今日の「デカレンジャー」37話。

いや、凄かったですね。

一応SWATモードにはなったけど、派手なアクションも
無ければロボ戦もなし。
しかも内容は全く救いのない悲劇。

・・・よくもまあ、こんな脚本通ったモノだ、と。


いや、むしろ通してくれて有難う、と言いたいんですけどね。
「デカレン」をここまで見ていたなら、こういう話が
出来るだけの懐の広さがあるのは瞭然であるワケだし、
「子供にはわからない」つー意見もあるでしょーけど、
たとえわからなくても何かしら感じるコトはあるだろーし、
後になって気付く、つーコトもあると思うんよ。

「子供向け」と「子供騙し」は違うワケだしね。
＃まあ、ソレがわかってると思っているからこそ、
＃こうして本作を見続けているんですけどね。


でも、最初のノリノリのホージー（笑）を見た時には、
ここまでの話になるとは思わなかったですけどね。


まあ、クロードが出てきた辺りで展開は見えましたが、
そっから、特にホージーが犯人の正体に気付いた
辺りからの運び方、見せ方が実に良いんですよね。

いやもう、コテコテなんですけどね。
襲おうとした女性に弟がいるのを見て躊躇うクロードとか、
葛藤の末に「デカ」であるコト選ぶホージー。
ジャッジメントを見せずに信号と重ねるのも、
「止む無く」クロードを撃ったよーにするのも、
そこにテレサが来るのも、そしてラストも・・・。
それらを徹底的に抑えた演出で見せるコトによって、
更に悲劇的な印象を強める・・・ホント、コッテコテですよ。

・・・それでも、それだからこそ良い、と思えるのですよ。
特にこういう話は。

後、「余韻」ね。こう、見終わって「・・・ふぅ」と
何ともいえない溜息が自然に出るよーな。
コレが出せた、つーだけでもう作り手の「勝ち」ですよ、ハイ。
＃EDのスワンさんでちょっとガクッとなりましたが（苦笑）
＃まあ、前回やり損ねたし、今回の話じゃあそこで
＃できそーなネタもないしね。

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