何遠亭

未だ之を思わざるなり、
夫れ何の遠きことか之有らん
          孔子の論語より

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月岡芳年『月百姿』展@栃木県那珂川町馬頭広重美術館

2016年09月18日 12時49分38秒 | 世に棲む日々


『月百姿』は芳年の晩年の作品で、まさに月をテーマにした100枚。
6月にお墓参りに行って、「あなたの画が沢山観たいです」とお願いしたのを聞き入れてくれたのか、
中でも観たいと思っていた『月百姿』のすべてが前後期で観られると知った。
行く気満々でアクセスを検索したら、この美術館…というか、この美術館のある地域の交通の便が悲しい位悪く、最寄駅の氏家駅から24キロ。バスで50分位。しかも一日片手にさえ余る~位しかバスがない。
7月に前期に行った時にうっかりそのバスに乗り遅れてしまった。
次のバスまでは2時間ちょい。タクシー代は電車賃より遥かに掛かる。という訳で、とりあえず次のバスに途中で追いつかれるまでと、ipod片手に約3時間。12キロ位を歩いた。
後期ではそんな轍は踏むまいぞと、早起きしておにぎりまで作って氏家駅に向かったのに、
土日はさらにバスが少なくなっており、乗ろうと思った便は運休。次のバスまで2時間半以上…。
結局また同じ事に。(途中、道路に転がってる栗拾いに夢中になり、結局前期と同じ所からバスに乗りました(笑)
両日お天気も良く、風も気持ちよく、思ったよりも暑くなくて気持ち良くて、歩くのが目的ならば満足な一日だったでしょう。
帰りのバスも当然本数が無いので、結局美術館にいられたのは往復に掛けた時間の5分の1で1時間もなかったのですが、足を運んだ甲斐は十分ありました。


美術館外観

数枚は太田記念美術館などで観た事もありましたが、100枚全てを観られるなんてなかなか無い。
前期では下絵(月百姿とは別の画)も1枚だけあって、それがまた凄い迫力。
一枚一枚、嫋やかであったり、悠然であったり、ロマンチックであったり、
ユーモラスなものもあれば、不気味な予感を漂わせるものもあり…
そんな様々な物語をみつめる月がいて、そよそよと渡る風を感じる。
芳年さんはどんな気持ちでこれらを描いていたんだろう。
血みどろ絵と呼ばれるような凄惨な画も沢山描いて来たけれど、『月百姿』にはそんな画はない。
これを描いている時は心穏やかでいられたのだったらいいな。
画本は現在は絶版。今度は古本屋街を歩き回ることになりそうな予感(笑)
(ネットでは全作観る事が出来ます)


今回の展示が無ければ、こちらに来る事も生涯無かったと思います。
美術館は有名な建築家のデザインで、周辺の舗道も綺麗に整備されていて、近くには温泉地もあり、
名所も幾つかあるようですが、車が無ければ行けそうにない。残念。


土曜日のお昼過ぎなのに人気がない…(⌒-⌒; )


橋の袂に立っていた馬の像。地名の由来に関係しているのかな。
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