人の旅を笑うな ~ベトナムの水辺の村へ~

ちょっとだけ垣間見た川と湖のほとりの暮らし

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42 春巻きの皮づくりの作業場、川から見る人々の暮らし

2017-03-15 07:10:00 | フォンディエンの町と村 お話
ベトナム南部、カイラン。旅6日目の午前。

それから舟は川を遡り、いや下ったのか、よく分からないけどフォンディエン方向に向かった。やがて日が昇ってきた。ぼんやりとしたオレンジ色の光が高い椰子の木のシルエットを浮き彫りにした。

岸辺の家々を見る。川に向かっている家。家に着けてある舟。
家の前には水場があり、色とりどりの食器や鍋が洗いかけのまま置いてある。ロープに洗濯物が干してある。川を庭としていた。まるで陽光を求めて家が建ち、前庭に向かって暮らすように、人は川に向かって暮らしていた。さまざまなものが川からやってきて、川からまた外へ運ばれていくようだった。そういう暮らしの風景に私たちは次々とシャッターを切った。

しばらく行き、左の岸から少し入ったところに舟が着けられた。船頭さんに手を取られて降りていくと、春巻きの皮を作っている作業場だった。

かまどがある。燃料は籾がら。投入口があって、籾がらがそこから焚き口にするする落ちていく。かまどの上には丸い焼くところがあって、そこに米の粉らしき白い液体を丸く流す。ほどよく焼けたら竹の筒にくっつけて巻き取り、それを竹の簾の上に広げて載せる。竹の簾はたくさんあって、どんどん重ねていく。その後その簾を庭に並べて乾かす。

別の場所には、乾いた春巻きを差し込むと細く麺状になって出てくる道具があった。それで細ビーフンができる。観光客たちが試しに作っている。
さあ、行こう、と船頭さんが言うのでサラと私はあわてて舟に戻った。

隣に泊めている舟の女の船頭さんが、「あんたたちは運がいい、この人はナンバーワンだ」と私たちの船頭さんのことを言った。舟の操縦が上手いのだそうだ。それだけでなく人柄、接客もナンバーワンなのではないかと思う。英語もうまい。サラはしきりに、He is nice.と言っている。





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