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雀隠れ
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歳時記をめくっていると時々日本語の季語でなければ
機能しないような不思議な言葉に出会います
雀といえば、「孕み雀」「黄雀」「稲雀」「寒雀」などの季語がありますが
なかに「すずめがくれ(雀隠れ)」という季語があります
春になって萌え出た草が、舞い降りた雀の姿を隠すほどに伸びた様子を言います
載せていない歳時記もあって、元来が和歌で好まれた言葉だったそうです
また平安時代の書「蜻蛉日記」には
「三月になりぬ 木の葉すゞめ隠れになりて 祭りのころおぼえて・・」
とすでに登場しています
自然の様子を繊細な心と目で見つめ
身近にいる雀を暖かく見つめたことで出来た言葉なんでしょう
・・・
「雀隠れ道楽やめて犬連れて」 小林つくし
(画面隅のブックマークからも行けます)
遅そうすね (。・_・。)ノ♪
なるほどと感じます。
>雀隠れ道楽やめて犬連れて
春になったので心機一転、ワンちゃんとお散歩頑張りましょうって気持ちですか?
まるで忍者みたい^^
雀が隠れちゃうくらい春になって
草が生い茂ることですか?
昔の人は微妙な言葉で変化を表すんですね~
まね出来ないです^^。
ちなみに雀は家の近くに見かけないので
とっても可愛いなって思いました♪
下草も伸びが遅いですね
日本の四季に微妙な違いを感じる
感性豊かな言葉が見つかりますね・・・
犬連れて散歩してると・・
道楽ばかりしていたころには気がつかなかった
春らしくなって下草が伸びたことを感じた句ですね
どこかに雀が身を隠す動作を思い浮かべると
如何にも忍者的ですが・・少しニュアンスが違いますね
春らしくなって草も成長して
ちょうど雀が隠れてしまうほど伸びてきた
直訳的にいえばそんな感じですね
日常使う言葉では・・春らしくなったねで済ませますが
俳句等繊細な季節の変化を句にするには・・・
虫の目的にマクロ表現がときに必要になります
それほど微妙な違いを感じることができる
生活感があったのですが最近はその感性が薄れてきてるんですね
雀いませんか・・我が家には20羽位が
毎朝餌のおねだりに来ますよ・・
パイをかき回す音や人が集まって
ワイワイやってる姿が似てるんですね