ひつじが一匹ひとりごと

自然的生活楽術
 ナチュラルでハッピーな食いしん坊生活 

ゴホゴホゴホ

2016-10-20 04:47:46 | アロマ&ハーブ
バスに乗り、車内をぐるりと見回して少し考えて、二人がけの空いていた通路側座席に向かいました。

窓側に座っていた細い中年女性が、ちらりと視線を投げかけます。

「空いている座席は他にもあるのに」、と言いたげな眉間のしわに

「窓側は眩しすぎるから。お隣失礼」と心の中で言い訳して座り、読みかけの本を取り出し読み始めました。



次のバス停で乗ってきた2人の乗客も、それぞれ日陰側の座席につきます。

眩しいのが苦手な人や日焼けを気にする人がいるのかしら、と一瞬思い再び本に視線を落としました。


「ゴホゴホゴホ」

しばらく本を読んでいると、大きな咳が聞こえました。

咳が聞こえた方を振り返らずにそっと見ると、最後尾の右の窓側に座った大柄な中年女性が咳き込んでいます。

マスクはしていないし、ハンカチや手で口を押さえてもいません。



「ゴホゴホゴホ、ッゴホッゴホゴホッ」

今度は真後ろの人が激しく咳き込みはじめ、ひつじの巻き毛に息がかかります。

ああ、そうだった・・・。

持っていたマスクを2枚とも人にあげてしまったと思い出します。



「ゴホゴホゴホ」

とうとう隣の座席の細い中年女性までもが咳をし始めました。

「ゴホゴホゴホ」

右の窓側の中年女性も再び咳をし始めます。

つられる様に車内のあちこちで咳をし始める人がいます。

「ゴホゴホゴホ」

「ゴホゴホゴホ」

「ゴホゴホゴホ」

もう、落ち着いて本を読むどころではありません。



ひつじはカバンから静かにアロマジェルを取り出しました。

プシュッと手のひらにひと押しして、手のひらに広げ温めたジェルを喉全面に塗ります。

ひんやりと冷たい感触の後に、喉にスーっとした香りがしみ込みます。

手のひらを口元に寄せ、鼻から香りを楽しみながら静かに深く息を吸い込み、お腹からゆっくりと吐き出します。

爽やかな「香る風」がひつじの喉の奥を何度も通ります。



「さてと」

返却期限ギリギリの本を少しでも読み進めなくてはなりません。

車内で咳をする人はいなくなりました。

マイコプラズマ肺炎が流行っているのだそうです。

気をつけましょう。



うちに帰ったら

「ゴホゴホゴホ」

ひつじ君が咳をしています。

ああ!!!

水曜午後にやっている内科を探して車で連れて行きました。

「血を取られたよ。薬出しとくから治らなかったらまた来てってさ」

検査結果は土曜には出るそうです。

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