無駄無駄庵日記

釣って釣られて釣れ釣れ日和。
無駄を重ねて日が暮れる。

メバルの半夜~~留連

2010年07月31日 | 無駄無駄庵日記

このところメバルの半夜釣りに須磨の純栄丸に出かけているのですが、ボクラが行く度に来ている方がおられます。常連さん、といえばそうなのですが、必ず顔を合わせるので、ひょっとしてと、お話をお伺いすると、「船が出る日は船に乗る。家にいると退屈を持てあます。釣れても釣れんでも、船に乗る」、、、、そんな清い返事が返ってきました。お名前を澄川さん。想像ですがお歳は八十歳ぐらい。

7月20日。半夜のメバル狙いで坂本さんとやはり純栄丸に行って来ました。とうぜん澄川さんとお会いし、釣り座が隣り合わせになり、先のようなやりとりとなったわけです。

 
  
澄川さんです。この日は南風が思ったより強く船がよく揺れました。それでも5mぐらいの磯竿を巧みに使って、このメバルは日が暮れる前にシラサエビで釣られたもの。27cmぐらいかな。座っておられるのは右舷のトモ。ココが澄川さんの定席。シルバーシートとなっています。

さて、常連さんという言い方をしましたが、いくら頻繁に来ても船が出るならワシも来る、そんな方は常連を超えて、そう、留連(りゅうれん)、居続けという云いかたがピッタリではないでしょうか。「それでもな、3~4日続けて来ると、船長が明日は休みなはれ、などと殺生なことを言よる」と寡黙な方ですが、にこやかにぼやいておられました。

澄川さん、いろいろお話を、そして写真を撮らせて下さってありがとうございました。この日はいつもと違い暗くなってからの喰いがイマイチでしたが、まあ、こんな日もあるのでしょうね.

クラブにも「釣って良し釣れなくて良し、われ友を得ん」をモットーに釣りを楽しんだ大先達がおられました。いずれ、飄々と淡々とした釣りの姿勢には学ぶべきところが多くあります。また、よろしくお願いします。

 

 

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

室戸岬のオコゼ釣りは心残り

2010年07月29日 | 無駄無駄庵日記

ハリスは8~10号。ハリはネムリの18~20号。テンビンの先から2mほどハリスを取って、ハリ数は3本。オモリが150号。水深は170m前後。エサはヒイカ、イワシ、サバの切り身、イカの短冊などなど、、、、、そんな仕掛けで室戸のオコゼを狙って来ました、と久保さんから釣行写真が届きました。(構成、写真解説は南村)

7月17日、午後9時に大阪を出て、途中の釣り具店でエサや道具を補充しながら、明石海峡大橋、鳴門海峡大橋を渡って、室戸の港に着いたのが18日の午前2時30分。しょぼしょぼと降っていた雨も釣りはじめるころには上がっていました。

       
                   

      
お世話になった望美丸です。メンバーは和田さん、森崎さん、宮定さん、久保さんの4名。

           
エサのヒイカとイワシです。ヒイカはオコゼに効果があるのですが、仕掛けを降ろす途中でクルクルと回り、仕掛けに絡むことが多かったので、主にイワシ、やイカの短冊で釣ったとのことです。
      
台風銀座で知られる、室戸岬。国の名勝および、室戸阿南海岸国定公園に指定されています。
               
1899年に初点灯された、室戸岬灯台。日本の灯台50選に選ばれた白亜の灯台です。

と、まあ、そんな景勝地ではありますが、今回はオコゼ釣り。オニカサゴと呼ぶこともありますが、和名はイズカサゴ。朝一番は岬寄りで釣っていたのですが、喰いが渋いので、沖へと移動することにしました。

      
すぐに森崎さんに良型、40cmほどのきました。エサはイカの短冊の他に赤のタコベイトを付けています。目立ってナンボの精神です。実際、ケミホタルや集魚ライトを使ったりすることがありますから、、、、
とかなんとか思っていると、抜かりなくケミホタルも付けています。さすがですやん、、、、。

           
で、彼はこんな魚も釣りました。地元ではオナガと呼ばれるハマダイ。フエダイ科の魚で成魚は1mに達するとか。かなりの高級魚、美味しい魚として図鑑などに紹介されています。

        
久保さんです。この日はあまり調子が出なかったようですが、オコゼです。

    
                 
    
和田さんです。オコゼはガシラと違って最後まで抵抗し強い引きを楽しませてくれます。これもいい型ですね。取り込みの写真をアップにしてみてください、真に迫ったというか、わわっ、わわっ、というか、なんとも言えない表情をしています。

さて、釣り初めてすぐに久保さんに30cmほどのが来たようですが、その後音沙汰がなく、釣果は25cmが2匹。30cmのが3匹。そしてなぜかミズダコのオマケ付き。他のメンバーは好調に10匹ほど釣り上げ、久保さんにはちょっと心残りな初の室戸のオコゼ釣りであったようです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

オールナイトで、シロイカ

2010年07月27日 | 無駄無駄庵日記

「オールナイトで釣るねん、シロイカを」
「なんぼぐらい釣れるやろ」
「楽しみやなあ」
「眠たいやろなあ」
「ぎょうさん釣れたら、持って行くわ」

などと云ってシロイカ(ケンサキイカ)釣りに出かけた橋本さんからその顛末が届きました。

          
行き先は、若狭大島の金録丸。大きな船ですね。集魚灯もたくさんついていて、期待充分ですやん。

出船は7月18日、午後5時。常神岬のポイントまで1時間20分ほど。日が暮れると同時に集魚灯に灯りが点り、釣り開始です。水深が60m。底から20mほど上がイカの遊泳層とのこと。オモリ60号。豊後スッテの3号を5~10本セット(スッテの数は技量と物欲によって違ってきますが)してゆっくりと巻き上げてゆきます。

      
華山さんです。リールをスローで巻きながら竿先の変化を見つめています。イカがノレば竿先がグンとお辞儀をします。 オッ、ひとつ付いた。またお辞儀して、これで二つ目、三つ目と、竿先のお辞儀の角度が深くなるのですが、、、、、でもこの日はイカのノリが悪かったようです。     

                 
華山さん、まずは1パイ。ケンサキイカです。どんな釣りでもそうですが、1という数字から釣果が始まるのです。

この日のメンバーは6名。相客を入れると14~5人。この釣りはイカのタナを探ることが大事ですから、仲間が多いほど情報が密になります。
ただし、タナが安定しているといいのですが、そうでない場合は「30mで乗った」「いや底の方や」などと各人まちまちの情報が入り、それに振り回され、右往左往するだけということも起こり得ます。

          
浅井さん。いいケンサキですね。20杯ほど釣って、彼がこの日のトップ釣果。そういえば、この前舞鶴へタイ釣りに行ったとき、「大阪で買うよりかなり割安ですねん」と豊後スッテをあれこれ買い込んでいました。

と、ここまで書いて、橋本さん自身の情報がありません。ボクもイカのお裾分けを期待しているのですから、橋本さぁ~ん、どうですかああ~。

あれまっ、アカンかったようです。お祭りと仕掛けのトラブルで少しずつ、少しずつ戦意を無くし、ついに夜明け。なんとか一睡もせずに、それで釣果は6杯。お疲れさまでした。

実は、菜園のゴーヤとシロイカでオリーブオイルソテーを作ろうと期待していたボクも、拍子抜けをしたのでありました。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

菜園のゴーヤ

2010年07月25日 | 無駄無駄庵日記

橋本さんから菜園でゴーヤが成ったとメールが届きました。

5月に屋上のプランターに苗を植え、日毎に水やり。それも屋上までバケツで水を運び、脂滓と鶏糞をブレンドした肥料を撒いて、少しずつ少しずつ成長し、でも、数日見ないある日あっという間に花が咲いて、綿棒で受粉をと思っていると、蜂や蝶が飛んできたのか、小さなゴーヤが出来ていたとのことです。

                          
黄色い花。ボクも一度だけ糸瓜を育てた経験があります。もう随分昔、クラブの吉田さんに苗だったか種だったかを貰って、屋上のプランターに植えました。蔓を伸ばすのでそれように枠を組んで、このような黄色い花が咲いて、でも、糸瓜は成りませんでした。受粉が上手くいかなかったのでしょうね。次々に咲く黄色い花を堪能した思い出があります。

                          
オッ、ゴーヤですね。どこまで大きくなるのでしょう。菜園の楽しみの極みであります。釣りもいろいろ準備をして、その日が近づいてくるとワクワクしますね。前日は魚を釣っている夢を見たりしますが、最近皆が皆そうではないことを知りました。

      
もう充分に大きくなりました。収穫の数日後には次のが育ち、また収穫。そして次のが育ち、また収穫。8月末ごろまで続くそうです。

                                   
ちなみにこのゴーヤ、イボイボの青いまま放置しておくと写真のように熟し、裂開し、完熟した種子の表面はゼリー状に赤くなり甘味があるとのことです。(完熟写真ともどもWikipediaより抜粋)
へえぇ、なんだかビックリでおます。

で、橋本さん、こうなるまで待つわけはなく、青いのを収穫しゴーヤチャンプルにするのかと思ったら、そのまま表面をサット焼き、半分に割って種を取り、スライスして、鰹節をふりかけ、醤油をたらし、そのまま食べる、サラダ感覚で食べるのだそうです。苦ければ苦いほど旨く、シャキシャキ感がたまらないそうです。

近いうちにケンサキイカを釣りに行くと云ってましたから、イカとゴーやの料理をアレンジしてみてはどうでしょう。また知らせてください。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

我が町の夏祭り~~オーター、オーター

2010年07月22日 | 無駄無駄庵日記

 

7月19~20日、近くの神社で夏祭りが行われました。両日とも晴天に恵まれ地車(だんぢり)の太鼓や鉦がコンチキチンと響き渡り、「オーター、オーター」と地車を押し、曳き合う声が暑さをさらに暑くし、町内に熱気があふれた二日間でありました。

                      
子供らが曳き綱を引いて、いざ曳航のはじまりです。狭い町内を3基の地車が練り進みます。
      
この地車はボクが子供のころに押したり曳いたりしていたものです。50年も昔のことです。片側すれすれに民家。その片側は淀川の護岸。石垣が残っていますが当時のままのようです。狭いところをゆっくりゆっくり囃しを打ち鳴らしながら進んでゆきます。

   
      
地車の後を揃いの法被を着た、女の子が続きます。ちょっとヤンチャに諸肌を脱いだりしながら「オーター、オーター」と声を張り上げています。祭りならではの気分の盛り上がりでしょう。

「オーター、オーター」の掛け声は昔しと同じ。どんな意味があるのかなあ、、、。

お祭りはいずれも五穀豊穣と厄除けを願っての催事です。地車の屋根に注連をはり、榊を飾るのはそこが神の依代である証。地車を曳き「オーター、オータ-」と声えを合わせ囃子を打ち鳴らすのは、厄神を追い払い、作物につく悪虫を追い払い、悪病を追い払い、そんな民衆の願いの「追ーター、追ーター」なのかなと思ったりしています。だからこそ、町内の細道、隅々まで地車が練り進むのでしょう。

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

冠島でフカセのマダイ、やったね!

2010年07月20日 | 無駄無駄庵日記

若狭湾の沖合に位置する冠島は別名を大島、雄島、常世島、竜宮島などと呼ばれ、オオミズナギドリの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。島への渡航は禁止されていますが、年に一度「雄島まいり」という歳時で地元の人たちのお参りが行われているとのことです。

むろん無人島です。でも、郵便番号も住所もあるのですね。〒625-0155 京都府舞鶴市野原。これがそれです。

7月11日、その冠島近辺でマダイを狙うべく西舞鶴の秀吉丸に行って来ました。ネットなどの情報ではたいして釣れていなかったのですが、まあ、なんとかなるで、という感じで港を出たのが午前11時。薄曇り、小雨がぱらつく、そんな天侯でありました。

          
西舞鶴の港。舞鶴市内を流れる伊佐津川の河口深く両岸に多くの船が繋留されています。 

         
冠島のポイントまで40分ほど。船はイカリを掛けての掛かり釣り。釣り方はテンビンズボが通常なのですが、この時期は完全フカセが有利とのことです。

ハリス8号を15m。ハリはマダイの12号。太仕掛けですがこれなら何が来ても大丈夫、というメンタル面も釣りの仕掛けの内です。

船長が「逆潮かもしれん」というので船尾からオモリだけを道糸に括り、底まで沈め巻き上げてくると、船首の方からオモリが上がってきました。つまり上潮は船尾の方へ、底潮は船首へと流れるいやな潮です。

だからといってどうすることも出来ません。ボクと久保さんと谷村さんはフカセで。橋本さん、浅井さんはズボで攻めることにしました。

            
この日の第一号。フカセ釣りで50㎝ほどのマダイがボクに来ました。

初のアタリは120mほどラインが出たところでした。リールのスプールがシュルシュルと急回転して、おっ、おっ、とリールを巻きにかかるのですが魚の引きがありません。????という感じでなおも巻いていると、あと70mぐらいのところでググッと竿先に反応が出ました。

マダイです。この引きはマダイに間違いありません。青物のように何がなんでも抵抗するというのではなく、考えながらとういか、哲学的というか、そんな感じ。魚族の王にふさわしい引きです。ただ、反応がなかったのは、船尾から真っ直ぐ出ていたラインが海底に近付くにしたがって逆方向、船首に向かって流れているからです。ラインがUターンをするようにたわんでいたからです。

    
                   
           
久保さんはダブル。アタリはやはり120mライン。水深が60mほどですから順当なアタリの出かた(糸の出かた)といえます。

フカセ釣りは、フロロカーボンラインとハリスをサルカンで繋いだだけのシンプルな仕掛け。撒餌をして、仕掛けをいれて、糸を送り込んで、水深の倍のラインが出たところでとりあえず仕掛けを回収し、エサが残っていればなおもラインを出し、タナを深く探る、、、、、タナ取りの要領はテンビンズボとおなじです。また、この釣りに適した潮の見極めは、ラインが10m出るのに1分。入射角度は海面と45度。アタリは水深の倍で出る。そんな状況がベストと云われています。

そう、ズボ釣りならタナに着くのに1分とかかりません。手返しの悪いのがフカセ釣りの難点。でも、魚が喰い渋ったり、警戒心の強い大型のマダイには効果のある釣り方。魚が喰い、ラインが走ったときは頭のテッペンからアドレナリンが吹き出したような興奮に見舞われます。

         
谷村さんです。自身のマダイ記録は63cm。記録更新に励んでいたのですが、このマダイは68cm。やったね!ついに目標を達成です。

やがて夕まづめ。逆潮が激しくなり、釣り辛くなってついに竿納。釣果はボクが40~55cmを5匹。谷村さんが3匹。久保さんも似たようなサイズを6匹。ズボ釣りは不調。80cmを超えるマダイは出ませんでしたが、まあ、この時期にしてはなんとかなった、という釣果でありました。

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

バッタ、小さいナ

2010年07月18日 | 無駄無駄庵日記

家内がボクを呼んでいます。洗濯物を干しながら、小声のような、大きな声のような、騒ぐようでそうでないような。

ボクは2階の小部屋で釣りの原稿を書いているのですが、ちょっと普段にない呼び声なので階下へ降りて行きました。

「バッタがいてる、小さな、生まれたてみたいなバッタが、、、、」

バッタは家内に言われなくても知っています。子供のころ、いや、いまでも草むらを歩いているとキチキチと鳴きながら飛び交ったり、殿様バッタは子供の頃のまさに殿様的存在でありました。

「どこ、、、生まれたて、、、、小さいのん」

とか言いながら家内の指さす方をみると、里芋の葉っぱの上にミリ単位の草色の生き物が動いています。里芋は植木鉢に埋めておいた芋が芽をだし、やがて30cmほどの高さに成長し、濃い緑の葉を一枚だけ伸ばしているのです。

「あ、あ、葉っぱの裏に隠れよる」

「跳んでしまうで、どこかに」

「大きさは5ミリもないな、写真に撮ろか」

と、カメラを構えて、手持ちで、息を止めながら何枚か写して、そのなかの写真がこれです。

  

小さいでしょ、透明感があって。宝石みたいです。もう一枚あります。

  

「ねっ、バッタでしょ」、、、、、、「肢の節々が黒いで、、、」と、、、、、家内と囁きあっていると、大きくジャンプをして里芋の葉っぱから何処かに跳んで行ってしまいました。

梅雨が明け、今朝はからりと青空が広がっています。



 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

半夜メバルはデカメバル

2010年07月16日 | 無駄無駄庵日記

7月7日、若潮。「デカメバルが釣れるかもしれん」と坂本さんのそそのかしを受けてまたもや須磨の純栄丸に行って来ました。この日は相客を入れて7名。船が突堤を離れたのが5時。日はまだ高く、いつものように日没まではシラサエビでメバルを狙うのですが、反応はあまりありません。釣り場は垂水沖。船はポイントをいくつか変えながら水深5~20mの岩場を流して行きます。

  
         
やがて日が沈みだし、いつものことながらこれからがメバルの時間。臨戦態勢です。

エサをアオムシに変えて、仕掛けを入れます。ハリスは1号、3本仕掛け。オモリは25号。「底に着いたら3m上げてよ」。船長のアナウンス通り3mあげようとしたら、早くも根掛かり。坂本さんも根掛かり。仕掛けを付け変え、今度も3m上げてアタリを待ちます。と、「底を取り直して、1m上げて」と再び船長のアナウンス。

1mあげました。とたんに竿先を揺らすメバルのアタリ。虫エサですから少し送り込んでと、、、、、これがリズムの狂い、失敗の始まりです。メバルが反転して穴に潜ったのか、粗い根に他のハリかオモリが噛まれたのか、プチンとハリス切れ。

次も3m切って根のテッペンを超えた辺りで底を取り直し、1m上げる。即アタリ。今度は送り込まずに竿先を持ちあげながらリールを巻きにかかると、ググッと入った竿先がフワリと浮いて、ハリ外れ。  

釣り方はアナウンス通りに3m上げて、底を取り直して、1m上げる。これの繰り返しです。しかし、頻繁に起こる根掛かりに仕掛けの付け変え。ハリスが竿に絡まったり、ハリをズボンに引っかけたかと思えば、今度は船の日除けテントにひっか掛って、取れへん取れへん、焦る焦る。なかなかリズムに乗れません。普段になく何故か集中力というか注意力に欠けているのが自分でも分かります。

         

      

でも、1匹釣って、2匹釣って。坂本さんがそそのかしたようにデカイサイズのが釣れ出して、少しずつリズムが整ってきました。竿先がわずかに重くなって、合わせるでもなく、送り込むでもなく、瞬間その竿先をメバルが引っ張り込みます。やや強引に2~3m底を切り、後はゆっくりリールを巻いて、、、、、、この日は20~29cmを12匹。半数が26cmオーバー。なんとか、「メバル釣りに行って来ましてん」と他人に言える釣果でありました。

それにしても、前半のバタツキは何だったのでしょうか、、、、。

              

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2の付く日が夜店

2010年07月13日 | 無駄無駄庵日記

駅前の通りで夜店が開かれるようなりました。その日は出掛けての帰りだったので、ほとんどの店が終いかけていました。2の付く日が開催日。空模様などを気にしながら、次回の開催を楽しみにしていました。

夜店、、、、、、子供の頃のパラダイス。友達と誘いあって、露天商の人が準備している時間帯に出かけ、ここは金魚。こっちは輪投げ。あそこは、ヒヨコなどなど見当をつけて、日が沈むのを待ちかねて再び出掛け、胡散臭そうな口上に聞き惚れ、怪しげなオッチャンの後を尾行し、同級生の女子に出くわしてこそこそ隠れ、家に帰っても気持ちが昂ぶり、貰った小遣いは使い果たしたのに、またもや走り出てゆく、、、、、、、

            
当日はこんな看板が出ていて、夜店の規模は子供のころのと比べられないほど小さくなっていました。50年も昔は通りの両側あわせて100ぐらいの店が出ていたような憶えがあります。

近くの神社の夏祭りでずらりと並ぶ屋台にはどこか華やいだ雰囲気というか、熱気があるのですが、夜店はそれとは違った危うい昂ぶりが漂っていたような気がします。でも、この日の出店は、くじびき、カラアゲ、金魚、輪投げ、スマートボール、ベビーカステラ、カタヌキ、ボールすくい、りんご飴の9軒。ウナギ釣りも、わた菓子も、虫売りも、走馬灯も、水中花も、ヒヨコも、ガマの油も、射的も店をだしていません。静かなムードです。


スマートボールです。大人も楽しめる遊戯ですが、あまり流行っていませんでした。これは縦横斜めに球を並べる方式のもの。現在、スマートボールの機材を造っているメーカーはほとんどなくなったようです。
                
何を買うというのでもなく、そぞろ歩くのも夜店の楽しみです。

金魚すくい。この子はポイがまだ半分しか濡れていません。ボクラは紙が完全に敗れても、店のオバサンに見つかるまで縁の針金に金魚を引っかけて遊んでいました。ただ、夜店で獲った金魚はすぐに虚しく死んでしまいます。                

                
とうぜん、今の時代、胡散臭そうな口上師や怪しげなオッチャンもいません。子供らははしゃぎながらもどこか大人しく買い食いをしています。

   
カタヌキの店です。かなり人気がありました。子供らが店の兄さん、プロの手元を見つめています。
                
輪投げです。ボクラはファールラインぎりぎりに立って、友達に手を引っ張ってもらいながら、身を投げ出すようにして投げても輪は狙う賞品に入りませんでした。今の子は淡白に、輪をポイと投げる感じです。
  
                  
クジ引き屋さん。女の子たちが慎重にクジを選んで、一回300円。ハズレなし。果たして、なにが当たるのか、どきどきの一瞬です。

ともあれ、昔のことを言うと鬼がそっぽを向くのかどうか、ボクラの子供のころ夜店はチョット不健全な一大イベント、異空間でした。でも、最近は健全志向。こんなことを言うとあれですが、夜店から猥雑さや野放図さが消えてしまうのは寂しいかぎりであります。
 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

沖釣一番・7月例会は明石のマダコ

2010年07月11日 | 無駄無駄庵日記

クラブの7月例会が4日の日曜日に明石のマダコを狙って開催されました。麦わらダコ、梅雨ダコとよばれ今が旬のマダコです。でも、参加者は少し少なくて、17名。近場の釣りにしては珍しい現象です。

集合場所は明石フェリー横の砂置き場。朝の挨拶と船割りを済ませたところでお世話になる丸松の大型船が岸壁に横付け。曇り空ですが雨の心配はなさそうです。

          
担当幹事の井上副会長が参加者に船上での注意事項を説明。今日はマダコとゴマサバ狙いのリレー釣り。釣果もさることながら安全第一の例会の始まりです。

マダコはテンヤで、サバはサビキで狙います。ただ、ここで早くも前哨戦の始まり、テンヤに括り付けるエサのあれこれ。タコをおびき寄せる例のヒラヒラのあれこれ。サビキの擬餌のあれこれ。エサを付けた方が喰いがいいとか、いやいや、そんなん要らんでえ、とか、17名のワイワイとガヤガヤを乗せ船は軸先を西に向けたのであります。

    

               
上のタコテンヤには鶏の手羽先が付けられて、チアーガールのポンポンみたいなヒラヒラとケミホタル。何時の頃からこんな仕掛けがタコ釣りの標準スタイルになっています。下はオーソドックスなカニ(ワタリガニかなイシガにかな?)ですが、テンヤには腹を見せて括り付けます。タコはまずカニのふんどし部分に喰いつくとのことです。

    
釣り場は大久保~藤江の沖。水深は5~8m。底に着いたテンヤを竿先を上下させながら、チョコチョコと動かします。それが誘い。           

          
この日の第一号は井上さんに来ました。サイズは春に生まれた新子の少し大きいぐらい。続けて3杯取り込み皆の注目を集めています。ちなみに、エサはカニです。

さて、こうなると「やっぱり、カニか、、、、」「アジではアカンのか、、、、」などと疑心暗鬼の波が船内に広がり始めます。しかし、実際のところボクはチョコチョコのさせ方がキモなのでは、、、、と思っていると、グンと竿先に負荷がかかり、なんとか1杯目を確保。エサは手羽先。そして数分後2杯目。いずれも新子サイズです。チョコチョコはテンヤが海底から着かず離れずの状態で動かすとよいようです。

      
           
チョットいいサイズのマダコ。嬉しそうな植田さん。ボクの隣で調子よく釣りあげ、13杯の釣果でした。

     
こちらは森崎さん。ヒラヒラにタコベイトにケミホタルに、とにかくハデハデ作戦に終始していました。


酒井さんです。本日のビッグワン。1キロは軽く超えているようです。

実はこのタコ、取り込みのときにあろうことか船べりの外側に吸いつき、はがすにはがせず、徐々に徐々に、船下に潜りはじめ、万事休すかと思われたのですが、糸を引っ張りながら送りこみながらタコの移動に任せているとテンヤに引っかかったままやがて海中へと泳ぎだしたのです。そこを、すかさずタモで掬って船内へ、、、、、、

ふたたび、実は酒井さん、朝一番に同じようなサイズのタコを掛けたのですが、船内へ放り込むとき、あれま、テンヤが外れ取り込みに失敗してしまっていたのです。そんなことがあってこの事件、無事取り込めて幸せの笑顔でなのであります。

さて、もう一つの狙いのゴマサバ釣り。淡路島の東側。観音様の見える辺りで釣りを開始。事前の情報通りサビキだけではなくイカナゴをハリに刺し、1投目。水深は30m。エサ付けが効いたのでしょうか、船長の「底に写ってきたでえ」の声を待つまでもなくククッと竿先を持ち上げるようなアタリ。

             

当然のように周囲の仕掛けを引っかけまわし、45cmほどの取り込みました。エサを付けて再投入。アタリがあり巻きにかかると他の人のお祭りに巻き込まれ、ハリ外れ。あちこちで同じようなお祭り騒ぎ。サバ釣りの宿命というか税金のようなもの。手際と運の良い人が40cm前後のを4~5匹取り込んだところで、本日のクラブ例会は竿納。タコは前日来の大雨のせいなのか、4~5匹の人。7~10匹の人。12~15匹の人。いずれも新子サイズ。そんな釣果でありました。

         お世話になった船宿
                兵庫県明石・丸松
                078-912-7039

 


      

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

半夜のメバルがいい感じ

2010年07月08日 | 無駄無駄庵日記

半夜のメバルがいい感じであがっています、、、、、梅雨季の夜釣りは蒸し暑くて気が重いのですが、天気の様子を按配しながら、6月28日、須磨の純栄丸に行ってきました。

              
梅雨前線が太平洋高気圧に日本海側へ押し上げられ、何とか雨は避けられそうな気配。出船は5時。この日のメンバーは橋本さんと坂本さんと南村と相客4人の計7名でのメバル釣りとなりました。

        
船着き場を出て、東へ。船長が選択した最初のポイントは遠矢浜のテトラ際。水深は10mほど。エサのシラサエビをチョン掛けにしてアタリを待ちますが反応がなく、即移動しました。

    

                     
               
                        

      
なおも東に走り、神戸空港の北側までやってきました。遠くに見えるのが連絡橋。船を潮にのせて流すのですが、アタリがほとんどありません。結局日が沈みかけるまで大した喰い気をみせず皆をやきもきさせて、メバルが本気を出し始めたのが上の写真のような頃でした。

  橋本さん
    

            坂本さん

船に灯りが点り、エサをアオムシに変えて、水深は5mぐらい。1号ハリスの3本仕掛け。底を50㎝ほど切って、喰うのかな、どうなのかな、と思う間もなくゴゴンと竿先を引っ張り込みます。サイズは23cm平均。小さくてもこの時期のメバルの引きはとてもパワフル。この日は大潮の3日目。潮によっては空港沖ではなく、もう少しサイズアップが期待できる須磨、垂水アタリのポイントを攻めることもあります。

それにしても、いい感じですねえ、半夜のメバルは。ときに26cmほどのも釣れあがって、オッ、オッ、と云う感じで身構えたりしながら、9時30分過ぎの竿納めまで間断なく喰いました。ボクの釣果は28匹。3人とも同じくらい。これからますますヒートアップ確実であります。

                  お世話になった船宿
           兵庫県須磨・純栄丸 090-7554-7700

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

七夕飾り、釣り好きバージョン

2010年07月06日 | 無駄無駄庵日記


 
           たなばたさま

           ささのはさらさら のきばにゆれる
           おほしさまきらきら きんぎんすなご

           ごしきのたんざく わたしがかいた
           おほしさまきらきら そらからみてる

7月7日は七夕です。地方によっては旧暦で、あるいは縁起によって催す日が様々のようですが、我が家では7月7日にあわせて前々日の5日に飾り付けました。七夕は中国と日本の伝説や文化が習合したもので諸説あるのですが、まあ、単純に牽牛と織姫の星合いに因んで願いを託すということです。

さて、飾り付けが一通り終わって、そうやそうや、折角やから、ということで釣り好きならではの飾り付け、サビキの短冊、アオリのエギ、マダコ釣りのときのヒラヒラなども飾っておきました。

家内と二人、ようけ釣れますようになどと澄まし顔で飾り付けを眺めていると近所の人が「おやおや、これはなんですか」「ああ、魚のやつですか、、、、」ということから始まりか「あれっ、懐かしい」とか「短冊に書かせて」とか言いながらしばし雑談。路地の夕風に涼やかなひと時でありました。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

香住沖のマダイ&チダイ&香住鶴

2010年07月04日 | 無駄無駄庵日記

ボクラはいま香住の港にいます。日時は6月23日、午前5時。空は低く、釣りを始めるころには雨が降り始めるかもしれません。狙いはマダイ。船長は「卵を降ろしはじめた感じやで」と言ってます。そしてもう一つの狙いは、チダイ。これから夏場にかけてマダイを蹴散らす味、つまり主役になるチダイです。

 
大阪を出るときはかなり強く雨が降っていました。 
    
                

       
雲は低いのですが、凪です。

                    
お世話になった浩龍丸。船長が舫い綱をほどいています。付き合いは古く、25年くらいになります。

港を出たのが6時少し前。30分ほど北に走り、山立てが終わりました。水深は105m。トモに久保さんと南村。二人はテンビンズボでハリス6号を15m。ハリはマダイの12号。橋本さんは胴突きもしたい、と云う事なのでミヨシに座わっています。

マダイにしてもチダイにしても釣り方のキモはタナの取り方にあります。
テンビンズボの場合は仕掛けが底に着いたら、とりあえずハリスの長さ分だけ底を切ります。エサを振りだしアタリを待ち、なければ仕掛けを回収します。このときハリに刺したオキアミが残っていなかったり、エサ取りに齧られていたりするときは先ほどより2mほどタナを上げます。残っていたら、逆に2mほどタナを深くします。その上げ下げの幅を調節(繰り返し)しながらタナを探ります。

マダイやチダイはエサ取りとなる小魚の少し上層にいるといわれています。理想的なタナ取りはハリスの先バリにエサが残ったり残らなかったりする状態(タナ)を探しだすことです。


                 
この日は上潮が早く、底潮がほとんど動いておらず、水深105mでリールのカウンターが125mで着底。とりあえず、15m切って、110mで様子を見たのですが、糸の張り方がゆっくりとほぼ竿下を向いてきました。潮の流れに浮いていたオモリ(仕掛け)が沈みだした証拠。底から15m切っていないことになります。

おもい切ってもう5mあげて見ました。カウンターは105m。仕掛けを回収すると4本バリの先2本のエサがありません。タナが深いのです。次は仕掛けが着底したのを確認して、103mまで上げてみました。

       
エサを振りだし、竿先を高く上げて誘いを掛けたとたん、ゴゴンと引っ張り込み、45cmほどのが来ました。タナ取りが上手く行ったのでしょうか。続けてチダイが釣れ、マダイも喰いました。

      
橋本さんも同じ要領で50㎝ほどのを上げました。   

      
久保さんです。タナが合えばこの通り、54cmのマダイ。お腹が膨らんで、このマダイはまだ卵を放っていないようです。

タナが合って、そこでマダイが喰うのか、チダイが喰うのか、これはもう相手まかせ、と船長が言います。チダイの2連。マダイとチダイの2連など全体的にはチダイの方が多く喰い、この日の釣果は3人で54センチまでのマダイを7匹。チダイは25~30cmのを18匹ほどで、12過ぎに竿納めとなりました。

         
チダイのダブル。こんなシーンが何度かありました。マダイとの見分け方は、チダイは鰓蓋のところが血のように赤く滲んでいます。また、マダイは尻尾の切り込み部に黒い縁取りがありますが、チダイはありません。そして、背鰭の棘の第2,3が長いのはチダイ。二匹はそっくりな体色と体型ですから紛らわしいですね。

で、マダイを蹴散らす味、チダイを使って昆布締めを作ってみました。

           
用意したものは、カワモトの三杯酢と昆布。三杯酢は以前に舞鶴道の西舞鶴IC出口付近で干物などを売っている大きな魚屋さんで買ったもの。魚を素焼きにして、このタレを付けて喰うと、オッ旨い、と唸ります。昆布は羅臼昆布の切れ端を入れた徳用袋。

           
手順はチダイを三枚に降ろし、軽く岩塩を振って4~5時間寝かせておきます。適量の昆布を三杯酢に30分ほど浸し、ホーローパットに敷き、チダイをその上に並べ、再び三杯酢を適量ふりかけます。その上に浸しておいた昆布を被せ、ラップを敷いて重し(軽め)を乗せ、完了。浅漬かりがよい人は5時間ぐらい。もっと漬かったのが、と云う人は12時間、まあ、好のみの状態でどうぞ、、、、、そしてお酒は

            
これです。香住鶴の山廃特別純米。丸山応挙ゆかりの寺、大乗寺に近い旧酒蔵で買いました。冷やして飲むと仄かな甘味があって清々しい、そんな感じのお酒です。

ここのところずっと釣りの帰りにその地方の地酒を買って帰っています。今回はドンピシャで香住鶴。香住の海の魚を香住の地酒で楽しむ。チョットお洒落なアソビではあります。

        お世話になった船宿
             兵庫県香住西港 浩龍丸
             090-3264-0185

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

魚見聞録⑩ マダコ

2010年07月01日 | 無駄無駄庵日記

魚見聞録⑩ マダコ

南海電鉄和歌山線、岸和田駅と貝塚駅の間に蛸地蔵と云う名の駅がある。建築は大正14年。駅舎は当時のままだのだろうか、天井には時代を偲ばせる照明器が備え付けられ、窓の明かりとりにはステンドグラスを張り、とても洒落た造りになっている。

そういえば、この沿線には似たような様式の駅舎がいくつかある。ただ、この蛸地蔵駅のステンドグラスの図柄はとても奇抜。大勢のタコと鎧兜の武者が戦っているようすが描かれているのだ。なんでまたタコが、と不思議に思うかもしれないが、駅から西へ十分ほど歩いたところに天性寺というお寺がある。

開山は天正年間(安土桃山時代)といわれ、正式名は護持山朝光院天正寺。通称を蛸地蔵。境内に日本一大きい地蔵堂があり、祀られている地蔵尊の名が蛸地蔵なので、こう呼ばれている。伝承によると天正年間、岸和田城主と根来・雑賀衆の合戦のおり、数千匹のタコを引き連れ大ダコに跨った白法師が海中より現れ、無勢であった岸和田勢を救ったとか。後に白法師は地蔵尊の化身であることがわかり、岸和田城主は大層喜び、この地に祀ったと謂う。

タコを供に現れたので、蛸地蔵。たぶんそうだろう。

駅舎のステンドグラスにはこのときの合戦の様子が描かれており、タコや蛸地蔵はいわば土地の誉れ、英雄という存在なのかもしれない。手足に槍や刀を巻き付け、いや、握りしめ敵と戦っていたとしたら、タコは人間並み。その様は怪物的でもあるが、ユーモラスでもあり、親しみが湧く。もっとも、西洋ではその姿形からデビルフッィシュ、悪魔の魚と呼ばれ、人間に危害を加える生き物として、怪異な伝承が多い。日本でも似たような傾向があるものの、日本のそれは蛸地蔵の伝承のように概して好意的といえる。

                         

タコは貝類の仲間で、軟体動物、頭足類の八腕目。名前の由来は、多くの足(股)を持つことから、「多股(たこ)」。漢字の「蛸」はもともと蜘蛛の一種を表す文字であったが、タコが蜘蛛に似ているのでこの字がタコと読まれるようになったと聞く。ちなみにイカは「烏賊」の字が充てられているが、これは「烏が水面に浮いているイカを啄ばもうとしたとき、イカは烏に足を巻き付け、賊害する」という中国の故事が由来のようだ。

                            

七月。近畿地方の梅雨明けの平均値は十九日。先は長いようだが、マダコは梅雨の水を吸って大きくなり旨さも増すという。明石辺りでは、八~九月が産卵期。体力を蓄えるためエサをよく喰う。だから旨い。季節に合わせ、梅雨ダコ、麦わらダコと呼ぶ。

                                    


                      蛸壺やはかなき夢を夏の月

挙げた句は「明石夜泊」という前書きが付いた、芭蕉の句。夏の月が滑らかに海面を照らす夜、沈められた蛸壺に一夜の安穏を貪る蛸。明け方には引き上げられてしまうのだが、いまはそれを知る由もない。だからいっそう儚いのだ。人もまたそうだというのだろうか。先の蛸地蔵の話もそうだったが、タコと人間が同格に語られているのが面白い。

ともあれ、タコとは弥生式時代からの古く永いお付き合い。頭に鉢巻きをし、日ノ丸の扇子を持った愛すべき隣人。なのに漁獲高減少で、タコ焼きのタコが手に入りにくくなったとか。由々しくも儚い出来事ではある。

注:この魚見聞録は2008~2009年に「週刊釣場速報」に連載したものです。

 

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加