北海道言友会 公式ブログ

吃音者(どもる人)でつくるセルフ・ヘルプ・グループ 北海道言友会

2015年7月18日(土)室蘭例会に参加して ~いつものカレー いつものメンバー いつものお店~

2015-07-28 09:46:22 | 活動報告
 室蘭で有名な食べ物は焼き鳥とカレーとウズラの燻製って、私だけのランキングでしょうか?焼き鳥とカレーラーメンは全国的に有名ですが、私はネパールカレーのお店、ルンビニに通っています。皆さんもきっと「○○はここ」って決めているお店ってありますよね。ここ数年、室蘭例会の日のお昼はルンビニのカレーって決めてしまいました。理由はおいしいから。特に豆のカレー(ダル・カレー)が美味しいなと思っています。
 そしていつものメンバーとの例会。肩肘張らずに本音で吃音について語り合えます。今回は、児童の吃音治療の根拠ってあるのかというのが話題になりました。また、吃音がありながら働くことについても。
 児童の吃音治療については、道内には様々な立場の方々がいらっしゃることを承知しています。吃音の直接的な治療や指導はしない。保護者への指導はするが本人への指導はしない。吃音そのものの指導はしないが、心理的なアプローチはする。吃音の話し方、心理面、保護者への指導を積極的に行う。グループ指導を行う。これだけだと思っていましたが、最近になって「吃音は指導対象外」だという立場のことばの教室があることも知り、愕然とました。
 それぞれの立場にたぶん根拠はあると思うのですが、一番大事なところが欠けているように感じることが時々あります。それは当人の思いとは別に担当者や医師・言語聴覚士の判断で全てが決まっていることがあるということです。これってなんかおかしくないですか?
 今回の話題「児童の吃音治療は有効かその証拠は?」という疑問はいつでもあるし、それに応えることは必要だと思います。「その子によって、必要な支援は変わる」というのが私の考え方です。幼児期の発吃間もないころならモデリングが有効でしょう。就学してからは話し方への直接的アプローチを導入することが子どもの安心を育てるでしょう。小学校高学年から中・高生になると周囲への適応を強く求める時期になるので社会的な面のアプローチが大きなことになってくるでしょう。
 吃音指導・治療は「話し方への直接的アプローチ」だけに限られたものではないと思います。しかしそれが無くなると、子どもや保護者の「その時」のニーズに応えるという面からも、子どもの将来を見据えた指導・治療という点からも勿体ない時間を過ごしてしまうことになると思います。
 ある幼児は話し方のモデリングをすることだけで、1か月で話し方が楽になった子がいます。ある子は入学前から3年くらいかけて徐々に楽に話せるようになり、吃音が消失しました。ある高学年の子は自分の話し方を客観的に捉え、どのように話す事に挑戦していくかを理解し、楽に話せるようになったと同時に安心して小学校を卒業して行きました。今まさに自分の音吃音に挑戦中の子等もいます。保護者も私達もその子等にちゃんと向き合うことが必要だという点が共通しています。
 さて、交流会の終わりはいつもの寿楽というお店。今回はおいしい“蕪のキムチ”に出会いました。ご主人の腕が、蕪の持っている甘さとキムチの旨辛さを互いに引き立てあう一品を仕上げていました。そして仕事上のこと家庭のことを色々と話し合いました。次回は9月の交流キャンプと室蘭例会だねと確認して帰途に就きました。 (とど)
  全道吃音交流キャンプ レッツ・キッツ・コント!2! 9月12・13日(土・日)
  室蘭9月例会 9月19日(土)
   午後3時~4時:吃音相談会、4時~6時:吃音勉強会、6時~:交流会
                            
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マンデーナイト吃音カフェ報... | トップ | 第3回吃音交流キャンプ レ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

活動報告」カテゴリの最新記事