考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

マスコミの変貌の息吹と進化形

2005-03-20 00:46:17 | 商売
フジテレビVSライブドア・・・次から次へと勉強になりますね。
両社のビジネスとしての勝敗はともかく、「マスコミ」「商売道具としてのコンテンツ」に大きな変化が訪れていることは間違いないでしょうね。
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さて、みなさん、ハローです。ホディです。
いざブログを始めてみたものの、さて何を書こうかと
そもそもブログを始めるきっかけとなった磯崎哲也氏のブログを読みながら、これだけの情報や解説・有識者の感想が、無料でかつタイムリーに得られることに注目しました。

※ここでは「マスコミ」とは“多くの人にニュースや出来事を伝えたり解説すること”の意味で主に使用しています。

<マスコミの変貌の息吹>
優れたホームページやブログなどのインターネットの充実は、情報の流れ(マスコミ)の変化が大きなウエーブとなって押し寄せている第一波なんでしょう。
新聞や雑誌が紙に印刷する前に、インターネットでは情報発信され磯崎哲也氏のような知識者が新聞記者以上の解説を加えている。このままじゃぁ“読みやすく目に優しい”だけの紙媒体となってしまうような気がしています。
※早起きの自分は時々配達の遅れる某新聞に不満を感じています。そう言いつつ、新聞をやめる気はまだないんですが・・・

<多様化と専門化>
新聞や雑誌などの記事の内容も、幅広くまとめられている良さは感じますが、みなさんの感じ方はどうなんでしょう?
現在のマスコミの中心的な媒体(新聞や雑誌などの紙媒体のみならずテレビやラジオなどの映像・音声媒体も含む)は確かに記者の優れた頭脳&優れた情報収集力を持ってはいるものの、世の中に広く散りばめられた専門家・有識者・知識武装した素人が様々な角度からすばやく咀嚼して情報を発信するインターネット媒体 ― この時代の流れに乗った一種の新たなマスコミ ― によって隅に追いやられる日も近い気がしています。

<マスコミの進化形>
しかしながら、紙媒体マスコミは長年テレビという映像媒体と並存してきたにも関わらず、本当に隅に追いやられるのか?紙媒体特有の読みやすく目に優しいメリットが打ち勝つのか?
きっとテレビが大きく普及し始めた時は、同じように紙媒体の終焉は語られたんでしょうね。。。
自分もそうですが、紙媒体マスコミが隅に追いやられることは、多くの人この場に及んでもは信じられないと思います。
ただ、時代の流れでいろいろなものが今まで以上に多様性・専門性を高めてきていることは自明ですし、すべての多様な物事に専門的に対応しきれるだけの人材を一企業であるマスコミが抱え、その情報をタイムリーに発信することは難しいと考えます。
早ければこの2、3年でマスコミ媒体の進化が顕著になってくるでしょうね。
どうなるんでしょう???みなさんはどう感じているものなんでしょうか?

<情報はただなのか?>
「水と安全はただ」とは、イザヤベンダサン氏の有名な著書『日本人とユダヤ人』に述べられている日本人の特徴ですが、水も安全も有料化になりつつある中で、情報はただになるのか?
無料で配布されてるフリーマガジン・R25が顕著な例だと思っていますが、各種ホームページ・ブログといい、“情報を入手する側”は「情報はただ」となる風が吹き始めていることは事実でしょう。
その反面、“情報を発信する側”の企業(まさにマスコミ)は“情報を入手する側”以外の誰か(何か)から代金をもらう方法を今まで以上に考えないと利益を挙げつづけなければならない宿命により淘汰されてしまう・・・無料で情報を発信する専門家・有識者・知識武装した素人が絡むので更に話はややこしく・・・
現在の中心的なマスコミ媒体は衰退の道を歩み始めていると思ってしまいます。

だからといってマスコミが必要ではないと思っているわけではなく、時代に合った進化した姿で生き残っていくことは間違いないでしょう。(そこではインターネットを得意とする企業が大きな鍵を握っている。)
どんな進化した姿を見せるかと考えると・・・
情報がこれだけ氾濫する世の中、インターネットに掲載されている情報は何でも良いわけであるはずはなく、何が信頼できるかの判断は全て自己責任となっている。
そんな時代にはきっと信頼できるホームページ・ブログなどを推奨・監修するような、そんな場を提供する企業が出てくるでしょうね。(現在の新聞や雑誌が多くの記者からの記事を掲載することを発展させたイメージを持っています。)

だらだらと書きすぎました。この続きは、「商売道具としてのコンテンツ」についてとして今度書きます。


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このようなマスコミの変化が、ライブドアの堀江貴文社長の大きなチャレンジの戦局勘の根拠なんでしょうか?
ボクの勉強不足のせいですが、今一つ堀江社長がニッポン放送やフジテレビに固執する理由が判りません。
コンテンツ制作力が欲しいということでしょうか?媒体としても魅力を感じているということでしょうか?
両社の経営支配に対する勝敗の決着後も、どちらにしてもなかなか目の離せない面白い展開ですね。


☆☆☆今日の出来事☆☆☆
朝から百草園(もぐさえん)のを見に行きました。
百草園は東京都内でも有数の梅の名所だそうです。
あいにくの肌寒い曇り空でしたが、はこういう天気に合いますね!
(去年は3月にもかかわらず雪でした。と雪のコントラストは更に「いとをかし」です。)
携帯カメラにつき写りが悪い(もちろん技術も悪い!)ですが、家族サービスの証拠として写真を載せておきます。


「京王百草園」

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