考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

論語とソロバン

2005-09-23 23:28:59 | 

久しぶりにゆっくり寝たら、体が軽くなりました。
朝もゆっくり、昼も十分過ぎる昼寝で・・・“寝貯め”はできないとよく聞きますが、睡眠を取り戻すことはできるのでしょうか・・・
やはり睡眠は健康の基本ですね~。

夜はテレビで「芸能人格付チェック」を笑いながら見てました。
“一般サラリーマン”のボクらよりも裕福な生活をしているであろうこれだけの“有名芸能人”が、なかなか値段の高いモノを当てられないんですね。
要は、ボクらは情報などの先入観もいっしょに味わったり、聴いたり、見たりしているということでしょう。
良いもの、悪いもの、なんて感じ方ですから、人それぞれ。一流も二流もないと思いますね~。欲張って高いものを買うよりは、安いものでも自分たちの感じ方次第で満足できるんだろうなと、こういう番組を見るといつも思います。
値段を知らされずに、雰囲気の良い場所で、リラックスできる家族や仲間といっしょに楽しめれば、ヒトの五感は「良いもの」だと判断するんでしょうね。

ニュースでは「リタ」。アメリカでは、再びハリケーンの恐怖です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000055-mai-int
ルーマニアでも大雨、インドでもサイクロンだそうですが、最近は自然の脅威を感じるニュースが多いですね。
それにしてもカトリーナ後のニューオリンズや、今のリタ襲来前の様子・・・ヒューストンなどのゴーストタウン化しつつある大都市と逃げ惑う住民の映像を見ると、“先進国”って何が先進なんだろう?と感じています。

みなさん、ハローです。ホディです。
さて、日経新聞朝刊に「やさしい経済学―ニッポンの企業家」で渋沢栄一さんについての連載が始まっていますが、ボクも偶然に渋沢栄一さんについての本を読み終わったところでした。
童門冬二さんの『論語とソロバン』です。

この本の紹介文です。

"人間愛の理念"に裏打ちされた資本主義社会であった。渋沢が終生にわたって標榜した「士魂商才」「論語(道徳)とソロバン(経済利益)の一致」の思想は、この時萌芽したといえる。帰国後の渋沢は新国家建設に邁進した。大蔵省の組織改革、株式会社・銀行の設立と育成、さらに社会福祉、教育、国際交流…。渋沢にとって私利は即ち利他(他を利する=利益還元)であり、一貫して公益の追求者であった―。

尊皇攘夷の思想、一転して幕府への士官、パリへの随行、幕府の崩壊、静岡での起業、明治政府での官僚経験、銀行等の設立、社会貢献・・・明治維新という大きな世情の変化のなかで日本の資本主義を作り上げた方です。裕福だったとはいえ、農家の出身だったこともあり、“士農工商”といった身分制度への反発なども基本的な考え方のひとつなんでしょうが、この本で大きく取り上げられていたのは「論語と算盤の一致」です。

「経済と人の道の一致」

儒教でいうところの、私欲を満たすために権謀術策だけでおこなういとなみは「覇道」であり、仁と徳によるいとなみは「王道」。経済運営には「王道」が必要だという考え方です。

いつものように少し引用します。

個人の仕事でも会社の事業でも、天運よりは、人の和が大切である。人の和さえあれば、よし逆境に立っても成功するものである。
ここにいう和とは、四つの用件を具備せねばならない。
第一、志操の堅実なること。
第二、知識の豊富なること。
第三、勉強心の旺盛なること。
第四、忍耐力の強固なること。
この四つを具備し、而して和を得れば天の時も地の利も、顧慮する要はなかろう。

そして経済には「国民を安心させるような考え方」がその底に存在する必要があると・・・

中国の古いことばに『経世済民』というのがある。
意味は、「乱れた世の中をととのえ、苦しんでいる民をすくう」ということだ。
この中から『経』と『済』という字を取って、『経済』と呼ぶ。
経済といえばすぐ銭勘定のことだと考えがちだがそうではない。
前提として「乱れた世の中をととのえ、苦しんでいる民をすくう」というヒューマニズムがある。

業績的にはバブルも克服した感のある昨今ですが、人を活かすという意味では個人的には不安を感じています。
最近は多くの企業が用いる「人財」。果たして本当に「財」として考えているのでしょうか?

企業の業績向上という大きなアドバルーンの前での雇用調整、成果主義の中での時代を担う人の育成、日本社会の少子化の流れ、階層化社会、ゆとり教育の弊害の懸念・・・
「企業のあり方」と「企業に関わる人のあり方」のバランスが問われ始めていると思います。

甘いと言われそうですが、「人財」・・・「人の和」とか、「社会貢献」とか・・・そんな“銭勘定”にとっては何もならなそうな考え方がこれから大事になるだろうなと感じる三連休の初日でした。

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4 コメント

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王道を (ゆう)
2005-11-01 18:40:42
覇道と王道については、まさにそのとおりですね。

最近のIT系企業のオーナーにも見習って欲しいですね。
re:王道を (hoddy)
2005-11-01 22:28:20
ゆうさん、コメントありがとうございます。



今こそ「王道」を!と思いますね~。コトバだけの社会貢献ではなく、本業の中で本当に社会に貢献することを会社は実践していかないといけないと思っています。



蛇足ですが、ゆうさんの記事にもコメントさせていただきましたが、個人的には一方的にITなどの新興企業だけを否定するのは少し気が引けています。。。

お金の力で攻め込まれている企業には「論語の精神」があるのでしょうか?何を守りたいのでしょうか??

そう思うと、どっちもどっち???

コメントありがとうございます (ゆう)
2005-11-02 11:21:25
今回はIT系の新興企業に焦点を当ててしまいましたが、仰るとおり新興企業に限らずの事象ですね。

そういう意味では、経営に携わっているかどうかに関わらず社会人の基本軸として論語の精神をしっかりと身に付けておく必要があると思います(勿論、私も含め)。



・・もしかすると、論語の精神というより先ずは躾のレベルから?

(^v^) (hoddy)
2005-11-02 21:36:32
ゆうさん、コメントありがとうございます。



最近、精神論とか、理想論とか、あまり歓迎されない風潮ですよね。ボクは、やはり根本となるのは精神論であり、理想論なのかなと感じています。

どちらにしても「社会人の基本軸」をしっかり持ちたいですね。

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