サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「第三の矢」は、それを政府に頼るのではなく、「自助努力」の姿勢を堅持して。

2016年12月20日 21時56分22秒 | 日記
「モノ造りでもインターネットでも勝てない日本」という言葉をよく聞くようになりました。その裏側には、製品を作るためのマネジメント、つまり、プロジェクトマネジメントがうまくできないから。プロジェクトマネジメントについて書こうとすると、おそらく今回だけでは足りないので、思っていることを簡潔に書きますと、「モノの作り方の手順がおかしくなった日本企業」と言う表現が近いかもしれないと思います。
 「そんなことあるまい。無知蒙昧なことをいうな」とお叱りを受けるかもしれませんが、これは遠からず、当たっています。むろん、モノの作り方が本当はわかっているのです。しかし、その手順で作っていると、世界レベルで見たときに、高い人件費の日本は高コストとなって、競争には勝てません。
そうだとするならば、人件費をさげるためには、何をするかというと、工期を短くして作るしかありません。或は、同じ工期で10人を要して作っていたところを、例えば5人で作れば半分のコスト。。。とはなりません。そこに半分に減ったところを埋めるために、残った人が長時間の残業で埋めるか、派遣・請負で安いコストで不足分を穴埋めする。それでも勝てる保証はないです。
 10人の人を維持して工期を半分に減らすというのは、相当難しい。ひとり二倍のスピードといえば、話は簡単ですが、10人が連携して仕事をする場合は、当然、報告・連絡・相談もあります。その時間も半分でやらないとなりません。細かい説明をするのに、10分かかってたものを5分でしなければなりません。聞き手がそれを理解できないで作業すると、製品の不具合をおこして、あっというまに修成のためのコストがかかってしまう。これだったら、初めから10人でやっていたほうが、品質としては安定するかもしれませんが、国際競争力からみたときは、勝てないでしょうね。
 そう言う戦いの中に日本の製造業はいると思います。この場合、圧倒的に他国に追いつかれないモノを作って売り歩くしかない。しかし、他国が追いつかなハイレベルなものをつくった所で、それを必要とする市場・顧客がいないと、すべて棚残となり、作っても売れないまま不良在庫と化していくわけです。売れなければ、お金が入らず、お金が入らないと、従業員にお給料を支払うことができず、倒産もありうる。「そんなことあるまい」と思うかもしれませんが、もう「豊かな国・日本」とはいえないと思います。先日、某局で「子供の6人に1人は貧困家庭」と放送されていました。もう、「先進国」「経済大国」は昭和の言葉で、今や昔の感すら致します。
 いつまでこの状態が続くのか。というよりキープできるか。或は徐々にスローダウンしている経済は、どうなっていくのか。「第三の矢」と言われて久しく。わたしは、それを政府に頼るのではなく、基本は「自助努力」があってこその「第三の矢」だと思っています。それは苦しい戦いです。でも、人類で、戦後復興後の高度成長が、稀有な時代であったことはいうまでもありません。それを恋焦がれても仕方がないと、私自身に言い聞かせています。
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