随想録 ー而今ー

 而今は、「にこん」と読みます。
 今の瞬間を精一杯生きるということを意味する言葉です。
 

第369号 有志稽古会

2012年05月19日 | 中今塾について
 有段者中心に、より深く技の研鑽を行うとともに、塾長としての考えを理解していただこうと、有段者稽古会を開始しましたが、
級の方の中にも、熱心に稽古をしたいという方があり、有志稽古会という形に変えて、月1回の稽古を行うようになってきました。
 この有志稽古会では、日頃の稽古では、なかなかできない稽古をしたいと思っています。
三十一の杖の合わせもそのひとつです。
組み太刀や組み杖も行なっていきたいと思っています。これらは、剣や杖の素振りができているということを前提に考えています。
 先月の有志稽古会では、剣の流れから、幾つかの技の稽古をしてみました。また、太刀取りの稽古もしてみました。
今月は、短刀取りの稽古をしてみようかと思っています。
今後は、腰投げや多人数掛けの稽古もしてみたいと思います。
基本的な技ができているものとして、有志稽古会を行なっていきたいと思います。
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第368号 教えること、学ぶこと

2012年05月18日 | 中今塾について
 先日、前回の昇段級審査でめでたく初段に昇段されたTさんの昇段祝いの会を開催し、大人、子供を合わせて、十数名の方が集ってくれました。有難うございました。また、楽しいひと時を準備いただいた、お世話役の皆さん、有難うございました。
 昇段の記事が、合気道新聞に掲載されましたので、ご本人にお渡ししました。
今後もますます精進されますことを祈念しております。

 さて、合気道では、一般の部の場合は、入門して最初に5級の審査から始めています。その後、4級、3級と徐々に級の数が減っていき、初段となります。初段からは、今度は、二段、三段と段の数が増えていきます。
 以前に、「初段までは練習、初段からは稽古」と教わりました。初段までは、ひたすら色々な技を覚えるための練習を行い、初段からは、練習で学んだ技を深めていく稽古を行うことだと思います。
 よく聞く話ですが、どこの道場でも、教えることが好きな人はいます。そういう人は、自分の稽古をするより、人に教えることが稽古だと思っているのかもしれません。初段は、後に続く人に、教える資格を与えるものではないと筆者は思っています。
 合気道には、試合がありませんので、相対的な一番はありませんが、絶対的な一番、つまり、自分を高めていく、自分のことを深く掘り下げていくことが大事なのではないかと思っています。稽古とは、古きをたずね新しくを知ることだと思っています。
 いくつになっても、学ぶ姿勢で稽古に臨みたいものだと思っています。
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第367号 還暦

2012年05月17日 | 最近感じること
先日、筆者は、還暦の誕生日を迎えました。
その翌日の稽古終了後、思いがけず、塾生の子供達を中心に、ハッピーバースデーの歌のプレゼントをいただきました。
気恥ずかしくもありましたが、有難く思っています。

 一般に「えと」といえば、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の十二支のことと思われていますが、本来、えとは、干支と書かれるように、十干十二支のことだそうです。
 十干とは、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)のことで、「十二支」と「十干」を組み合わせていくと、12と10の最小公倍数は60ですから、十干十二支の組み合わせが、60年で一巡することから、60歳を迎えた人を「還暦」といって祝う習わしができたようです。
 還暦に、赤いチャンチャンコを贈るのは、もう一度生まれ変わって出直すという意味があるそうです。赤色は赤子の意味だともいわれています。とはいえ、筆者は、還暦を迎えたからといって、赤い道衣を着るようなことは、遠慮したいと思っています。
 織田信長の時代であれば人生五十年であり、60歳では隠居の年でしたが、今や人生八十年、百年という時代に、60歳はまだまだ道半ばであります。
 新しい気持ちで、再スタートしたい、まだまだ老けこむ年ではないと思っている次第です。
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第366号 公認道場認可

2012年05月05日 | 中今塾について
 ゴールデンウイークも後半に入りました。日の入りの時間が遅くなってきて、日が長く感じます。
ゴールデンウイークの一日、日が明るいうちに、風呂に入り、ビールが飲めることにささやかな幸せを感じます。
合気道の稽古があった日であれば、尚更のことです。

 さて、このたび、公益財団法人 合気会より、中今塾の鴨谷道場、三国ヶ丘道場、りんくう泉南道場の公認決定通知が、届きました。
今後は、中今塾の道場は、合気会の公認道場として、活動を行っていくことになります。
中今塾の塾生の皆さんとともに、合気道の稽古に精進したいと思います。
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第365号 「真説 宮本武蔵」より

2012年05月04日 | 合気道について
 風薫る季節となりました。鮮やかな緑の季節でもあります。
暑くもなく、寒くもなく、稽古するには、格好の季節です。

 時間待ちに本屋に入り、「真説 宮本武蔵」(司馬遼太郎作、講談社出版)という本が目に留まり買い求めました。
 「宮本武蔵」といえば、吉川英治作が有名で、何度も映画化されていますが、歴史小説の名だたる作家である司馬遼太郎は、宮本武蔵をどう見たのかが興味深く、この本を買い求めました。
 司馬遼太郎は、この本の中で武蔵が戦った試合については、多くを語っていません。
 むしろ、宮本武蔵という人は、特別な、天才であったと書いています。
身の丈、五尺七、八寸と書かれていますから、体が当時としては、大きかったようです。
司馬遼太郎は、この本の中で、柳生但馬守の言葉から、「兵法は、太刀行きの早さできまる。この速さは、卓抜した運動神経と膂力(りょうりょく)と気力の三拍子がそろうことによって可能になる。武蔵は千万人に1人という天賦があった。武蔵の兵法は、武蔵ひとりに通用するものであった。」と書いています。
 筆者は、この三拍子の能力の中で、膂力(りょうりょく)というものに目をひかれました。この膂力(りょうりょく)というものが、合気道でいう呼吸力と同じものなのかどうかは、筆者には、まだよくわかりません。目に見えないものですから、うまく説明することはできませんが、目には見えませんが、そういう力があるのだと思います。少し、頭の片すみに置いて、膂力(りょうりょく)というものがどういうものであり、どうすれば身につけることができるのか、考え続けていきたいと思っている次第です。
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第364号 士の心意気

2012年04月22日 | 最近感じること
 先日、「巨眼の男 西郷隆盛」(津本 陽 作、集英社文庫)という本を読みました。
最後の巻で、西南の役で敗戦濃くなり、従軍した武士の中で、なり、最年少で十代の少年が、切腹したことが書かれていました。
今の時代に置き換えると、二十代くらいであったろうと思われますが、
果たして、切腹をするといったようなことが、今の時代に、できるであろうかと考えこんでいました。
当時の武士という身分にあった人にとっては、切腹するという生き方をすることが勤めであり、
当時でも、武士でない人間は、そういう生き方をしなかったのだと思います。
しかし、武道である合気道を学んでいる人間にとってはどうだろうかと考えこんでみました。
決して、命を疎かにするということを書いているつもりはありませんが、
切腹するというような、
なんというか、そういう心構えができるだろうかと考えこんでしまいました。
今の時代では、決して、殉死するといったようなことでなくとも、
肚をすえるといった、事に臨むような心意気が
育てられないものかと思った次第です。
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第363号 (続)夏合宿

2012年04月19日 | 中今塾について
 今年は、久しぶりに、中今塾としての合宿を行いたいと考えています。
合宿ですから、集中的に稽古をしたいと思っています。
とはいえ、塾生の皆さんはそれぞれに、合気道以外にも、いろいろと予定されていることがあると思いますので、1泊2日くらいが限度かと思います。
小豆島や長崎等、筆者の縁ある場所で、合宿のできる場所をと考えてみましたが、
土曜日に仕事の方もあると思い、
できれば、日帰りでも参加できるところいうことで、
今年は、和歌山としました。
移動は、基本的には、電車でと考えています。
以下の予定でと考えています。
1日目は、光明池集合し、和歌山に向け出発。
和歌山到着後、午後稽古。
稽古終了後、宿泊場所に移動。入浴後、夕食、ミーティング懇親会。
2日目は、朝食後、午前稽古。午後解散。(自由行動)
稽古は、参加人数によりますが、ご縁のある道場への訪問稽古もお願いしたいと思っていますので、まずは、参加人数を把握したいと思っています。
参加、不参加の登録をお願いします。
 合気道の研鑽、塾生の懇親、できれば、他の道場の方との交流もと思っています。
 現在、参加者を募っていますが、できるだけ、多くの方に、参加いただければと思っています。
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第362号 ご縁

2012年04月15日 | 最近感じること

 桜前線が一気に北上し、新緑の季節となりました。
(先週、11日頃に、浅草寺を訪れた時は、桜吹雪でした。)
先週の日曜日頃が、大阪では満開の頃だったようで、
中今塾では、鴨谷道場での稽古の後、有志による花見会が開催され、
十有余名の方が参加されました。
(お世話役の皆さん、ご苦労さまでした。
筆者は、参加できませんでしたが、次の行事では、
また、皆さんと楽しいひと時を過ぎしたいと思います。)

 筆者は、当日、午後から、泉州武育会の本田先生の追悼演武会が行われたため、
岸和田市総合体育館まで伺いました。
 本田先生のご指導されてきた各道場の演武、そして、
本田先生にご縁のある各先生方の演武があり、
拝見させて頂きました。

 演武会の後に、稽古会があったため、
泉州武育会の方々に混じって、稽古させていただき、
汗を流させていただきました。
 これも故本田先生からいただいた御縁と感謝している次第です。
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第361号 「青春とは何だ」から

2012年04月01日 | 最近感じること
 東京都知事として、まだまだ元気に活躍されている石原慎太郎氏が、
作家として、若い頃に書かれた作品に「青春とは何だ」という作品があります。
 新任教師と高校生のふれあいを描いた作品で、
教師も、生徒も、色々なことにぶつかり、
問題をひとつひとつ解決しながら、成長していく姿が描かれていたように思います。
(この作品は、テレビドラマ化され、青春学園ドラマの走りとなりました。)

 合気道と何か?いまだに良く表現することができません。
 ある高名な先生に、「先生にとって合気道は何ですか?」と質問したら、
「また、そんなことを聞くの?」と答えられたそうです。
おそらく、何度も同じ事を、多くの人から質問されたのだと思います。
 開祖は、「合気道とは何ですか?」とたずねられ、[合気道とはわしじゃ!!」
と答えたというエピソードがあります。
 我々にとって合気道は何なのでしょうか。
人それぞれに、考えなければならないことでしょう。
 先日、ある人から、「合気道を続けてきて、いろんな道友に出会えて良かったと思う。
なにより、合気道の稽古をしている時は、他のことは何もかも忘れることができる。」
と聞きました。
稽古する者にとって、こういうことが合気道の良さなのかもしれないと思います。

 以前に、開祖は巨象のような立場にあり、開祖に学んだ先生方は、
「群盲象をなでる。」のごとくではないのかと思ったことがありました。
盲目のある人が象の足をなで象は太い柱のようだといい、
ある人は鼻をなで象は太いホースのようだと言ったという話から、
開祖に学んだ時の開祖の時代、あるいは学んだ先生の考え方などにより、
伝えられようとしている合気道が異なるのではないのかと思っていました。
 しかし、最近は、そうではなく、
開祖に学んだ先生方が、大きな足や太い鼻を通して、
開祖の合気道を伝えようとされているのではないのかと思っています。
いろいろな表現の仕方があるのもまた合気道ではないかと思っています。

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第360号 春に入りました

2012年03月31日 | 中今塾について
 3月も終わり頃になって、ようやく春らしさを感じ始めました。
もう明日は、4月で、新年度が始まります。
年度の始めなのに、明日の稽古は、道場確保ができず、稽古が休みとなります。
来週の8日は、岸和田市内での他の道場での行事に出席することになり、
申し訳ないですが、代稽古でお願いします。
来週頃は、鴨谷体育館の裏の公園では、桜の花ざかりの頃かと思います。

 今週は、木曜日のむさし屋での稽古に参加できました。
問い合わせがあり、体験入会をされた方がありました。
合気道に興味を持たれたようで、後日、入会希望の連絡がありました。
むさし屋道場は、三十畳弱の広さですが、
新しく入会されて、稽古する方が増えるのは、
活気が溢れ、いいのではと思っています。
(怪我には各自注意ください。)

先日の審査会で合格された方から、感想文が届き、
本日は、道標(みちしるべ)に掲載しました。
道標は、昔の旅の道には、一里塚があり、旅の途上で、どこまでたどり着いたかを知ることができたものだと思っています。
中今塾では、合気道の稽古で歩んできた自分自身の足跡を残すために、
小論文、感想文を書いていただいています。
感想文を拝読することで、筆者としては、
今後の稽古方法をどのようにしていけばいいかということの
参考にさせていただくことができると思っています。
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