安曇野ひつじ屋 裏ブログ

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苦手なことをやってもうまくいくはずがありません

2017年05月17日 | ネコの写真

私がCEOに就任した時点で、工場数の割に生産量が少ないという仕組み上の問題が存在していました。当時の工場の稼働率は約60%しかありませんでした。多くの人は、この数字を単に60%という記号でとらえます。しかし、これをビジネスパーソンの勤務状況で考えてみてください。週5日勤務のうち、3日しか働いていない計算になります。1週間のうち2日も遊んでいる従業員が健全でしょうか。そんな「怠けた」工場がうまくいくはずがないのです。

これを改善するには、二つしか方法がありません。一つは工場の数を減らすこと、もう一つは生産を工場のキャパシティに見合う量に増やすことです。ただし、工場の数を減らすというのは「言うはやすく行うはかたし」です。私はそもそも人を切るのが苦手なので、苦手なことをやってもうまくいくはずがありません。実際には、生産量を増やすしか方法がなかったのです。

工場を100%の稼働率にするため、まず手をつけたのが変動費でした。その効果が出てきた時、それをすべてお客様に還元します。よいものが安く手に入れば、お客様はその商品をサポートしてくれるに決まっているからです。

お客様の支持をいただければシェアが増えるので、生産量を確保するため、さらに稼働率は上がっていきます。稼働率が上がれば固定費の比率が下がるので、利益が上がっていく。これほど簡単なことができないはずがありません。 
松本晃(カルビー代表取締役会長兼CEO)















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