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熊本地震での1Fピロティが潰れたマンションの件

2016年04月21日 08時45分33秒 | ブログ

熊本地震が発生してもう1週間になります。

何度も繰り返される大きな地震によって、多数の住宅が全壊になり

恐ろしさから、屋外で就寝をする方々の映像を見るたびに心が痛みます。

お亡くなりになられた方も多数おられますが、津波の被害が無かったことと

原発に影響が現段階で無かったことは、幾ばくかの安心材料ではありましたが

今現在でも緊急地震速報が流れるたびに、いつになったら余震がやむのだろうかという

不安に駆られていらっしゃる皆さんのことを思うと、静岡県に住んでいる身では

本当に他人事ではありません。

 

今回の大地震で震源域が浅かったことから、木造家屋の旧耐震基準の住宅は

1階が潰れてしまう住宅が多数ありました。

木造では1Fの柱は2Fの床から上の荷重をすべてしょっているため

横揺れが起きると土台との付け根で大きな変形荷重を受けます。

ゆえに、2Fにいたら助かったという方も多かったのではないでしょうか。

 

熊本のRC造のマンションで1Fがピロティ形式になっていて、1Fが完全につぶれていました。

<日経アーキテクチュアさんから転載>

1Fの柱が完全に圧縮破壊され、途中に耐震壁や雑壁が見当たらないところをみると

1Fは柱のみで支えられていた模様です。

旧耐震基準だったと思いますが、古いRCの構造物で1Fが駐車場になっている場合

多少なりとも壁や袖壁等があればまだ耐えられたのかもしれません。

このようになってしまうと、建物は完全に解体取り壊しを行うしかありません。

こういう物件は付近でも見かけますが、新耐震基準をクリアーしている物件の場合

同じような大きさでも見ると最低建物の3方の外周や界壁は耐震壁があったり

エキスパンションがあったり、耐震スリットが入っていますので

わかる方ならすぐに確認できます。

(画像は柱帯筋が露出して梁仕口部が破断。)

一般的に、木造はコストが安く建設出来ますが、強度・耐火性がRC等よりも劣る

     RC造はコストが高く工期が長く、強度・耐火性があるといいますが

     最大の利点は「倒壊するときに一気に潰れない」ということです。

     一気に潰れないということは、中にいる人間が避難する時間があるということになります

これが災害時にはもっとも重要なことです。

上記のようなRCで1Fが崩壊した場合でも、わずかですが隙間が出来ます。

人間が這いずるスペースがあれば救出も出来るのではないでしょうか。

木造の場合だとこうはいかず、倒壊した部屋では桁や梁で覆われてしまい

脱出困難になるでしょう。

大地震が起こるたびに、免震住宅やRC造の一般住宅が増えるのも納得します。

 

最後に、熊本地震の一日も早い収束と、住民の皆さんが普通に寝起きできる場所を

大至急確保してほしいと願うばかりです。

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