無駄無駄庵日記

釣って釣られて釣れ釣れ日和。
無駄を重ねて日が暮れる。

温かメール

2009年10月31日 | 無駄無駄庵日記

少し前ですが、ちょっと嬉しいというか、趣のあるメールが届きました。用件は言わずと知れた、釣りに行きましょう、ということなのですが、その誘い以外に「絵」が添付されているのです。

手紙でも電話でもなくて、メールでのやりとりには文章だけですと「IT文字伝達」のせいで少し味気ない、人情味にかけるという印象がありますが(内容しだいです)それを和らげるべく、たとえば、今回のような「絵」が添えられていると、受け取ったときに和みが生まれます。

             京都府美山の「かやぶきの里」・平成5年、国の重要伝統的建造物群保存区に選定される。村内50戸中、38戸がかやぶき作り。

「絵」の送り主はクラブの塚本さんです。釣りの行き帰り、車の中でいろんなハナシをします。「絵」のハナシもします。しかし、ボクはその方面は素人なので、あまりハナシが弾みませんが、ときに見せてもらう絵はライトなタッチ、そして色遣いの素敵な「絵」です。

            日本海、舞鶴釣行からの帰路、和知辺りで「左美山」の標識発見。数日後、愛しい人と行きましたとの一文がメールにありました。

釣りをする人は釣り以外にどんな趣味を以っているのでしょうね。クラブでは一時、トレッキングが流行りました。碁を打つ人もいます。滝を見る、という人もいます。写真ファンもいます。もちろん脇目も振らずに釣り一筋の人もいます。釣った魚を捌き、食べているうちに料理作りが楽しくなった、というのも耳にします。ゴルフをする、というのは聞きません。オーディオに凝る人もいます。日曜大工。ペンキ塗り、、、。多種多彩といえばそれまでですが、いずれそんな人たち、クラブ員をこのブログで紹介して行きたいと考えています。

 

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ハイタッチ!タチウオ

2009年10月28日 | 無駄無駄庵日記

27日、職場の友人の誘いを受けて、タチウオ釣りに行ってきました。25日にもクラブの例会で行ったばかりですが、その友人、坂本さんはクラブ員ではありません。でも、気が合って、いずれも釣り仲間なのですが、クラブの人と行くのとは違う楽しさがあります。

この日お世話になったのは須磨の仙正丸。平日だというのに20数名の釣り客。タチウオ人気だけではなく船宿そのもに魅力を感じているのでしょうね。

 
                     辻船長。熱心です。

6時出船。ポイントは前回と同じ、神戸沖。潮は長潮です。水深が60m。底から20mの間を探ってゆきます。そう、例の前アタリが取れるのかどうか、今日は少し先調子の竿でやってみます。

果たして、5投目まで連続してタチウオのコツコツとしたアタリ。でも芯のあるというか強い反応が手元まで響いてきませんし、前アタリでもありません。船が潮上にもどって、仕切り直し。こんどは45mほどのところで竿先がクンッとした感じで柔らかく押さえ込まれました。?と思って、巻き上げを止めてみました。前アタリなのか、、、、と、ゴンッと竿先が持ち込まれ、当日の1匹目、80cmのタチウオでした。

    
                隣に座った人。赤いテンヤにタコベイトを括りつけていまさした。

そんな感じの反応が数回あって、巻き上げを止めたり、速めたりといろいろ工夫をして4~5匹追加。でもアタリが途絶えて坂本さんも苦戦を強いられているようです。

で、シャクリを入れてみました。3~4回シャクッて止める。そして3mほど巻いてシャクル。周りの人は誰もしていません。それが効果的だったのかどうか、メータークラスを含めこの閑散期?に4匹追加。

         
             坂本さんも調子を上げて、、、、、。フグも釣ったし。

船が大きく移動して、水深が90m。
クライマックスは突然やってきました。小さな、でも芯のあるアタリをエイ糞ッ、と合わせると、まるで海底に生えた太いゴムチュウブとやり取りをしているような引きがボクの体勢を危うくします。

                    
                 指幅は軽く5本超え、、、、。坂本さんとお揃いのフィッシングジャケットです。               

取り込んだのは110センチほどのタチウオ。引きの強さからいうと、以外と小さいです。尻尾が切れていて、幻の尻尾を入れると120cmは超えてるで、などと無邪気な話をしながら、シャクリながら、この地合いで取り込んだタチウオを含めて本日は20匹ジャストとの成績。上出来のデキでありました。

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沖釣り一番・10月例会「タチウオ」

2009年10月26日 | 無駄無駄庵日記

10月の例会はタチウオ狙い。船宿は明石の丸松さんの大型船を貸し切りました。参加者は24名。クラブ員は明石、神戸、大阪、堺方面の在住者が多く、近場で楽しい釣りはいつも多数の参加があります。タチウオ釣りはやり取りの難しさ、イコールそれが楽しさなのですが、加えて、食べて旨い魚ということで、クラブ内でも人気の高い釣りです。

        
                    矢田さん、赤いテンヤでゲットしました。

 10月25日。港を離れたの午前6時。この日は数釣りで競う後期大会。1位~3位にはトロフィーと米10キロをもらうことができます。豪華なのです。仕掛けは定番の40号のタチウオテンヤをセットして準備完了。

          
                    酒井さん、一匹目が116センチ。

目指す神戸沖まで40分程度。思ったより東風が強く、波をかぶりまくって、ポイントに着きました。水深は60m。釣り方は、テンヤが底に着いたら、あとはゆっくりと巻き上げてゆくだけという簡単なもの。でも、この巻き上げ速度が釣果の分かれ道。電動リールを使う人、手動で頑張る人。ケミホタルの色やサイズ、エサのイワシの括り方、などなどいろんな思惑とともにテンヤが沈んでゆきます。

          
                  荻尾さん。スゴイ、幅広のタチウオ。でも尻尾が食いちぎられて、、、。

で、しばらく流しましたが反応がありません。巻き上げてみるとエサだけ齧られているという人もいます。なんだか、不安。次の流しでコツンとした反応がありましたが、それっきりで、タチウオがエサを追いかけてきません。この日は小潮、潮周りには問題がないはずです。

ここで当日の優勝者、宮定さんの解説です。
「群れが小さいので、一つのエサを数匹で狙うことがない、つまり我先にエサに飛びつかなくてもダイジョウブ、ということになるのでエサへの食いつきが悪い。また、エサがいつの間にかなくなっているのはタチウオがエサを咥えながら、巻き上げと同じ速さで食いながら泳ぎ上がってくるから。これは合わせようがなく、でも、咥えたときに竿先のわずかな反応、前アタリが出るのでエサの有無が判り、無駄な時間を無くすことができる」

う~ん、前半の部分はタチウオの食い気(じらしとか焦り)を起こさせる方法をそれなりに考えれば解決できますが、わずかな前アタリが判るというのは凄いですね。とくに今日のように波が高く船が揺れる時は。

                    

船は幾度かポイントを変え、その都度パラパラと釣れるんですが、後が続きません。でも、地合が必ずやってきます。諦めず、腐らず、工夫を重ね釣り続けることです。

          
               久保さん、ボクの隣りの隣りで好調。煽られました。白波が立って釣りづらい。

ボクはテンヤを変えてみました。旧式タイプで、テンヤの軸に角が一本だけのものです。これで食いついたタチウオへの警戒心が緩むかもしれません。ついでにケミホタルも黄色と赤のゆらゆら発光の「ピカピカドンドン」(株ルミカ)にという製品に変えて、まあ、それは、おそらく、決定的に地合に突入ということもあったのでしょうが、食いが断然よくなりました。

   
           優勝者、宮定さん。いい笑顔です。   3位の井上さん。12匹です。

この1時間余りの終盤戦だけで5匹を追加、計9匹。優勝の21匹には遥かに届きませんでしたが、タチウオの引きはそこそこ味わえた一日でした。なお、この日の様子は「サンTVビッグフィシング」で、11月12日の放送予定です。

 

 


 

 

 

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book・カワハギ最前線スペシャル

2009年10月23日 | 無駄無駄庵日記

タックル選びに、エサに、釣り方になどとなにかと悩みの多いカワハギ釣りですが、今年もそろそろシーズンがやってきました。

あのコツコツとしたアタリ、でも、ハリにかからない、いやいや、なにも反応がないのにエサがない、、巻き上げの途中、ふっと軽くなってそれっきり。腕なのか、道具なのか、ハリ、エサ、オモリ、、、、悩めばキリがなく、、、、そんなとき攻略本を熟読するのか、あくまで現地対応で頑張るのか、アカン私には向いてないとあきらめるのか。そんな貴兄にカワハギ攻略本「カワハギ最前線スペシャル」(メディアボーイ刊 1429円税別)のご紹介。

                    
                              釣れるのかどうなのか、秋の夜長にうってつけ。

この種の本は関東エリアの釣りの解説が多いのですが、これは和歌山県、日ノ岬でのカワハギ攻略が載っています。解説は清水恭仁氏(堺市在住のトーナメンター)が日ノ岬の深場にと考案した「フォーリング釣法」が細やかに解説されています。また関東方面の釣りでは「カワハギ釣り地獄」の著者宮澤幸則氏と飯田純男氏の解説があり、タックル、エサ、仕掛け、ハリ、オモリなどの必釣アイテム選びのキモも紹介されています。

                                                                                  

                     
               今井浩次「ボクがカワハギ病にかかるとたちまち仲間に感染した、、、、。」

 また、今井相談役が「悲喜こもごも吾がカワハギ人生」のタイトルでエッセイを書いておられ、他には食いしん坊必読のカワハギ料理のコーナーなどもあり、お役立ちの一冊になるかと思います。

 

 

 

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山海の幸

2009年10月22日 | 無駄無駄庵日記

魚釣りの予定がなくても天気予報は気になり、近畿各地が晴れマークで満杯だと何処かに出かけたくなります。昨日は家内が珍しく「ハゼ釣りに、、、」というので出かけましたが、まったく釣れません。バケツと竿を持った少年が近付いてきて「おっちゃん、釣れてる?」などと言いながら隣で支度をはじめます。彼にもアタリはありませんでしたが、熱心に竿を振る様子は50数年前のボクと同じでした。少年よ、ガンバレ!
それにしても良い天気。じっとしていられないのはボクだけではないようで、鯛公望ミヤチャンから珍しい枝豆狩り?の様子が届きました。タイトルは「大人の遠足」です。なんだか意味深ですが、、、、。

 

「大人の遠足」
食欲の秋です。
山海の幸を求め、一昨日は三重県国崎へ魚釣り。
今日は三田市広野へ黒豆枝豆を採りに杉本さんの妹さんの畑へ行きました。

                                                                                                          天の恵みの青空と緑の大地!ちょとオーバーかな。

この黒枝豆、すっかりポピュラーな食べ物になりましたが、20年くらい前まではあまり知られておらず、とくに関東ではマンガ「美味しんぼ」で紹介されてからではないかと思われます。

岡部副会長夫妻も誘ってお二人とは現場で合流。当方は私の友人とシスター達でシルバーの遠足です。

                
                                         杉本さんの枝豆ポーズ。良く実がついていますが、魚を持つみたいです。

豆のいっぱい付いている株を刈り取ったあとは日焼け、空腹も忘れ、ひたすら葉っぱや余分な枝を取り除きます。
労働の後、畦で食べる遅めの弁当の美味しかったこと。

            左が岡部さんの奥様

  無邪気ですね。後ろ姿が シスター

帰宅後、風呂上がりのビールと食べた枝豆の美味。
そして、一昨日の国崎で釣ったカンパチ(シオ)は船頭の言葉通り、2日ほど寝かせていたのでより旨みが濃くなっていました。    by 鯛公望ミヤチャン

 

ということで、秋空の下健全な大人の遠足でした。
実はこの黒枝豆、本日ボクのところにも届くはずだったのです。でも予定していたタチウオ釣りがあまりにも貧果。船長が「来てもアカン」ということなので、彼と合流できず、まさに山海の幸を取り逃がしてしまったのです。貧果なのは潮のせい?日曜には回復してるかなあ。

 

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好機、ウタセマダイ

2009年10月19日 | 無駄無駄庵日記

 18日、ウタセマダイを狙いに三重県国崎に行ってきました。ウタセマダイという名のタイではなく、ウタセエビをエサや撒餌にした釣りなので、ウタセマダイというのです。マダイだけではなく、ハマチやシオ(カンパチの若魚)なども釣れ、秋シーズンの伊勢湾から鳥羽、国崎沖にかけての代表的な釣りです。

               
                良い天気、船が帰ってくるのを待ってます

大阪を7時に出て、国崎の港に着いたのが11時。今日は充丸の午後便のに乗ります。メンバーは4人。他の客を入れて10人。船が出るのが12時。港であれこれ話していると、釣り客が集まりだし、クジを引いて釣り座が決まりました。撒餌をする釣りなので、潮下が有利なのですが、果たしてどうなるのか、、、。

     
               忙しく動き回って、出船間際               ウタセエビの積み込み      

ポイントは国崎沖3マイル。水深は40m。枝ハリスを1,5m取ってハリ間は2m。ハリはタイバリの10号。エサのエビの刺し方は、エビの鼻からハリ先を通し、角の根もとにハリ先をほんの少し出すやりかた。これが上手くできないと釣果に結びつきません。

   
                              ハリの刺し方が大事  

船長がエサを撒き始め、第一投。ボクら4人の釣り座は左舷。トモから宮野さん、塚本さん、南村 、久保さんという位置取り。果たして潮の流れは、というと上潮はトモの方向ですが、途中でラインの向きが変わって、底潮は舳先向きに走っています。なんだか運命の分かれ道のようです。

                   
                            エビ撒きです

で、まずはタナ探り。オモリが底について10mぐらい上までゆっくりリールを巻いてアタリをとる、つまり、タナを探ってゆくのですが、トンとオモリが着いた途端、ココンッと竿先が弾かれました。タイです。でも小さいのです。隣の久保さんも同じタイミングで同じような手のひらサイズのタイ、そう、チャリコですね。

でも、そのあとアタリがありません。ポイント移動。再び碇が入って船の向きが定まり、船長が餌を撒き、仕掛けを入れ、オモリが底に着いて、ココンッとした引きでチャリコ。久保さんのは少し大きいですが、今回もタイミングが同じ。そして、それ以降アタリなし、、、ポイント移動。

 
 
                       誰のタイがいちばんリッパでしょうか?

 

そんなことを3~4回繰り返し、ボクの竿先がフワリと浮いて、グンッと持ち込まれました。オッと思ったのですが、タイの引きではありません。乱暴に、がむしゃらに走り回るだけで、これはハマチです。タイの引きは、それはさすがに魚族の王だけのことはあり、哲学的というか、重みがあるというか、思慮深いというか、本能で走り回るハマチに比べて頭脳で抵抗するという感じがします。

               
                    大王崎の方向に陽がしずみ、地合です

釣ったのはやはり、ハマチ。でもよく太っていて旨そうです。塚本さん、宮野さんもハマチに、タイなどを続けて取り込み、船内に活気がでてきました。やがて、陽が沈みかけて船が大きく移動しました。水深が30mほど。「ここはカンパチが来るぞっ」と船長が叫んで、宮野さん塚本さんの竿が海中に引っ張り込まれ、久保さんにも緊張が走り、体勢を立て直しています。宮野さんはトリプルで、カンパチ。塚本さんはタイとカンパチ。久保さんはハマチと40センチほどのマダイ。運命の分かれ道のような撒餌問題は船長が巧く撒き分けてくれ、さほどのこともありません。肝心なのはやはりタナ取りです。

                                                                                                 久保ッチ、ダブルです

ボクにはこの忙しくも絶好の地合に手のひらの窪みに収まるようなチャリコ。それも見事にハリを飲み込み、すったもんだの末、納竿間際に30cm超えを果たし、まあ、なんとか格好がつきました。釣果はタイが6匹。ハマチが7匹。カンパチは塚本さんが7匹。みな似たような釣果でしたが、久保さんがハマチとカンパチを4匹ずつ。マダイは9匹釣って気を吐いた一日でありました。

   
                         どれが誰のか、それぞれの釣果です

 

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魚見聞録① ヒラメ

2009年10月16日 | 無駄無駄庵日記

ヒラメ釣りでは早合わせは禁物。竿先にモゾモゾとした反応があり、そのモゾモゾがゴツゴツに変わり、やがてグイグイに変わり、ついに竿先が海中に舞い込むぐらいになって、初めて大きく、しっかり合わす。この緊張した間合いを計る至言が「ヒラメ四〇」。イチ、ニイ、サン、と数をかぞえ、「ヨンジュウ」まで待てということ。

もっとも、例外はある。モゾモゾからいきなり竿先が引っ張り込まれる。あるいは、終始ゴツゴツとしたアタリが続くだけ、というように「ヨンジュウ」が「60」であったり「20」であったりする。だからヒラメ釣りは厄介で楽しい釣り。

         
           ヨンジュウ数えたのか、果たして?

そんなヒラメの異名は「オオクチ」。口が大きいのだ。鋭い歯もある。なのに、エサを食い込むのに「ヨンジュウ」もかかるのはなぜだろうか。同じフィッシュイーターのガシラにしても、アコウでも、ほぼ一発で竿が引き込まれるのに、、、、。

ちなみに、ヒラメの旬は寒中。このころが旨さの極み。産卵は春。この時期を過ぎ夏場になると味が落ち俗に「猫またぎ」と軽んじられ、ヒラメを前にした猫でさえ素知らぬ顔で通り過ぎるといわれている。言われているが、厳冬期の日本海は荒天の日が続く。船が出ず、狙えるのは旬を外れた時期になってしまう。


       10月、ヒラメフリークは海が荒れだす前に、勝負をかける

一般的にヒラメ釣りに使うエサは生きたイワシやアジが多い。ことに、秋から冬にかけてはこれらのエサでビッグなヒラメが期待できる。

ヒラメは、たとえば一度かぶりついたアジを吐き出し、瀕死の状態にしてそれから食いなおすという。それでも暴れるアジは、自身の尻尾で叩き、なおも弱らせてから食う、と聞く。

それがヒラメの習性なのだろう。そしてそのような動きが竿先にモゾモゾやゴツゴツとして現れるのかもしれない。が、それにしてもと、ボクは思う。ヒラメはなぜ一発で竿を曲げないのか。食い込みに時間がかかってしまうのか。

                            
                              エサのイワシ。秋口からはアジに変わる。

ヒラメは生まれながらに目が偏っているのではない。仔魚のあいだは他の魚と同じ姿態。成魚になるにしたがって、右目が左側に移動してゆく。体は楕円形に平べったく、砂地に体を埋めて暮らしている。口は大きいが目の位置と微妙にずれている。余計な心配だが、これでは瞬間てきに上手くエサにかぶりつけないのでは、と思う。食うのが下手だから大きな口に進化したのかもしれない。泰然自若にして異形の態である。                       

                 
                 ヒラメ以外にもアコウなどの旨い魚が釣れる

「ヒラメ四〇」と同じように「コチ二〇」という。
コチはマゴチのこと。ヒラメと同じで砂地に棲息し、活発に泳がず、エサが漂うというか目の前にやってくるのを待っていて、かぶりつく。体は、というより頭部がことに扁平で、口は横に広く大きい。こういう姿態の魚は泳ぐのも下手なのではないか。エサを追ったり食いついたりするとき、この姿態で俊敏な動きができるのだろうか。いっきに食い込まないのは用心深さに加え、エサの反撃や逃げようとする動きを追い切れず、飲み込むまであれやこれやと右往左往するのではないか。凶悪、異端な風貌とは裏腹に不器用、というか愛情深く言うなら、どんくさい魚なのではあるまいか。 

              
                 数少ないアタリをキャッチ&ゲット

 

10月。月光が冴え冴えと美しい季節。

    はらわたのしばし月下に置かれけり    谷 さやこ

この句の「はらわた」は魚のもの。月光の明るさがぬめぬめとした「はらわた」を美しく浮き立たせる。同じ作者の俳句に「月明かり魚をさばくにひざまづき」というのもある。膝まづくとは祈りに似た姿勢。見たこともない大きな魚なのだろうか。この魚がヒラメなら横たえられ、虚空を見据えるしかない二つの異形の眼にヒラメの命の証として月の明かりがひそんでいるのだ。            文と写真 南村

注:この項は「魚見聞録魚」のタイトルで魚のあれこれをテーマに2008年4月より「週刊釣場速報」に月一回連載したものに加筆訂正したものです。シリーズとしてこのブログに同じペースで紹介してゆきます。

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Make my day・タチウオ

2009年10月13日 | 無駄無駄庵日記

この連休はよい天気が続きました。まさに釣り日和。でもボクはみっちりと仕事でした。あ~あ、損したぁ~と思っていると「タチウオ釣りに行ってきましてん」とクラブの浅井さんから釣行記が届きました。とんだ失敗もあったようですが、その顛末をどうぞ、、、。南村

 

「Make my day ・ タチウオ」
三連休最後の12日、明石の丸松さんにタチウオを釣りに行ってきました。18号台風の濁り水でここ数日の釣果はいまひとつでしたが、前日ぐらいから食いが戻ってきたようです。

          穏やかな日和です

当日は小潮のピーカン(雲ひとつない秋晴れ)でタチウオには最高の条件と言われ、いやが上にも期待が高まります。6時過ぎにほぼ満席の釣り人を乗せて神戸沖まで40分程走ったところで、7時にポイントに到着しました。第一投のポイントは水深60m。タチウオテンヤ40号にイワシをくくりつけ、ケミホタルを付けて投入。

底から15mでさっそくアタリ。合わせを入れるとノリました。「1投目からこれだと今日は爆釣りかもね!」と思いながらシメシメと電動巻き上げをしている途中で竿先が“ふっと“戻ります。痛恨のバラシ!!やってもた!!

急いでテンヤを上げて、エサをつけて投入。またもや45mでアタリ、合わせも決まって今度は慎重に手で巻き上げ。タチウオがみえた!良型!やった!外れた~!またもやバラシ。で、信じられないことにこんなバラシを連続8回やってしまいました。

           赤いケミホタルも効果アリとか

原因ですか?原因はテンヤのハリ先をよ~く見るとこれがなんとも曲がってたんですね~。最初ばらしたときにチェックしといたらよかったんですけど、、、、地合を逃すまいと焦り始めました。こうなると歯車がくるいはじめ、合わせのタイミングがずれて、周りの人たちも、さすがに8回もばらすと気の毒がってくれましたわ。(天の声:ハリ先の曲がりはまだ良いほう。ハリ先カバーのビニールチュウブを外さずに1時間ほど釣っていた人を知ってます)

そんなこんなで朝の地合が過ぎて、後半戦の11時の時点で指3本のタチウオが1匹だけ。「今日はアカン」と貧果を覚悟し始めたころ、水深70mから20m巻き上げたときにとつぜん竿をもっていかれそうなアタリ。あわてて体制を立て直し、大きな合わせを一発くれてから電動巻き上げ。途中なんども大きな締め込みがありましたが、その都度「こいつ、逃がしてなるものか!」と渾身の追い合わせ。上がってきたはメーターオーバーのタチウオでした。まわりの人も「よかったなあ、写真撮ったるわ」と携帯電話でこの写真を撮ってくれました。

      大満足。120cmはありそうですね。

この日、竿頭は20本釣られたようです。最終的に私の釣果は9本でしたが、“Make my day“なメーターオーバーをゲットして満足な釣行となりました。やっぱり釣りはあきらめたらアカン!  by 浅井愁星                                 

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ちょっと覗いてみました

2009年10月09日 | 無駄無駄庵日記

ボクらのクラブは船釣り専門ですが、数人のグループで他の釣りをすることもあります。この季節ですと、ハゼです。好きな人がけっこういて、東京湾のハゼ釣り船に乗ったり、姫路の市川で竿を出したり、その昔は岡山の旭川まで新幹線で出かけたり、ああ、そういえば和歌山の紀ノ川にも家族連れで出かけたこともありました。
ハゼ釣りは凝りだせば竿に浮きにと、キリのない釣りなのですが、ボクらは専門の船釣りとは違って、とても単純、赤い浮きがピョコンと沈んで、オッオッ、ハゼやハゼやと楽しむ程度です。

                    

ボクのホームグランドは新淀川に架かる阪神電車の鉄橋の下。住まいから歩いて五分くらいです。18号台風が過ぎ去って、さて、ハゼの様子はどんなだろうかと、ちょっと覗いてみました。数年前、今回のような大きな台風が過ぎ去って、川水が泥のように濁って、そのシーズンはそれ以来ハゼがパタリと釣れなくなったことがありました。

う~ん、やはり泥水です。でも、釣り人はいました。一人、二人、三人、、、、けっこういます。

              

「オッチャン、釣れてる」「おう、よう釣れてるで、あっちの人は五〇ぐらい釣ってる、、、、」なぜ自分ではなくあっちの人なのか、う~ん、それは愚問なのか、、、、。でも、まあよく釣れてるようです。

                      

で、あっちの人の赤い浮きがピョコンと動いて、ククッと沈んで、ハゼが跳ね上がってきました。いいサイズです。「えっ、写真撮るのん、かめへんで、何の取材?釣りサンデーか?よう写しといてや」ということで、この写真が出来上がりました。

             

日が沈みかけて、潮のぐあいによってはもっと活発に食いだすかもしれません。家に竿を取りに戻って、300円で青虫買うて、オッチャン達の仲間入り、、、ということもアリなのですが、ザンネン、つまらない用に引っ張り込まれていて、振り返り振り返りして帰ってきたのです。あっ、また1匹釣れた。それにしても、よう釣れてます。

 

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台風18号接近中

2009年10月07日 | 無駄無駄庵日記

子供のころ台風には名前がついていました。「ジェーン台風」「キティ台風」昭和29年の「洞爺丸台風」のときはボクが7歳。悲報は母親と行った銭湯のラジオニュースで聞きました。「伊勢湾台風」は昭和35年で12歳。新淀川の堤が濁流に削られて行くのを茫然と眺めていました。こんな具合、台風に名前があると記憶がいくらかリアルにのこります。

         

実は現在でも台風には名前がつけられており、アメリカを含むアジア14カ国で構成された「台風委員会」によって、名前が充てられています。今回の18号台風の名はMelor(めーろー)。マレーシアが委員会に提供した名で、日本語ではジャスミン。名前は各国が10個提供し、計140個の名が台風発生順にあてられています。日本語でプリン、タンポポ、スモモなどを意味する言葉もあってかわいいというか、へえ~、という感じ。日本からは、ウサギ座、コップ座、クジラ座、カジキ座などの星座が委員会に提供されています。あまり聞かない星座ですが、もし甚大な被害をもたらした台風が星座占いなどに使われている星座だと、その星座にあたる人が肩身を狭くする、という気象庁の配慮のようです。

     

写真は和歌山県新宮・三輪崎港のワイルドキャットの服部宏次船長の撮影です。一枚目に写っている浜は七里御浜。撮影日は06年の9月14日の台風14号。よく見ると浜辺には勇気ある人が数人写っています。他の2枚は07年9月3日の9号台風。波が港の護岸を超えています。

                    

服部さんからの新たなメールによると、今後東から南の風にかわるにつれて、大シケ、明日の波高は12mに達するとか。新宮へは初秋からシーズンに入るアマダい狙いによく行きます。大丈夫かな、ワイルドキャットは。陸揚げしてるのかな、というようなことも含めて、この18号台風は昭和35年の伊勢湾台風の進路とよく似ているとかで、自分の住んでいる築150年のボロ家のことを案じつつ、本日の夜中から8日の未明にかけてはなすすべもなく、せめて夫婦二人で手を取り合い一夜の無事を祈ろうと思っております。ちなみに、ボクの住まいは新淀川の河口近く、この台風で釣れていたハゼが行方知れずになるかも知れません。

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マダイ釣り、一人勝ち

2009年10月06日 | 無駄無駄庵日記

10月5日。クラブの人たちと西舞鶴から船を出しました。少し早いかもしれませんが、狙いは秋の落ちマダイ。冬季、深場に入る前の荒食いを期待して、、。

  平日なので港に釣り客の姿がありません。

      
港を出たのが午前10。目指す冠島の漁礁まで約40分。空は曇りがちですが、雨の心配はなさそうです。釣り方はテンビンフカセ。期待をもって仕掛けを入れますが、潮が動いていません。釣れるのアジばかりです。秀吉丸の船長が「アジではアカン」と言い、船を漁礁から離し、アンカーを入れなおすのですが、釣れるのはアジ。そしてサゴシ。数回ポイントを移動しても同じ状況。釣り始めて4時間。最初にアタリが出たのが、塚本さんでした。

 

       

強い引きですが、余裕の竿さばきで釣りあげたのが63センチ。いつもならこれを潮どきとして頻繁にアタリが出るのですが、ぽつぽつと続くだけ。結果的にはこのマダイが今日一番のサイズ。そしてマダイといえるサイズを4匹釣りあげたのは塚本さんだけでした。                                                      

            

他の人、もちろんボクにもですが、釣れるのは下の写真のようなサイズのサゴシやチャリコ。ときに水面でシイラがエサのオキアミに食いつき、お祭りの果てハリスがくちゃくちゃ。アジはまあ、それはそれで美味しいのですが、今日はタイ釣りなのでどんなに大きくても主役にはなれません。

                          
                        杉本さん、サゴシです。もう少し大きければいいのですが。

                   
                     宮野さんも。竿は綺麗に曲がっていますが、アジでした。

ついに日が沈んで、午後6時に竿終い。夕まずめの爆発を期待したのですが、塚本さん以外の5名は健闘というのか、苦闘と言えばいいのか、それはタナ取りが合わなかったとので、といえばそれまでですが、とにかく指をくわえてばかりいた一日でありました。

 

 

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虹の天滝

2009年10月03日 | 無駄無駄庵日記

丹後半島沖で根魚のノマセ釣りをしたとき、その前日に一度登ったことがある、というか、橋本さんに連れられての滝散策でした、、、、。

               
          虹が薄くかかっています          

                                                       

                            
                         滝壺へどどっと98m

天滝とは兵庫県下一を誇る名瀑。日本の滝百選に選ばれている滝です。落差は98m。養父市大屋町に位置し、天滝渓谷・杉ケ沢高原の登山口からの行程はおよそ50分。整備された山道を道なりに進み、途中大小の滝を楽しみながら天滝へ。滝の傍らには小さなお堂があります。
その天滝に虹のかかった写真をクラブの橋本さんが送ってくれました。数年前、ボクも彼と一緒にのぼりましたが、カナカナのなく季節。木々の間から降るように鳴いていました。ボクなんかは釣りに行くときは目的地との往復だけです。橋本さんはこの滝を何度も訪れているようですが、釣りの途中どこかに寄って、たとえばこの天滝散策などをする余裕というか、楽しみがあるのは素晴らしいことですね。
これから紅葉の季節、ボクももう一度登ってみようかな。筋肉痛を恐れずに。

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初めまして

2009年10月01日 | 無駄無駄庵日記

                   

初めまして、これがクラブのエンブレムです。
クラブ発足、それは30数年も昔のことですが、当時のデザインはそのままにカラフルにリニューアルしたものです。会員の制服はオレンジが基調色。それぞれが制服の好きなところに付け、阪神沖釣クラブ員であることを誇りにしています。
現在の会員数は30名。相談役の今井さんとともに季節の魚を釣り、月に一度の例会を近畿圏の沖釣りで楽しんでいます。個人的な釣り、無駄な話も含めて、徒然なるままを「釣れ釣れ日記」に紹介していけたらと考えています。

う~ん、ちょっと緊張した書きだしになってしまいましたが、落ちダイやアオリイカにタチウオ釣り、などなど楽しい秋季シーズンの幕開けです。今後ともよろしくお願いいたします。  阪神沖釣クラブ会長 南村健治

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