何遠亭

未だ之を思わざるなり、
夫れ何の遠きことか之有らん
          孔子の論語より

『頭文字D THE MOVIE』 20050922(THU)

2005年09月23日 03時33分31秒 | 映画
ようやく観て来ました~

藤原拓海は父親の手伝いで、車で豆腐の配達をしている。
父親は昔”秋名最速の走り屋”と云われたが、結婚を機に走り屋を辞めた。
だが、自分譲りの血と才能がある事を見抜いた彼は、息子に豆腐を運びばせる事で、
密かに走りの英才教育を施していた。
ただ秋名峠を走っているだけだった拓海に、走り屋達が注目し始める・・・。

原作も知らないし、走りにも興味は無いのですが、『インファナル・アフェア』のスタッフ、キャストも
沢山関わってるって事で、観に行きました。
個人的にはアンソニー・ウォン(黄秋生)と、ちょこっとショーン・ユー(余文楽)目当てでした
ショーン君は、格好良く出て来た割に余り目立たなかった気がします。
後半、皆と一緒に喜んでる姿が最初のイメージと違うし・・・。
アンソニー父さんは、ネットで色々見てると「アル中DVエロオヤジ」とか云われてて、心配してましたが
思ったよりそんな気はしませんでした。奥さんがどうして出て行ってしまったかは解らないけど、
何処か寂しそうな部分も感じられたし、走りの事になると俄然ギラギラしてくる所は素敵でした。
父子のやり取りも良かったです。さり気無いウィンクがたまりませ~ん
作務衣も、皮ジャンにジーンズも似合うしっ。やっぱオヤジ好き
拓海役のジェイ・チョウ(周杰倫)も、一見乏しいようで、微妙に変わる表情が
日本人一人で頑張ってた鈴木杏ちゃんも可愛かったです。
男だらけで走りの話に絞っても、それはそれで面白い気もしますが、
杏ちゃんが絡む事で、拓海の甘くて苦い青春ストーリーにもなってるかなと。
でも、どうして援交してたんでしょう・・・。原作読めってか

アンソニー父さんは別として、役として一番格好いいのはエディソン・チャン(陳冠希)かな。
何だかやんちゃっぽいイメージが強いので、ちょっとオトナな感じがしました
(去年『インファナル2』で来日した時のTVの特番で、ショーン君とエディソン君が「ショーンです」「エディソンです」って
日本語で挨拶して、若手漫才コンビみたいだったのが未だ忘れられません
ジョーダン・チャン(陳小春)は一見岸谷五郎さんに見えましたが、迫力ありました。
走りのシーンも、リアルな感じでドキドキしながら楽しめました。
ドリフトじゃなくて雪の日に横滑りはした事あるけど、それだけでもすっごい怖かったなぁ・・・

と、思っていたよりも(笑)映画には満足しました
ただ、やっぱり日本語吹替えはどうも・・・
日本の漫画が原作で、日本が舞台だけど、役者さんは日本人では無いし、『インファナル』で
広東語喋ってるのを何度も観てるので、どうしても違和感が・・・
も少し字幕版増やして欲しかったです。
チャップマン・トー(杜汶澤)の声、山口勝平さんだったと思うんですけど、最後まで馴染めなくて・・・。
あと気になったのは、藤原家の襖でしょうか。旅館みたいで。
お相撲さんの人形は、貰ったのかなぁ、それとも買ったのかなぁ・・・などと、ふと
まぁいいけど。

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