監督が教えますマンション修繕工事の基礎知識

長年工事監督をしていた立場でマンション修繕工事のことを教えます。

原因を追求しましょう。

2009-05-06 10:06:56 | 日記
ガラリが錆びて、廻りのタイルが浮いて、工事前からこれは大変だと思われる物件がありました。
足場をかけて上がってみると、いくつかの排気口を1箇所のガラリにしたもので、修繕工事で、見た目良くした物ですが、
室内の水蒸気ガラリで水滴となり下の部分に水が溜まり、錆びてしまうようです。
水が溜まるままでスチールのアングルで直してありました。これでは同じことの繰り返しです。水が溜まらない様に処置してから、錆びにくいアルミやステンレスで直します。そうです皆さんに直せといってるわけではなく、何度も書いてますが、
業者任せではだめなのです。

どこに原因があって、どう直したのかきちんと説明を受けることです。色々直したけどサービスしとくよ。よく聞くセリフです。こんなのちっともサービスではありません。早く終わらせたいから、適当に直しているだけです。すぐに壊れて高い費用が発生します。中身がわからず、説明も受けず、買い物をする人がいますか。
工事をするのは大変です。払った貴重な修繕金が、有効に使われますように。

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