桔梗(ききょう)
***
始めてこの花が桔梗と知ったのは
そろそろ異性を意識しだしたころ
少し気になっていた人の
庭に咲いていました
母親同士がとても仲がよくて
でも同級生なのに
口を利いたことが少なかった
どこかでお互いを
意識していたのでしょう~
やがて・・
何かのきっかけで
話し合うようになり
幼友達は親密な友達に・・
しかし
成長と共に
別々の道を歩むことに
初恋は結ばれないと
桔梗の花に添えられた手紙に
・・・
桔梗が咲くころ
今でも現実になって現れそうな
遠い想い出・・です
***
~秋の野に 咲きたる花を 指折り
かき数ふれば七種(ななくさ)の花
萩が花 尾花 葛花 撫子の花
女郎花 また 藤袴(ふじばかま) 朝顔の花~
「万葉集」(山上憶良)
秋の七草に数えられる朝顔は
桔梗のことだといわれています
中世のころは
漢名をそのまま音読みして
「きちこう」と呼んでいたようですが
しだいに「ききょう」に変化しました
か細い茎に
わしで作ったような一重のしゃんとした花びら
背筋をぴんと伸ばしたような
楚々とした風情がただよいます
~朝顔は 朝露 負ひて 咲くといへど
夕影にこそ 咲きまさりけり~
「万葉集」(読み人しらず)
朝から咲き続け 夕方にいっそう
その艶を増す・・・
見習いたいですね
初めまして、おじゃまします。
夕星(ゆうずつ)を、初めて拝見してから、時々拝見させていただいてました。
一枚の写真とコメント、そこからさまざまな想像の世界が広がっていくようです(私が感じたこと)。
一輪の桔梗が、想像の世界を印象付けているようです。
世代交代を思わせる・・切ない写真です。
私は秋は苦手なの(^^ゞ
実りの、その先を考えてしまうからでしょうか。
桔梗の花に初恋の思い出なんて素敵ですね♪
私の初恋の思い出は「壁」と「タンコブ」です。
好きな人に見惚れて壁に思いっきりおでこを
ぶつけましたwww
その姿を見て、彼は笑うでもなく、同情するでもなく
呆れ果てていました。彼の表情を見たとき、恋心は儚く
消えました。つまんないヤツに惚れてたんだぁ(笑)
アリーヌさんの・・初恋談義も~とても心に残るお話(笑)
第三者的には・・やや笑えますが~本人にすれば・・
笑ってられないですよね・・恋は冷静に見ると・・
>つまんないヤツに惚れてたんだぁ~
こういうことがしばしば・・おこるんですね。
だから恋は盲目って言うんでしょうね・・・(爆)
似たような話は・・初恋ではないですが、私も幾度となく・・
おっちょこちょいだから~~って言われてます。
うっかりコメント書き忘れてしまいました。
始めてきていただいたのに・・本当にごめんなさい。
>・・・そこからさまざまな想像の世界が広がっていくようです
最近は活字離れが多くなって・・本読む人が少ないとか
本は創造する世界ですから・・想像はなくてはならないもの
何とか日本語のよさを世代を超えて広めてゆきたいと思います
またぜひお越しください~~・・・。お待ちしてます。