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kan-haruの日記

風景・風物詩 小石川後楽園 水戸黄門ゆかりの都心の幽谷の庭園で紅葉狩り

2012年12月25日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2012 内庭        

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都立の名園・庭園や近県の名園にも、紅葉のスポットが沢山あり、そのうち、モミジの紅葉スポットには、(「六義園東京都庭園美術館および神奈川の名園三渓園などがあります。今年は、都心のなかの名園の小石川後楽園に11月29日に行き、紅葉狩りをしてきました。

小石川後楽園
小石川後楽園(東京都文京区後楽1-6-6)は、六義園とともに江戸の二大庭園にあげられ、文化財保護法の特別史跡及び特別名勝に指定(昭和27年3月)されています。

 小石川後楽園パンフレット

後楽園は1938年(昭和13年)4月に開園して、休園日は年末・年始の12月29日~1月1日で、午前9時~午後5時まで開園し、入園料は一般及び中学生が300円、65歳以上が150円で、小学生以下及び都内の中学生は無料です。また、みどりの日と都民の日は無料となります。

 小石川後楽園入場券

後楽園は、小石川台地の先端の地にあり、江戸時代初期の1629年(寛永6年)に水戸徳川家の祖である徳川頼房が、神田上水の分流を引入れ、江戸の中屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園で、作庭には明の儒学者朱舜水の意見をとり入れ、池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」には随所に中国名所の名前の景観を配し、「後楽園」とつけられました。

 小石川後楽園マップ

後楽園は、70,847.17平方メートルの面積を有し、4,030本の樹木数があり、光圀が好んだ白梅、紅梅など20種類が2月に咲く梅林が、3月下旬には樹齢約60年の枝垂桜とともに大泉水周囲にある桜を咲かせ、1000平方メートルの花菖蒲田は6月上旬に花が咲く他、内庭の池や蓮池にはスイレンやハスが見られます。また、11月中、下旬に見られる250本のイロハモミジは見事な紅葉です。
後楽園へのアクセスは、東京メトロまたは都営大江戸線の飯田橋駅のC3出口を出て、北方に進むと、小石川後楽園入り口の信号が後楽園の西門です。

 後楽園西門から入り庭園入り口門に進む(左上:小石川後楽園入り口の西門、中上:西門内の入場券売り場前広場、右上左下:西門内の見事な紅葉のモミジ、中下:入場券を求め集会場涵徳亭脇を進む、右下:庭園入り口)

集会所は、後楽園創建時代に造られた萱葺の茶室で、硝子障子のため「ガラスノ茶屋」と呼ばれていたのを、享保年間に林信篤が涵徳亭(かんとくてい)と名づけ、現在の建物は4代目で1986年(昭和61年)に再建したものです。

 涵徳亭付近の紅葉(:涵徳亭中庭の紅葉、:大泉水右手の見事な紅葉)

枝垂桜を左に進むと大堰川(京都の嵐山の下を流れる大堰川にちなんだもの)で、川には京都嵐山の渡月橋の名をとった土橋が架かり、橋の左手には西湖堤(中国の名勝地西湖を模して造られたもの)が見え、橋の先には屏風岩がそびえ、右手の大堰川の突き当りのモミジは紅葉が見事です。

 涵徳亭付近の紅葉(左上:大堰川にかかる渡月橋土橋、中上:橋の左手は西湖堤、右上:対岸にそびえる屏風岩、左下:大堰川先の紅葉が見事なモミジ、中下:西湖堤周辺の紅葉、右下:渡月橋周辺の紅色のモミジ)

渡月橋から戻り、枝垂桜の先方の紅葉林のモミジを見ながら、一つ松(琵琶湖唐崎の一つ松にちなんだもの)付近の大泉水(蓬莱島と徳大寺石を配し、琵琶湖を表現した景色を造り出したもの)の周辺の紅葉風景。

 一つ松付近の風景(:枝垂桜から西方を望んだ紅葉林、:一つ松冬支度の化粧巻、:大泉水に浮かぶ蓬莱島と徳大寺石)

昔の田舎の茶屋のたたずまいの丸屋は、戦災で焼失し昭和41年に復元したもので、周辺のモミジの見どころです。

 丸屋周辺の紅葉(写真拡大)

大泉水を時計廻りに回遊して、紅葉のモミジ狩も半ばです。

 大泉水を時計廻りに回遊(写真拡大)

九八屋は、江戸時代の風流な酒亭を模したもので、戦災で焼失し昭和41年に復元したもので、周辺にも紅葉はみられます。

 九八屋周辺の紅葉(写真拡大)

九八屋の傍に露天のお土産さんが出ており、そこには水戸名物のほし納豆、梅羊羹とのし梅が売っており、茨城に関係ある人には懐かしい食べ物であり買って帰りました。

 大泉水周囲の真赤のモミジ(左上:露天のお土産売店、中上:大泉水周囲の紅葉をバックに建つ灯篭、右上:ガイド案内を聞く紅葉狩グループ、左下中下右下:大泉水周囲の真赤なモミジ群)

最後は、唐門跡、内庭を回って紅葉狩りのエンドです。

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