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大田区界隈 第1京浜国道立体交差工事 南蒲田立体交差事業現場見学会 その3

2008年03月26日 | 大森町界隈あれこれ イベント
kan-haru blog 2008

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擁壁区間の工事
擁壁区間の工事は、南蒲田交差点より品川側工事を五洋株式会社が施工を行い、2007年4月から蒲田立体擁壁その1工事が開始され、昨年末からの工程では立体工事が始まりました。工程には、U型擁壁工事部の上に路面覆工を支持するためのH型鋼を建て込む中間杭工、地下を掘るために圧入鋼矢板の壁で土を押さえる鋼矢板工、鋼矢板同様に土を押さえるH形鋼を建込む地中連続壁工などがあります。
2月23日の見学時点では、U型擁壁部の鋼矢板工の施工を行っていました。

            擁壁区間の工事

・擁壁区間工事の見学
トンネル工事を見た後、工事昇降口現場から北側品川方向へと道を挟んで隔てた、移動式クレーンが稼働している工事現場(地図参照)へと向かい、途中で先に擁壁区間工事を見学したB班グループとすれ違いました。
トンネル工事は横浜方面下り道路を見ましたが、擁壁工事は品川側U型擁壁の品川方面上り道路での見学です。工事現場は、第2石井ビル(9階)と12階建て茶系色ビルが並ぶやや南方向のU型擁壁の西面工事です。

 トンネル工事現場から擁壁区間工事現場へ移動

工事に使用する鋼矢板は、工事現場の途中に置いてありましたが、幅60cm、長さは8.5m~16.5mのものを使用します。鋼矢板は移動式クレーンで吊上げて、油圧式圧入機(サイレントパイラー)で、写真の形状をした鋼矢板を交互に反転させて圧入します。
鋼矢板の圧入の周囲の水は水道水を注入したもので、これにより鋼矢板が入り易くなるそうです。

         工事場の土を押える鋼矢板            油圧式圧入機     

油圧式圧入機の鋼矢板の圧入は、思ったより早い速度で鋼矢板が圧入されました。圧入開始の写真左上から写真右下までの圧入に要した時間は、約6分でした。

鋼矢板圧入(14:08撮影)                           (写真右14:10撮影)


  鋼矢板圧入(14:11撮影)                      (写真右14:14撮影)

鋼矢板の圧入の位置は、レーザーにより鋼矢板に当てて位置決めを行います。

      鋼矢板を定位置まで圧入    レーザで位置決め(黄丸内の赤点:レーザー光)

鋼矢板が所定の位置まで圧入が進んだ時点で、見学を終えて「なんかまふれあい館」に戻りA、B班が揃ったところで質疑応答を行い見学が終了しました。

  なんかまふれあい館 工事状況が見られるライブカメラ ふれあい館での工事説明

見学して見て、建設工事機械の進歩の速さには感心しました。昔は、鋼矢板の押し込みは単気筒エンジンのようなディーゼル・ハンマーでの打撃や、振動を与えて地中に強制的に押し込むバイブロ・ハンマーなどが使われており、工事の周辺では騒音や振動で悩まされたのですが、油圧式圧入機では騒音や振動がありませんので、住民密集地域での工事も容易となりました。
また、見学のトンネル工事とU型擁壁工事での、直接作業要員は両者合わせて10数人程度という少人数であるのも驚きでした。

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