キャリア教育は、大学でも今や花盛りである。それは、就職事情の厳しい昨今、かなり切羽つまったものとなっている。まったなしの就職が目の前にせまっているからである。
そこで問題になってくるのが、「擬似」ポジティブ・ニート志向である。
夢はある。そのために、とりあえず就職はしない、かといって、それほどの努力はしていない、あるいはできない層である。
大学では、就職支援の部署やセンターが躍起になって、そういうことにならないように、キャリア教育に精を出すことになるが、大学が提供する就職指導から下りてしまうので、職なしで大学から放り出すようなことになりかねない。ネガティブ・ニート予備軍になってしまう恐れがある。
こういう層も抱え込める余裕があるのが成熟社会だと言いたいところであるが、さていかがなものであろうか。











