つーコトで、
一周年企画でオススメしてもらったマンガを
読みますよ編。
今回はKoji2さん推薦の2冊。
「GOTH」
作・乙一 画・大岩ケンヂ/角川書店角川コミックス・エース
面白かったです。
異常犯罪が話の軸になっており、エグい描写があったり
話的にも救いのカケラもなかったりするのですが、
不快感や後味の悪さは感じませんでした。
大岩の絵柄、つーのもあると思いますが。
Kojiさんが「淡々と描かれている」と推薦文で
書かれたよーに、行われているコトは猟奇的にも関わらず
変にエキセントリックになったりしないんですよね。
クールと言うか、乾いていると言うか。
主人公も「あちら側」の人間であり「情」が介在しない、
という所為もあるかと。
#だからこそ最後ちょっと情が入るのが効くんよね。
乙一の書いたあとがきを読むと、この辺の距離感
みたいなモノに納得。
「カオシックルーン」
山本賢治/秋田書店チャンピオンコミックス
良くある召喚バトル物+バトロワ、といったトコロでしょうか。
元ネタはカードゲームらしいですが、こういう販促効果が
無さそうなコミカライズをする辺りがチャンピオンぽいな、
とか思ったり(苦笑)
内容的には・・・つまらなくはないけど、つートコロ。
まあ、ともえサンがバトロワ展開が好きでないからでも
あるワケですけど。
Kojiさんも書かれているよーにキャラが酷い殺され方をされるのが
見所といえば見所なんだろーけど、個人的にはそれだけではなあ、と。
その2へ続く。
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凝った画面は、コンサバティブな画面をウリとする少年マンガしか知らない人には「読みづらい」と感じるでしょうが、マイナーマンガまで手を出す人はマンガ慣れしているだろうから問題ないなと。
同じように、犯罪を扱った作品として、講談社のアフタヌーンで1992年から2000年にかけて連載された、高橋ツトム氏による『地雷震』という刑事モノがあります。
人間のドロドロとした情念を力強く描いた傑作ですが、実は、一巻くらいだと、「つまらなくはないけどたいしたこともない」、普通の刑事モノでして、今回の企画の「とりあえず一巻」では不利だろうなと思ってエントリーを避けました。
この点、『GOTH』ならば、最初から一巻なのでぴったりの候補だったわけです。
『カオシックルーン』は、まぁ、「そういえば『舞-HiME』以前にチャンピオンにはその手のマンガやってたよな」という感じですが、わりと一巻目から刺激的なシーンが多かったので挙げてみました。
そうでしたか、イマイチでしたか。
以降の巻では、ツボな美少女が登場してくださるのでもっと楽しいんですが、一巻で「あまり趣味ではない」と感じられるなら、さほど評価が改善することはないかもしれないですね。
ともえさんのコメントの「バトロワマンガ」で思い出したのですが、ヤングチャンピオン連載の田口雅之の『バトルロワイヤル』ってのもあったか!
ちっ!
「とりあえず一巻め」というルールなら、モーニングで連載していた外薗昌也氏作の『エマージング』を推薦するのもよかったかな?
人通りの多い繁華街の交差点で、いやに全身をむくませたサラリーマンが身体中の穴という穴から血を吹き出して痙攣のダンスをしながら死ぬという、ショッキングなシーンから始まるこのマンガは、日本で新興ウィルス(エマージングウィルス)が発見されることから始まるパニックモノでした。
めちゃくちゃ面白くて、連載中は次のモーニングの発売が楽しみで楽しみでしょうがなかったです。
ところが、意外と人気が無くて打ち切りだったのか、あっけなく解決して終わっちゃうんです。
それはもう、「は?」って感じで。
というわけで、一巻めならオススメできるなぁと。
まぁ、それはイジワルですしね。
残り一冊残して期間が終わってしまいました。
最後に一丁、福本伸行のマンガでも勧めたろうかなと思っていたんですがね。
タイトルだけは知ってます。
・・つーか、「スカイハイ」の作者だったんですね。
>カオシックルーン
>ツボな美少女が登場してくださるのでもっと楽しいんですが
でも、1巻のノリで殺られちゃうんでしょ?(汗)
ソレはキツいなあ。
>バトルロワイヤル
>エマージング
期間中に薦められれば読んだでしょーけど、
そうでなければ・・つートコロ。
>福本伸行
薦められなくて良かった(苦笑)