シリーズ『探検』[遅い夏休み_その6]

元々スーパーマーケットが好きで
特に地元以外の都市となると、その地方独特な商品が陳列されてたり
地元と物の値段を比べてみたりと、私にとってはいろいろと楽しい。

ハワイアンコンベンションセンター近くに「ダイエー」の看板発見。
だけど店の中はどうやらダイエーじゃないみたい。
店名は「Don Quijote」ドンキホーテ。
店内、ザッと見渡してみると
日本人が欲しい食材はほとんどあるんじゃない？
だけど、
たまたまかもしれないけど、陳列が乱雑だったね。

そんな中、弁当、惣菜コーナーへと進む。
コンビニ弁当みたいな容器に入った、
カツ丼、焼肉弁当、ハンバーグ弁当などなど・・・さすがハワイ、
日本と変わらないな。
そんな中、私はイナリと海苔巻きがセットになった助六寿司を手に取る。
助六寿司を抱えてレジに並ぶ。
朝10時だというのに、既にレジを待つ人で行列。

レジを待ってると
私の後ろに並んでたオバちゃんがこっちを向いてなんかシャベッてる。
無視してたらポンと腕をたたかれ、私に向かって何かシャベッてる。
もちろん英語で・・・・
「エッ？俺なにか、やらかした？」と思いつつも落ち着いてオバちゃんの
しゃべりを聞いてみる。
私の　つたないヒヤリングで解釈すると
1点のみの買い物だと、ここに並ばなくても
レジの先にある、
酒とかタバコとかが置いてある雑貨屋でお会計が可能とのこと。
行列のレジに並ぶのは6点以上の商品を購入した人達だということ。

私は半信半疑のままオバちゃんに「Thank you」とだけ伝え
誰にも話しかけられない様に早歩きでレジを突っきって雑貨屋へ一直線。
そして、雑貨屋のレジ係の人に助六寿司をおそるおそる差し出す。

税込み＄3.11也。
きちんとレシートももらって何事も無く、速攻でお会計終了だヨ！。

「ありがとう！オバちゃん！！俺にもできたよ、オバちゃん！！！」

知ってる人にとっては　なんでもない事。
知らない私にとっては大収穫とも言える出来事。

あぁ～
今度DonQuijoteに行った時、
一品だけの会計のために行列のレジ待ちをしてる日本人観光客に
「君の場合、あっちの雑貨屋でも会計してもらえるよっ」
そんなことも知らないの？　
なんて風に教えてやりたい。
・・・・・そんな気持ちです・・・・・・