人の旅を笑うな ~ベトナムの水辺の村へ~

ちょっとだけ垣間見た川と湖のほとりの暮らし

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20 島ごと水上集落

2017-02-10 07:10:00 | アンビン島
ベトナム南部、ヴィンロン、アンビン島。旅3日目の午前。

このあたりの家を特徴付けるのは軒の深さだ。それは軒というよりは、表の一室がオープンスペースとして造られているのである。四角い建物の壁に庇を後付けで付けているのではない。オープンな部屋の屋根の下は、奥へ向かって次第に明るさを減らし、いかにも涼しげに見える。心地よい風を感じることができる場所。南国には必要なものだ。

島の小径はどこもバイクがやっと通れる程度の幅で、コンクリートで舗装されているところもある。そして両側に低い垣根がある。島全体が統一された景観の中にある。

家の周りには幅1、2mの小さな水路が縦横無尽にある。少し大きな水路もある。
ホームステイでは、テラスが水路に面していて、水路には今はあまり水がなかった。手を洗うシンクが水路に向かって設置してあり、使った水は水路に直接流れるようになっていた。

雨期にはどれぐらい水位が上がるのだろう。水路には木やコンクリートで小さな橋が架けてある。橋は無数にあってそれぞれの家へと行き来できるようになっている。島ごと水上集落、いや水中集落と言った方がいいかもしれない。水の中に浸かっている集落だ。これがメコンデルタの典型的風景なのだろう。水路を小舟で行き来する光景をNHKのコウケンテツの料理番組で見たことがある。
水路や川には魚もいるだろうから、田んぼこそないものの、果物が採れ、魚が獲れ、気候は寒くなく、雨が多い、豊穣の島だ。

水の中に家々があるようなこの半水上集落で、この水がもっときれいだったらもっと心地いいだろうと思う。けれど仕方ない。メコン流域の東南アジアってこんなものだろう。この集落は水の中というよりむしろ、泥の中というべきかもしれない。
水とともに暮らし、水を豊かに使って暮らしている人たちがここにいる。雨期のようすも見てみたい。しかし雨期はとても暑いのだろう。そして猛烈に蚊が多いだろう。

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