身体感覚の目覚め。

スポーツと武術の身体はどう違う?武術を9年やってきて分かった、身体感覚の秘密。

鉄砂掌

2010-02-08 13:07:05 |  ∟鉄砂掌
中国武術には型とは別に、練功法と呼ばれている鍛錬法がある。

鉄砂掌はそのうちのひとつ。

けっこう有名だけれど、意外とやり方が分からないような気がする。

自分も、昔購入した松田智氏の著書で見たくらいで、それ以外の情報を集めようとしてもなかなか詳細がわからなかった。

なので、やっぱり先生に直接聞いてみることにした。

一番、不安だったのが薬のこと。特殊な漢方が必要とか、その漢方が高くて続けられない、漢方を使わないと、身体をこわす…などの情報もあり、薬の事が一番気になっていた。

先生によると、結局薬の目的は感染症防止が主な目的で、その代用品はいろいろ有るとのこと。代用品としては、消毒目的として酢でも良いらしい。

あと、極端な話、流水できちんと洗い流すだけでも十分効果があるとか。このときはマッサージしながら洗うと良いとのこと。

また、打ち身対策の漢方の代用品として、タイガーバームも使えるなど、現代では身近な物で十分やれることが分かった。(昔は、袋に使う麻布も不衛生であったので、感染予防が必須だったらしい)

自分は袋はいらなくなったジーパンを代用したが、中に詰めるものを少し悩んでいたが、最初は豆を入れて行うことに決定。先生の話だと、豆はエンドウ豆が良いと言われているらしい。

幸いにも、豆は嫁さんの実家で余っている豆が数種類あって頂けることとなり、それを使うことにした。

回数は最初は10回程度から始め、徐々に増やしていくとのこと。とりあえず、様子を見ながら一日1~2回ずつ増やし打っていきたいと思っている。

また、慣れてきたら豆を半分鉄球に入れ替えていき、徐々に豆を減らしていくと良いらしいが(痛そうだぁ)…。これはその時になったら、また書こうと思う。



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3 コメント

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古伝に余り惑わされないように (北東の拳)
2010-10-21 18:03:41
はじめまして、私は鉄沙掌の著書で高名な老師の一番弟子の方から鉄沙掌の手ほどきを受け、今でも続けておりますが、薬に関しては薬局で売られている液体湿布薬の方が、今では遙かに効果が高いです。しかもアレルギー検査も十分なので、安心して使える上に安価です。実を言うと、塗布薬、飲み薬も栄養状態・衛生状態の良い現代においては必要有りません。それどころか害になる事が多いので、余り古伝の薬は追い求めない方が良いと思います。漢方薬屋が儲かるだけで下手すれば死にます。鉄沙掌を始めて30年が経ちますが、20年前から湿布薬すら使っていません。長年の習慣で薬の使用を止める事は恐かったですが、止めてからの方が快調です。武術の秘伝薬の処方箋の殆どは、薬の素人(武人)が経験的に編み出した私薬なので体質によっては大変危険です。特に飲み薬は止めた方がよいでしょう。飲み薬の正体も殆どがカルシウムの補給と定着に必要なビタミンKですが、身体に害を及ぼす不純物も多く混じっている事が多いでのす。黄疸が出て死んだ高名な武術家も多いので、必要以上に中国武術や漢方薬に神秘的な幻想は抱かない方が良いでしょう。
Unknown (北東の拳)
2010-10-25 01:42:32
私の知る限り、鉄砂掌って、砂鉄を詰めたサンドバックと思って良いと思います。衛生状態、栄養状態の良くない昔と違って、今では余り漢方薬に頼る必要もないようです。
緑豆から始めるよう指導される師範もおられますが、鉄の砂か目の細かい玉砂利の方が、打撃の感覚が良くつかめると思います。
よく、鉄砂掌を長く続けると触れただけで相手を倒せるようになると言われますが、実際には軽く触れただけのように見えるだけで、実はコンパクトに力を集約しているだけなんですけどね。自分のレベルに合わない量の砂鉄を使うと、返って感覚を掴みにくいこともあります。
Unknown (hitoshi)
2010-10-25 23:47:08
コメントありがとうございます!

おっしゃるように、昔は衛生的な袋を作ることが出来なかったことから、鉄砂掌の際には主に殺菌目的で薬品を用いていたと師範からも聞いていました。

鉄の砂ですか~・・・鉄の砂はどうやって手に入れるかわかりませんけど、玉砂利は簡単に手に入りますね^^
飲み薬や塗り薬に関しては、正直あまり気を遣っていませんです(爆)
練習後にお湯でマッサージするくらいですかね~。体調を注意深く観察しながら行えば、薬に関しては神経質にならなくても大丈夫かもなと最近は思っていました。

しかし30年も続けているとは、すごいですね!

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