人材開発・組織開発コンサルタントZOFFY雑感

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変革型リーダーシップとサーバントリーダーシップ

2016-01-23 12:14:25 | ビジネス・コラム
昨日、一昨日と、ある金融機関様で「リーダーシップ研修」を行いました。今回は、社会心理学をご専門とされる大学の先生をお招きし、リーダーシップ研究の歴史的背景と近年注目されている「変革型リーダーシップ」「サーバントリーダーシップ」を対比してご紹介いただきました。

変革型とサーバント。バグッとですが、共通点と相違点は以下の通り。

【共通点】
・どちらも、明確なビジョンを示し、フォロワーの成長のための働きかけを重視する。
【相違点】
・変革型が「リーダーが何をするか?」を重視するのに対し、サーバントは「リーダーはどうあるべきか?」の姿勢、態度を重視する。
・変革型は、フォロワーに認知ベースの、つまり説得により信頼を形成するのに対し、サーバントは、感情ベースの信頼(「リーダーのためなら」という信頼)を形成する。

なお、サーバントリーダーシップが、フォロワーの協力的行動を引き出し、互いに協力する組織的風土をつくり出す理由として考えられるのは、

①リーダーがフォロワーのモデルになっている(モデリング説)
②リーダーの奉仕に対して、フォロワーが返報(お返し)している(社会交換説)

の2点としてご紹介されていました。

アカデミックではありましたが、受講者の皆様も、職場でのリーダーシップ発揮の良い気づきを得ていただいているようでした。
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