の治療だったのが、1回治療の入院パターンで退院、1.5回に減っていること
再発率が上がっていない感じ、アルコールやがんの悪化での破裂が中心で、治療後の再発はほぼ無かったと言うことで治療の確実性が相変わらず担保されていることがわかりました。
動脈穿刺の合併症は、2017年以降はなくなったと言うことで、より安全が保たれる治療方針になったことがうかがわれました。
質問ではF0RC陽性の症例ではない症例については矢崎先生の方から治療適応ではないことの指摘あり、
それでも、予防的にやられていたことは再発を減らすことにはつながったかなと。
肝がんの治療の進歩に伴い静脈瘤の出方やPHGなどの出方があったり、また治療法の変遷がありそうと感じました。

『肝移植後に発生した胃食道静脈瘤の治療経験』
小林病院 内科 内科顧問 矢崎 康幸 先生
門脈血栓による門亢症の悪化9年経っての治療、非常に綺麗な治療効果で気持ちよく見ていました。
治療後の側副血行路のでき方なども理想的な症例でした。
ステロイドを治療後中止していたため急性副腎不全になったことで脳症のような症状が出ていたこと、薬の再開などは注意が必要と思われました。幸い再開後すぐ症状が改善したとのこと。
厚生病院の山口先生から自己免疫性肝炎などのステロイドの減量などでも気を付けて行かないとかなあと感想がありました。断薬の検討は非常に難しいのかなと思いました。

特別講演
『HCV治療後の門脈圧亢進症を考える 』
前橋赤十字病院 消化器内科  部長 新井 弘隆 先生

C型肝硬変におけるDAAの治療の状況などエビデンスを示しながら説明していただきました。
ポイントオブノーリターン
DAAによるSVRをえられてもなお、門亢症の改善がなく悪化する症例もあることが今後の課題でその指標として治療前のFib4が8.41が悪化のラインとなっている研究を教えて頂きました。
血小板数が少なくなってる症例などに内視鏡を行うようにして、静脈瘤のチェックする症例の絞り込みを行いながらフォローしているとのこと
質問では、Fib4の改善があった症例での検討などを聞いていましたが、その辺の検討は今後とも継続という感じでした。
BRTO後の食道静脈瘤の悪化症例について、PSEを追加することの意義が話され、適応としては、HVPGなどの急激な上昇がある症例などが適応としてはいいのではと話していました。
沢山の症例からいろんな学びがあり、とても勉強になりました。
Liveでの質問などができるのってやっぱりいいですよねえ。

閉会の辞では
33回が北大の荘先生、34回が札医の阿久津先生に当番世話人をお願いしていることを伝え、今後ともみなさんの協力で続けていきたいと川西の方から話しました。来年は2023年3月11日(土)を予定としています。今後ともよろしくお願いいたします。
―――――――――――――――――――――――
第32 回 北海道圧亢進症研究会
 
代表世話人 手稲渓仁会病院 副院長 辻 邦彦 先生
当番世話人 札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生
日時 2022 年 3 月 12 日(土) 14:00〜15:40
開会の辞 14:00〜
 当番世話人 札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生

一般講演 14:00〜14:30  各 15 分 
司会 肝臓クリニック札幌 院長 川西 輝明 先生
『当院の食道静脈瘤治療の変化』
札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生

『肝移植後に発生した胃食道静脈瘤の治療経験』
小林病院 内科 内科顧問 矢崎 康幸 先生

特別講演 14:30〜15:30
司会 札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生
『HCV治療後の門脈圧亢進症を考える 』
前橋赤十字病院 消化器内科  部長 新井 弘  先生

閉会の辞 15:30 15:40
代表世話人 手稲渓仁会病院 副院長 辻 邦彦 先生

共催 北海道圧亢進症研究会 アッヴィ合同会社

第32回北海道門脈圧亢進症研究会 2022年3月12日(土)準備進行中

2022年02月17日 | 研究会準備
 

    ←申込み方法などはこちら

第32 回 北海道圧亢進症研究会
代表世話人 手稲渓仁会病院 副院長 辻 邦彦 先生
当番世話人 札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生
日時 2022 年 3 月 12 日(土) 14:00〜15:40
配信形式 WEB開催(ZOOM Webinarで配信)
以下のいずれかのURLよりご参加お願いします。
事前参加登録URL
https://abbvie.zoom.us/webinar/register/WN_9Mv_a5fzSTCPU7GzMKv6Tw
② 短縮版 https://bit.ly/3F2uLMo

開会の辞 14:00〜
 当番世話人 札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生

一般講演 14:00〜14:30  各 15 分 
司会 肝臓クリニック札幌 院長 川西 輝明 先生
『当院の食道静脈瘤治療の変化』
札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生

『肝移植後に発生した胃食道静脈瘤の治療経験』
小林病院 内科 内科顧問 矢崎 康幸 先生
 
特別講演 14:30〜15:30
司会 札幌厚生病院 肝臓内科 医長 山口 将功 先生
『HCV治療後の門脈圧亢進症を考える 』
前橋赤十字病院 消化器内科  部長 新井 弘隆  先生

閉会の辞 15:30 15:40
代表世話人 手稲渓仁会病院 副院長 辻 邦彦 先生

共催 北海道圧亢進症研究会 アッヴィ合同会社

第31回北海道門脈圧亢進症研究会 特別講演のメモをアップ 動画は現在限定公開です

2021年03月19日 | 研究会 報告
 

特別講演の動画をアップしました。現在限定公開なので、希望の方はコメントに連絡先を書いていただければ、送ります。
是非ご活用下さい。

第31回北海道門脈圧亢進症研究会
日時:2021年3月13日(土)14:00~15:10
会場:Cisco Webexにて開催
座長:札幌禎心会病院 消化器内科 高木 秀安
《特別講演》 14:00~15:00
「肝細胞癌治療と門脈圧亢進症」
演者:東邦大学医療センター大森病院 消化器内科 
   臨床教授 永井 英成 先生                  
【閉会の辞】15:00-15:10
代表世話人 手稲渓仁会病院 消化器病センター 辻 邦彦
当番世話人:札幌禎心会病院 消化器内科 高木秀安
代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社

今回の特別講演の聞きながらメモです。川西作成です。
誤字脱字内容間違いあり得ますこと御了承下さい。

肝癌破裂でTAEでなく
レンバチニブを使った症例 バイタルが安定してて皮膜下出血だったので飲ませてみた
腫瘍血管が退縮して血洞ができてきた。
TKIを最初に投与するのがいいのではと

ソラフェニブでHAICしてたときの話し
4週から8週後の分析で 16%から63.6%まで奏効率が上がって2年生存がえられた
Vp3以上では 
6.6ヶ月から10.6ヶ月にMST中央値が変わった

レンバチニブはどうするか迷った、まずは、長期に飲めるようにを徹底した
4週後で77.8%ORRがでた。
Vp4はアンモニアがあがった肝障害も出た
Vp4だとMSTが121日しかえられなかったので、OSが伸びない
門脈本幹の狭窄率で検討して見た
70%の狭窄でわけると 以上は121日で未満は予後がよかった。
70%以上の狭窄でHAICを併用するようにしてみた。

ソラフェニブと動注下学寮法を交互にすると腫瘍血管が消失していく
腫瘍細胞は血管周皮細胞が欠如してる これを正常化させて抗がん剤が到達しやすくしていると

ソラフェニブは腫瘍細胞が5FUを無効化するところをブロックすることで効果が上がる
5FUを排泄する部分も抑制する インビトロではそうだったと

ADAM9を抑制することでMICAの解離を抑制して暴露されやすくする
がんの免疫から隠れているのを免疫の元へ引っ張り出す事も言われている

門脈圧亢進症については
脈管侵襲MVIがあった症例で、門脈腫瘍栓が小さくなって
PHGが綺麗に消えた
PHGはvp3より4の方がでやすい

食道静脈瘤が破裂症例5例は、供血路が開通してる本数が多かった症例についての補足
永井先生補足くれました「」部分
「PVTT症例に対してはEISは禁忌となります。Vp3以上のHCC患者であっても急激にできたPVTTであるために、静脈瘤の合併頻度はそれほど高率でなく、また破裂する症例も頻度が低いですが、やはりRC陽性で血管造影にてLGV/PGV/SGVの3本の側副血行路が開存している症例は破裂の兆候と考え、このような症例に対してはHCCの治療よりもまずはEVLをおこなって食道静脈瘤コントロールをすることを優先すべきであると考えて取ります。PVTT症例は予後が短いが故に、最短でHCCの撲滅へ向けた治療計画が重要であり、どのような症例に対してHCC治療優先なのか、それともまずは静脈瘤優先の治療計画を練るかの参考になればと考え出させて頂きました。(HCCの治療が効果あれば、静脈瘤も軽減する症例もあり、静脈瘤治療症例の囲い込みの意味となります。)」

血小板増やしながらの治療はやりやすくていいなあ

質問 Vpへの放射線の位置づけは、TKI+動注にはVpの制御はどっちが効いてるという感じでしょうか
照射の日数が入院期間が伸びるので患者さんの抵抗もあって、照射+HAICよりTKIとHAICの方がよかった。
70%未満の人ならそれでいいのではと
予後が切羽詰まっていなければ70%超えてないならアテゾベバをファーストに
保険上は月をずらして行っている HAIC中はレンバを休薬してる
ポートトラブルがあるので4週間は病院でやっている

70%を決めた基準は 後ろ向きで 3ヶ月の予後がよく言われて180日を超えたところで分析したらROC曲線を作ってみて70%とした

TKIとHAICのレジメの使い分け増悪したときはどちらを中止するか基準はあるか
Child-Pughは5点ならフルドーズでいけるとおもうが7に近い人などは量を減らして行く肝不全が誘発されるので上手く調整 いかにレンバチニブを4週間安全に飲ませるか エルカルチンを併用すると維持しやすいくなる。

ソラフェニブは出番は今あるか。なかなかガイドラインとのコンセンサスがあるが、ソラフェニブも効く人には効くが
レンバが優先かなと 私の勝手な間隔だが、論文で線維化の改善があるので、類洞細胞の再生に向くなどもあるし、再生治療的な面に使える可能性はあるかなと。

第31回北海道門脈圧亢進症研究会 無事終わりましたー

2021年03月14日 | 研究会 報告
 

    
第31回北海道門脈圧亢進症研究会
日時:2021年3月13日(土)14:00~15:10
会場:Cisco Webexにて開催
座長:札幌禎心会病院 消化器内科 高木 秀安
《特別講演》 14:00~15:00
「肝細胞癌治療と門脈圧亢進症」
演者:東邦大学医療センター大森病院 消化器内科 
   臨床教授 永井 英成 先生                           
【閉会の辞】
〈15:00-15:10〉 代表世話人 手稲渓仁会病院 消化器病センター 辻 邦彦
当番世話人:札幌禎心会病院 消化器内科 高木秀安
代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社

新型コロナウイルス感染症の影響で従来の形式ではなくて特別講演のみの形となりましたが、無事終わりましたー。25名くらいの方が視聴してくれていました。
辻先生、高木先生、塩野義製薬のみなさん本当にありがとうございました。
特別講演の動画(今のところ限定公開予定)や聞きながらのメモも後日アップ予定です。

第31回北海道門脈圧亢進症研究会 準備中 2021年3月13日(土) 14時から15時10分まで

2021年02月02日 | 研究会準備
 
 

  

第31回北海道門脈圧亢進症研究会
日時:2021年3月13日(土)14:00~15:10
会場:Cisco Webexにて開催
座長:札幌禎心会病院 消化器内科 高木 秀安
《特別講演》 14:00~15:00
「肝細胞癌治療と門脈圧亢進症」
演者:東邦大学医療センター大森病院 消化器内科 
   臨床教授 永井 英成 先生                           
【閉会の辞】
〈15:00-15:10〉 代表世話人 手稲渓仁会病院 消化器病センター 辻 邦彦
当番世話人:札幌禎心会病院 消化器内科 高木秀安
代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社

拝啓
寒冷の候、先生方におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さてこの度は、第31回北海道門脈圧亢進症研究会をWeb講演会にて開催させて頂きます。
お忙しい折、誠に恐縮ですが、ご視聴賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬具

【参加方法 ①】  
STEP.1 事前参加登録
ご参加希望の場合は、以下【個人情報の取り扱い】をご確認の上、下記のURLまたは
QRコードから参加登録をお願いいたします。上の写真をご利用下さい。
登録用リンク 
https://shionogi-jp.webex.com/shionogi-jp/onstage/g.php?MTID=edbc3026175a368388b7e15223558e375
①ご氏名
②メールアドレス
③ご所属施設名
④ご所属科
⑤個人情報の取り扱いについて「承諾する」 or 「承諾しない」
【個人情報の取り扱いについて】
お預かりしたメールアドレス等の個人情報は、取り扱い製品に関する以下の目的のために使用させていただきます。
・医薬品・医薬部外品・試薬・その他当社が取り扱う製品・商品の適正使用(品質・安全性・有効性など)に関する情報の収集および提供
・医療関連情報、学術情報の収集および提供
・治験、製造販売後の調査および試験等の依頼および実施
・副作用、事故、回収等発生時の連絡
・医学・薬学分野における調査および研究
・当社が主催・共催または後援する学会・研究会等の案内
・医療関係者のためのウェブサイトの会員認証および管理
・官公庁・公的機関への届出および報告
当社は、個人情報に関して適用される法令,規範を遵守し、お預かりした個人情報を適法かつ適正に取り扱います。
また、個人データに関する不正アクセス、紛失、破壊、改ざん、漏洩を防ぐための適切な措置を講じ、個人データの管理を厳重に行います。
STEP.2 参加方法のご連絡(URLの送付)
いただいたメールアドレス宛に参加用URL(WebExイベント※1)とパスワードを送付いたします。
または講演会参加URLを直接送付希望の方は,下記のe-メールまでご連絡ください。
kenji.moriokai@shionogi.co.jp
【参加方法 ②】 当日のご参加(視聴)
開催時間になりましたら、gooブログの「北海道門脈圧亢進症研究会」へアクセスして、講演会のリンク先からご参加ください。
*途中参加・退出も可能です。
*スマートフォンからもご視聴可能です。(別途スマートフォン用のアプリのダウンロードが必要)

お問い合わせの方は,下記のe-メールまでご連絡ください。
kenji.moriokai@shionogi.co.jp

※1 初めてWebExを使用する場合は、簡単なインストール作業が必要な場合があります。(所要時間5分程度)
(参考)Webexマニュアル
https://help.webex.com/ja-jp/kwmj5eb/Join-a-Cisco-Webex-Event#id_17240
*医薬関係者(主として医師、歯科医師、薬剤師、看護師、診療放射線技師、
 臨床検査技師、臨床心理士等の医療専門家 (医学部・薬学部等の学生を含む)、
及び医療施設において医療に従事する職員以外の参加はご遠慮いただいています。



第31回北海道門脈圧亢進症研究会 2021.1.26 準備状況

2021年01月26日 | 研究会準備
第31回北海道門脈圧亢進症研究会
 2021年3月13日(土)午後2時から3時10分(予定)
特別講演をWebにて配信する形での実施を計画中です。
座長 札幌禎心会病院 消化器内科 高木秀安
《特別講演》
演題名 肝細胞癌治療と門脈圧亢進症
演者:東邦大学医療センター大森病院 消化器内科 臨床教授 永井 英成 先生 

閉会の辞 午後3時から3時10分
手稲渓仁会病院消化器病センター 辻邦彦

当番世話人:札幌禎心会病院 消化器内科 高木秀安
代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社
文責:川西 輝明

第31回北海道門脈圧亢進症研究会の2020年3月14日(土)延期のお知らせ

2020年02月23日 | 研究会準備
この間準備をしてまいりました。第31回北海道門脈圧亢進症研究会。
コロナウイルスの広がりを受けて、3月実施の本研究会を中止とすることといたしました。
来年2021年3月13日(土)の日程にて行う予定となりました。当番世話人は高木先生が引きつづき引き受けてくれることとなり感謝です。

第31回の北海道門脈圧亢進症研究会
日時:2021 年3 月13 日(土)13:30 ~ 17:30(予定)
当番世話人:札幌禎心会病院 消化器内科 高木秀安
代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦

共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社
演題や特別講演など決まってきた中での中止となり関係のみなさんには大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の上、今後ともよろしくお願いいたします。
代表世話人 辻邦彦
  事務局 川西 輝明 文責

第31回北海道門脈圧亢進症研究会 演題募集開始

2019年12月06日 | 研究会準備
 

 

第31回北海道門脈圧亢進症研究会
ご案内・演題簿異臭のお知らせ
日時:2020年3月14日(土)13:30~17:30(予定)
※世話人会:桑園メディカルプラザ3F 13:00~13:30 
会場:水色の木もれ陽研修センター
住所:札幌市中央区北11条西15丁目2-1 桑園メディカルプラザ3F

謹啓
時下、先生方におかれましては、ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、第31回北海道門脈圧亢進症研究会を開催する運びとなりました。
つきましては、会員皆様より多数の演題を下記要領にて募集させていただきます。
ご多忙とは存じますが、何卒よろしくお願い致します。
謹白

《演題・抄録提出期限》2020年1月31日(金)
《演題応募要領》   演題名、施設名、発表者氏名(仮名を振ってください)、
           共同演者名、抄録(800字以内)をメールにてお知らせください。
《演題・抄録送付先》 塩野義製薬株式会社 東京高輪オフィス 森岡 健二
 〒108-6315 東京都港区三田3丁目5番27号 
       住友不動産三田ツインビル西館15階
 TEL:03-5484-6310 FAX:03-3457-5761
 E-mail:kenji.morioka@shionogi.co.jp
《発表媒体》PC、もしくはフラッシュメモリをご持参ください。
(PCのOSをお知らせください。会場にはWindowsPCMicrosoft PowerPoint2016をご用意しています)
尚、今回は以下の先生に招聘講演をお願いしております。

《特別講演》 16:15~17:15(予定)
「進行肝細胞癌に対する新たな治療戦術と静脈瘤の対処」           
   演者:東邦大学医療センター 大森病院 消化器センター内科 准教授
                      永井 英成 先生

第30回北海道門脈圧亢進症研究会 大成功!

2019年03月10日 | 研究会 報告
 

 案内 地図   ←大きくみたい方はこちら

 

  ←大きく見たい方はこちら
第30回北海道門脈圧亢進症研究会 面白かったです。聞きながらのメモなので誤字脱字内容間違いあり得ること御了承下さい。
特別講演は動画で記録しています。研究会会員に限定公開になっていますのでご希望の方はコメント欄からご連絡下さい。

日時:2019年3月9日(土)13:30 ~ 17:30
※世話人会:桑園メディカルプラザ3F 13:00 ~ 13:30
会場:水色の木もれ陽 研修センター 会議室
住所:札幌市中央区北11 条西15 丁目2-1
桑園メディカルプラザ3F

総合司会:旭川医科大学 内科学講座病態代謝内科学分野 麻生和信
開会の辞
〈13:30-13:35〉
当番世話人 旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野 麻生 和信
麻生当番世話人からのあいさつ
第1回からの話しをしていただいた。
第一人者が集まって開始 平成元年からはじまった。など紹介もしていただいた。

Session1:門脈圧亢進症の病態・門脈血栓症
〈13:35-14:05〉
司会:旭川赤十字病院消化器内科阿部真美
1.薬剤性門脈圧亢進症が疑われた2症例
旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野岡田充巧
UFTからの肝障害 脂肪肝ベースの症例
CTでは2週間で腹水消失、軽度の脾腫 肝硬変は無さそうだった
胃の静脈瘤を認めた

MTXによるAMA陽性症例 この例も4型コラーゲン高い
利尿剤とアミノレバンLESと行った。
5ヶ月後は腹水消失CTで確認 静脈瘤も改善

腹水は少ないけど静脈瘤は出やすい 肝硬変ではないが
肝静脈閉塞が疑われたSOS

どの辺に薬が作用してなったか質問
機序については類洞内皮の傷害外割れてる症例もあるが、薬剤による線維化を起こすことで起きているのではないか。
線維芽細胞などに直接働いているなどの説 戻っているのが興味ある。

2.肝性腹水における脾硬度の検討
札幌共立五輪橋病院消化器内科土居忠
抄録の修正
治療抵抗性の数値がちょっと違った
脾硬度増大の要因
肝性腹水と脾硬度の関連
高度測定はアプリオ500シェアウエブ
腹水ありなしで検討
ロジスティック回帰分析
腎機能は治療抵抗性では低い
腹水治療反応は肝硬度は差がないが 脾硬度は治療抵抗性では高い傾向

脾硬度が上がる原因は
シャントが多いと門脈圧はあがらないのか脾硬度は上がっていない
門脈圧の軽盗難ではないかと思う

シェアウエブとりにくいのでは
ある程度なんとか測っている。

脾硬度と脾腫は関連あるか
大きさとは関連はないようだと大きければ高度が高いとはない
腎機能との関連は 無さそうだと思うと

食事の影響で肝硬度が変わるが 脾硬度も絶食で測っている。

3.当科における門脈血栓症に対するアンチトロンビン製剤の使用成績
北海道大学病院消化器内科 川岸直樹
危険性 血流低下での肝不全 腸管の虚血や壊死もありうる

まだ適応は明確ではない
血栓増悪や肝予備能の低下などを適応としてみていると
ATⅢ製剤も保険適応になった
50例で検討 6割がHCC合併
エドキサバンが半分切り替え時は増える傾向
8割で血栓縮小してる
今後の蓄積が期待される

オルガランと比べて優位性はあるだろうかと質問
出血が少ないのではないか起こしやすい人には有効ではないか
維持療法はどうか
5例中1例が完全消失してるが 添付文書は3コースまで
北大ではエドキサバンを追加してる。

オルガランは自前の力で溶かすようになってるATⅢはどういう機序で溶かすのか
同じ機序であると
dダイマーが3000とかあるとどんどん血栓ができている
時期が遅い人は低い傾向がある

維持療法でのエドキサバンは予備能低下や出血での低下が多いがどうなのか
20とか30と減らして使ってるがどうなのか
ずっと使っている、出血を繰り返してる人は投与中止してる消失後も長期に使っている人がいる
60はいなくて腎機能でやっているが30までくらい
ChildCではどうか 移植症例は使っている

Session2: 食道胃静脈瘤
〈14:05-14:35〉
司会:札幌センチュリー病院消化器科町田卓郎
4.当院における巨木型食道静脈瘤に対する治療
札幌厚生病院肝臓内科山口将功
2例の経験を報告
1例目80代女性 肝がん合併 進行胃がんもあった
オルダミンが停滞するかまず造影剤でうつしてみた50mlでも停滞せず無水エタノール1mL
寝ているがもぞもぞする2回入れたが溜まっていかない少し停滞
2回目は停滞も良好だった3回目3ヶ月後に行ったしっかり終わって縛って終わった
2例目アルコール性肝硬変
すごい太くてごろんとでていた
BRTOかなと放射線科で奇静脈から行くが屈曲ありなんとか入れて消失した

矢崎先生から2例目は
長谷川先生 マイクロバルン ロゴス 親カテからすごい手技

5.孤立性胃静脈瘤に対する治療成績の検討
旭川赤十字病院消化器内科阿部真美
BRTOの13例
待機予防10例 出血は3例
BRTO後にPDしてる人が1例
留置は40分としている

BRTO 30分留置からオーバーナイトが主流になっていることを話してみた

NASHの静脈瘤の発見のパターンはあるか、今回も初診であった

6.当院におけるヒストアクリルによる内視鏡的胃静脈瘤塞栓術
札幌厚生病院肝臓内科木村睦海
ヒストアクリルの保険収載 それまでは施設毎に取り決め
4800円 アロンアルファ1700円だった
210例おこなった
0.5ヒストリピ0.2CC 添付文書では62.5から75%
80%異常はみづらい
フラッシュ50%gluで
23Gにしてなるべくつまらないようにしてる。
1.1CCがカテに入るのでフラッシュ液が必要サンドイッチ法で行っている
注入後クッションサインがなくなって硬いことが確認
実際の注射中の手技の紹介 動画も交えて提示してくれていた 佐藤先生写ってた

その後増量して1回注入でしてる より簡便でやってた
渓仁会は針は23食道 21は胃
慣れると25で大丈夫そう
川西は25G ヒストとリピ 2対1
矢崎先生は あちこととんだがだいじょうぶだった 脳に飛ぶこともあり得るがかなりまれ
名古屋市立はがんがんいれてる10ml
飛ぶのを危惧する場合はワンショットで何度かやるがいいのでは
禎心会高木先生はツーチャンネルでバックアップしてた。
今はワンチャンネルになっていると

休憩
〈14:35-15:00〉
Session3:異所性静脈瘤・GAVE
〈15:00-15:30〉
司会:札幌厚生病院肝臓内科木村睦海
7.肝硬変に伴う直腸静脈瘤に対する内視鏡治療後の再発例の検討
札幌厚生病院肝臓内科巽亮二
70例の報告
51%が破裂例
食道静脈瘤既往が80%
F32が94%
初回治療はEISを全例に行っていた
再発は1年20% 2年40%
再破裂は19% 出血死はいなかった
肝機能が悪化するほど再発するのが早かった
RVの再発に寄与する因子
Childが一番

再発が出血でわかる事が多いと思うがフォロー間隔は
大出血は少ないのでニ年後とか
腹水例も多いので出血時対応もありかと思うと 模索中ではある
ChildCなら年に一回程度
カラードップラーで昔はしてた ニフレックは大量にしないでグリセリンだけでしたりしてた

8.直腸静脈瘤出血に対する内視鏡的静脈瘤結紮術後の再出血に外科的結紮術および内視鏡的静脈瘤硬化療法を施行した1症例
勤医協中央病院消化器センター(内科)古山準一
RVにEVLその後の追加治療はどうするか
ショックになった患者さん 残存部にEISが必要と思われた。

直腸のEISでバルンはどうするか
しないで使っている 抑えられない場合
夜間でなければ手で押さえてEISもありかな
脱肛の場合もあるし 静脈瘤もあるので
フードも有効
入れる範囲は 骨盤の高さまででとどめたいところ

9.抗凝固薬内服中に生じたGAVEに対する内視鏡治療の経験
旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野岡田充巧
肺動脈血栓、深部静脈血栓の症例 81才男性
EBL(EVLの手技)を施行
貧血の改善もあり

EBL何個くらいか 厚生DPCなのに16個かけた 二つ以上使うな 8個全部使う
APCを間で使う
佐藤先生が失血でAPCで間に合わなかったことがあったので


Session4:IVR・肝性脳症
〈15:30-16:00〉
司会:旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野岡田充巧
10.膵臓癌・門脈腫瘍栓による門脈圧亢進症に対して門脈ステントを挿入した2例
札幌センチュリー病院消化器科町田卓郎
症例1
本幹が詰まってた左側ではなかった
胃静脈瘤クッションサイン確認したら出血しちゃってと
1対1でつかった急いでたのもあって
腹水溜まって熱も出て
腹水を2リットルぬいてから門脈ステント入れてる

症例2 膵がんだが腹水は播種なし
胃がんでR−Yしてた 門脈ステント

抗凝固剤は入れる入れないはいろいろある
ケモのためにもPSEで血小板など増やした

左胃静脈はどうなっていたか

11.部分的脾動脈塞栓術(PSE)にてふらつきが改善した肝硬変症(自己免疫性肝炎)の症例
肝臓クリニック札幌川西輝明
結果から考えると脳症によるふらつきではなくて静脈圧の更新による骨盤症候群的な要素だったのかも知れない

12.Ceftriaxon Sodium Hydrate : CTRX による肝性脳症の改善
小林病院消化器科矢崎康幸
ウレアーゼ産生菌
尿路感染によるアンモニア血症は肝臓以外のところで有名救急とかも
ロセフィン 血中半減期も長い スルペラよりも効果があるとのこと
腸内細菌叢が変わったせいだろうと
2007年くらいから試してきてとても効果があった。

2012年の論文でBRTOとPSEで脳症が改善した報告
しかし合併症は多い長期効果も乏しい

投与を続けるわけにはいかないが終わった後どうでしょう
まったくあがらない人もいるし
リファキシミンに切り替えたらダメ立った人 戻したらよくなった

内服薬はダメ 腸のある領域をよくするが点滴の場合は徐々に放出されるからいいのだろう

投与量は 1gでも2gでもいいいのか
どっちでもいい感じ。
常在菌でいっぱいいる菌

内緒で特効薬として使ってきたが今回オープンにしたと肝臓以外で報告が多かったので肝臓で報告がないので報告した

胆汁排泄性ならいいのか
スルペラはまったく効かなかった
未変化体なのに効果あるのか、もろにありそう
でも他はダメだった。

休憩
〈16:00-16:15〉
《特別講演》16:15~17:15
「超音波で探る門脈圧亢進の世界\」
演者:愛媛大学大学院消化器・内分泌・代謝内科学准教授
廣岡昌史先生
超音波学会では高名な先生です
平岡先生と間違われる サルコペニアの問合せきたりする
教授から超音波をすすめられた
仮想超音波をやってきた
AZEからVINCENTにうつってきてるFuji
穿刺ラインの発案
日立さんだけが取り上げてくれた

USフュージョン法によるフィブロスキャン 本邦初公開これが一番聞いてもらいたいと

血小板低下症例への治療

1.肝臓・脾臓高度とHVPG
有る無しだけでなく程度も大事と
直接測定ができない
肝静脈圧測定法が残っている手技
閉塞肝静脈圧ー解放肝静脈圧で測定 血管造影が必要
これに変わる手技はないか
ALBIスコアと比較したデータ

抵抗として肝臓の抵抗、線維化だろう
脾臓も絡めて

肝硬度とHVPG
フィブロスキャン海外で圧倒的人気 相関8割前後となってるが
自験例は0.52と低い
どこを図っているかがわからないし

SWEだとわかるこれだと 0.6くらいの相関 これが本当でないかなと

最初日立のRTE ストレイン
これでも0.6弱 肝臓では限界があるなと感じた
海外がなぜいいのか理解できない。。。

それで次、脾臓の硬さでやってみた ストレインエラストでやってみた
脾索があってその辺に細かい繊維が沈着してる

亢進症があると脾臓は硬くなってる青っぽくなってる
肝臓より相関がよかった相関が0.8を超えた
肝臓より組織が均一だからと言う仮設がある

容積は関係無かった いろいろ検討して脾臓の硬度が一番よかった

HVPGの10と12mmHgで検討
静脈瘤の予測もまずまずよかった

特許とってる
HVPG=
脾臓の硬さが本当に繊維なのかとよく聞かれた
久留米の病理の先生が解決してくれた
脾洞の長さうっ血の具合が一番影響していた
繊維も大事だがうっ血が大事なんだと

この理屈から行くとSWEの方がより適切なのではと

TE(フィブロスキャン)もpSWEと2DSWEでしてるがどれも変わらない
1番力入れてるのはTE 海外で認知度高いが脾臓の大きさだと不安

USフュージョン法によるフィブロスキャン 本邦初公開
皮下脂肪が厚い人でも数値が出る
実質組織に当たっているかが評価できる必要
USフュージョンを使えば当たっているかがわかる。

前回のエコーの再現をするのがUSフュージョン
プローブの所につけるセンサーの位置が大事
フィブロスキャンだと中に入れないとならない
工夫した 近くにつけると安定しない、3Dプリンターでアダプターを作った
位置を一致させられるようになった

成功率がアップ 失敗回数が減る
脾臓容積200ml小さい方だとさらに差が出る

48kPa以上だと内視鏡でチェックというのがあるが本当なのか検討してる

エラスト以外のマーカーは
容積、SI(Spleen index脾臓指数)、3DSI相関よくなかった

血小板低下について
血小板輸血は5万がガイドラインだがなるべくしないようにしてる副作用が結構あるので
値段も高い

三分の二は脾臓で補足される 200を体重で割った分があがる
実際門亢症があるとほとんどあがらない
肝硬変の患者へ適応が有るだろうかと思って血小板輸血で検討1日で元に戻るし1万くらいしかあがっていなかった

脾腫が200mlこえるとあがらないことがわかった

脾摘は著明にあがる
よく20単位でやってるが10単位だったらほとんど聞かないと思う。

門亢症はトロンボポエチンを第一選択にする方がいいだろうと

血小板輸血は何度か使うとこうかが余計減る、ムルプレタはそういうのもない

ムルプレタも増えない人がいる
脾容量が増えると増えにくいという話しもあるが違うという話しもある
自験例では増えにくいが輸血よりはいい

脾臓の硬度について質問
腹水の方はどうか 腹水と脳症についてだしてみたら相関はいい 0.85くらいの相関がある
BRTOの治療後はどうか バラバラだったのでなんとも言えないうっ血だけでなく線維化の絡みがあるのかも知れない

脾臓でのトラップ以外に破壊の方も早いのではないか下がるスピードが変わるか
あまり変わらない印象はあるが検討していきたい

脾臓のうっ血だが肝臓のうっ血を判断する画像診断はあるか
一番は血流診断だろうと静脈波形など うっ血でSWEはかなりあがる
日立はストレインは線維化の硬度でSWEは繊維とうっ血なのでその差をとるとでるのではないか

肝硬度と脾硬度両方調べて うっ血の方が強いぞってのがわかる指標
両方があがるとうっ血だろう

USフュージョンは画期的な発想だと思った
GEに言っては見たが、海外では健診扱いなのでおかしい発想と思われるのが難しい

閉会の辞
〈17:15-17:30〉代表世話人 手稲渓仁会病院 消化器病センター 辻 邦彦

代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
当番世話人:旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野麻生和信
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社

第30回北海道門脈圧亢進症研究会 2019年3月9日開催 演題 特別講演決定

2019年02月19日 | 採用演題
 

 案内 地図 ←大きくみたい方はこちら

北海道門脈圧亢進症研究会
第30回北海道門脈圧亢進症研究会を開催する運びと
なりました。昨年に続き水色の木もれ陽研修センターにて行います。

日時:2019年3月9日(土)13:30 ~ 17:30
※世話人会:桑園メディカルプラザ3F 13:00 ~ 13:30
会場:水色の木もれ陽 研修センター 会議室
住所:札幌市中央区北11 条西15 丁目2-1
桑園メディカルプラザ3F

総合司会:旭川医科大学 内科学講座病態代謝内科学分野 麻生和信
開会の辞
〈13:30-13:35〉
当番世話人 旭川医科大学\b0内科学講座病態代謝内科学分野 麻生 和信
Session1:門脈圧亢進症の病態・門脈血栓症
〈13:35-14:05〉
司会:旭川赤十字病院消化器内科阿部真美
1.薬剤性門脈圧亢進症が疑われた2症例
旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野岡田充巧
2.肝性腹水における脾硬度の検討
札幌共立五輪橋病院消化器内科土居忠
3.当科における門脈血栓症に対するアンチトロンビン製剤の使用成績
北海道大学病院消化器内科川岸直樹
Session2: 食道胃静脈瘤
〈14:05-14:35〉
司会:札幌センチュリー病院消化器科町田卓郎
4.当院における巨木型食道静脈瘤に対する治療
札幌厚生病院肝臓内科山口将功
5.孤立性胃静脈瘤に対する治療成績の検討
旭川赤十字病院消化器内科阿部真美
6.当院におけるヒストアクリルによる内視鏡的胃静脈瘤塞栓術
札幌厚生病院肝臓内科木村睦海
休憩
〈14:35-15:00〉
Session3:異所性静脈瘤・GAVE
〈15:00-15:30〉
司会:札幌厚生病院肝臓内科木村睦海
7.肝硬変に伴う直腸静脈瘤に対する内視鏡治療後の再発例の検討
札幌厚生病院肝臓内科巽亮二
8.直腸静脈瘤出血に対する内視鏡的静脈瘤結紮術後の再出血に外科的結紮術および内視鏡的静脈瘤硬化療法を施行した1症例
勤医協中央病院消化器センター(内科)古山準一
9.抗凝固薬内服中に生じたGAVEに対する内視鏡治療の経験
旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野岡田充巧
Session4:IVR・肝性脳症
〈15:30-16:00〉
司会:旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野岡田充巧
10.膵臓癌・門脈腫瘍栓による門脈圧亢進症に対して門脈ステントを挿入した2例
札幌センチュリー病院消化器科町田卓郎
11.部分的脾動脈塞栓術(PSE)にてふらつきが改善した肝硬変症(自己免疫性肝炎)の症例
肝臓クリニック札幌川西輝明
12.Ceftriaxon Sodium Hydrate : CTRX による肝性脳症の改善
小林病院消化器科矢崎康幸
休憩
〈16:00-16:15〉
《特別講演》16:15~17:15
「超音波で探る門脈圧亢進の世界\」
演者:愛媛大学大学院消化器・内分泌・代謝内科学准教授
廣岡昌史先生
閉会の辞
〈17:15-17:30〉代表世話人 手稲渓仁会病院 消化器病センター 辻 邦彦

代表世話人:手稲渓仁会病院消化器病センター辻邦彦
当番世話人:旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野麻生和信
共催:北海道門脈圧亢進症研究会・塩野義製薬株式会社