お母さんとの想い出箱

OCNブログ人から引越ししました。
書きたいことはたくさんあるけど、時間がない…
でも、お母さんとの想い出は永遠

ザンギ

2012-06-24 23:29:20 | インポート

お母さんの作ってたザンギを

ちゃんと味を守ってますよ

お醤油とニンニクと生姜と酒、みりん、味の素で作ったタレに

20分くらい漬けて

時間がたったらタレをボールから捨てて

片栗粉を投入して混ぜ

たらーっと垂れる状態にまみれている鶏肉を

一つずつ油の中に投入

周りがこんがりするまで揚げる

絶妙の味とカラっとした衣は

惣菜屋さんや鳥料理のお店に負けない

いいえそれ以上のものでした

私は忠実に踏襲してます

サト君も子供たちも大好きで

我が家のものが一番美味しいと言ってくれます

そして刺激を外して薄味にアレンジしたのを別に作って

そちらに行ったサスケも大好きだったよ

ザンギって唐揚げとは少し違うみたいで

サト君は東京には無いって言ってます

釧路の味でお母さんの味

シオにも教えて、アキの奥さんにも教えて

お母さんの味を受け継いでゆこうと思ってます

創意工夫して料理を作っていたお母さん

日ごろ手抜きの私を苦笑いで見てますか?


緑の中の記憶

2012-06-18 23:24:12 | インポート

子供の頃、山菜(三つ葉、芹)を採りに行った時のこと思い出しました

釧路へ帰る特急列車の車窓から観えた道東の山のふもとに広がる野原

緑のじゅうたんが敷き詰められたような場所

近くに川が流れて

林の中の切り取られたような場所

普段は牛の放牧の場所なのか

『ホットケーキ』と呼んでいた

牛のうんちがたまに落ちていて

さほど時間が経っていなければ

柔らかくて踏んだら大変、表面は乾いていて中身はツルッとして

靴にベトッとくっついて

匂いもくっついたっけ…

お母さんは私と真由美に「ここで待ってて」と

緑の短い草の生えてるその場所に待たせて

草が深く生えてる林の陰に入って行って

三つ葉や芹を採りに行ったよね

自然の中でいい気持だったけど

何だか心落ち着いていても

ソワソワしてしまい

お母さんの姿が見えない青空の下で

草の上に腰を下ろして遠くを見たり

普段はスイーッ、スイーッとさえずる尾の長い鳥が

ジュワジュワーとさえずりながら低空飛行するのを見ていたり

座った近くに牛糞が無いかきょろきょろしたり

そんな光景が

すごく鮮やかによみがえってました

あの頃の強いお母さんに包まれて

何の心配もなく毎日を送っていたんだと

しみじみ思ってました

50年も前の1コマが

まるで物語の中の1ページのように

ちゃんと心の中にしまわれていたよ

お母さんと過ごした思い出は

小さかった私の脳にきちんと刻まれていました


父の日

2012-06-10 19:56:27 | インポート

次の日曜は父の日です

お母さんがこの世にいた頃は

母の日と父の日を一緒にしてましたね

5月の母の日にお母さんだけにプレゼントを贈ると

パパには「来月だからね」って言っても

パパが寂しい気持ちかな?と思って

お母さんとパパ両方のプレゼントを用意して

両方のカードを作りましたね

去年から父の日は本来の父の日にしてるんだよ

去年はパパの部屋用の地デジテレビをあげたの

今年はまず古賀メロディーを東京ロマンティカが歌うテープを2本

最初CDで戦後のお母さんやパパの青春時代の懐メロがあったんだけど

パパにはCDの操作が難しい気がして

パパの部屋の机の上に

私が中学校の時に買ってもらったラジカセがまだあった気がして

もしかしたら使えないものかもしれないけど

それなら日本語表示のラジカセを新しく買ってあげてもいいと思ったの

音楽を聞くことで何かパパに良い変化があればいいなと思ってるの

あとは杖を買ってあげようと思ってる

実際にツルハに連れて行って握らせてお気に入りのを

買ってあげようと思ってるの

最近真由美と話していたんだ

これまで杖のこと気付かなかった

杖があれば歩くのが楽になると思うの

釧路市からもらってるのかな?

お母さんに聞きたい…確かめたい…

あとはね枕なんだけど

去年買ってあげたのがあまり良くない気がするの

枕って大事だよね

去年も結構高いのを買ったんだけど

何だかもう少しイイのがある気がしてるの

大楽毛のお母さんも居なくなり

これまで4人にあげてたプレゼントがパパ一人になったから

あれもこれもって思ってるし

お母さんで思い知ったから

出来るうちに最大限のことをしてあげようと思ってる

贈り物することが一番イイプレゼントではないことも

お母さんが居なくなって気付いたことだけど

今できるのは顔を見せて体にイイことを提供することかなと思って

今週土曜日にパパのところに行ってくるよ

入院することも勧めなくっちゃ

首を縦に振ってくれるかな?

私も毎日ハラハラしながら生きてるから

5日入院すれば寿命も延びるって言われてるしね

16日土曜日はステおばあちゃんの祥月命日

そして父の日は17日でお母さんの月命日です


柴田のおばさん、音更のおばさん

2012-06-03 16:08:05 | インポート

今日ね、ずっと忙しくてかけてなかったけど

柴田のおばさんと、音更のおばさんに電話しましたよ

柴田のおばさんは電話しても長電話にならないけど

音更のおばさんとは必ずと言っていいほど長電話になるから

ついつい時間のある時と思っているうちご無沙汰しちゃった

柴田のおばさんは毎週病院へ行ってるらしいけど

声が元気だったよ

キクノばあちゃんより長生きしなくては、って言ってたよ

83歳なのに元気な声だった

お母さんに少し元気を分けてもらいたかったくらい

やっぱり看護婦だったから

病気に対しての心構えが強いね

お母さんもガンからの生還はみごとだった

そしてその後の対応も強かったね

私は今でもお母さんの当時のポジティブ・シンキングには

頭が下がるし

一生の私の心の道しるべになってるよ

私のお母さんは私がそちらへ行くまで

誇りに思うヒロインです

そして音更のおばさんも高血圧と付き合いながら

元気だったよ

いつも感じるのは

義理の妹として向けたお母さんに対する親愛の情

心から信頼しあってできた絆は

今もつながってるって思います

実の子供がいない寂しいおばさんの後半の人生で

お母さんはなくてはならない存在だったんだね

私と真由美とパパにも勿論なくてはならない存在だったけど

音更のおばさんには一縷の望みのような存在だったんだって

おばさんと話すたびに思うよ

だから私も電話かけてあげないとね

お母さんが天国へ行く前の3ヶ月くらい前から

毎日電話かけていたね

話すことがない日もあったね

でも毎日お母さんの存在を実感して

そんな当たり前がとても幸せな日々だったんだものね

お母さんの声がもう一度聞きたい、生きてる声が…

だってたまに私の近くでお話ししてくれることがあるよね

近くにいることは知ってるよ、わかるよ

心配して来てくれてるのよね

パパのところへも行かなくてはならないし

ごめんね心配かけて

大好きなお母さん心配かけないようにするから

でも近くで笑っていてね