ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

時には花を Ⅲ:帰路―再び大江湿原へ―

2016年09月16日 21時22分23秒 | Weblog
夜間はシュラフに入るまでもなく、羽織るだけで十分だった。
深夜の12時頃に一度目が覚めたが、朝は6時までくっすりと眠りに就くことができた。

雨はすっかり上がってくれていたがかなり蒸し暑い。
目覚めの珈琲を飲むために先ずはお湯を沸かす。
ただひたすらゆっくりと珈琲を飲み、今日の計画書を見直した。
「どうする? 燧ガ岳に登ってから戻るか・・・。いや、やはりのんびりと帰ろう。」
何度か迷ったが、山に登ることはやめにし、当初の予定通り同じルートで帰ることに決めた。

軽く朝食を済ませテントをたたんだ。
ずぶ濡れのテントだったが、雨が上がってくれていたおかげで撤収は楽だった。
ただシートが濡れている分重くなっていた。
「まっ、食材が減った分±0かな」

8時にテント場を出発。
どんよりとしたガスの樹林帯の中を歩き始めた。
スタートして20分程経っただろうか、左手の樹林帯の奥の方から「ガサガサ」という音が数回聞こえた。
「熊か・・・間違いないな・・・。」
不安はあるが、そのまま歩き続けた。
時折ストックをバチバチと鳴らしながらだったが、今日は朝からすれ違うトレッカーが多く、人の気配は十分だった。

湿気を多く含んだ空気が、谷を挟んだ向かい側の樹林帯をガスとなって覆っている。
そのガスが上へ上へとゆっくりと上昇している。
田代へと出れば少しは風に当たることができるのだが、それはもう少し先になりそうだ。

やっと田代へと出ることができた。

部分的ではあるが、初夏の碧空が覗いてくれていた。
「はぁ~・・・もう夏なんだなぁ・・・。いよいよ夏山シーズン到来か。また劔に登りたい。」そんなことを考えながら木道を歩いた。
遮る物の無い田代に吹き抜ける風が、汗をかき火照った肌を心地よく撫でて行く。

ほどなくして尾瀬沼の東岸へと着き、ここで休憩を取った。
多くのハイカーがカメラ片手に集まってきていた。

今日この時咲いているキスゲは、昨日はまだ蕾だったもの。
そして閉じてしまっているものは、昨日咲いていたもの。
一輪の花はたった一日しか咲かないニッコウキスゲだからこそ、同じ花は同じ風景は二度とは会えない。


大江湿原の手前から一緒に歩いてきたご夫婦とここで別れた。
別れ際にシャッターをお願いして撮っていただいた写真だが、後になって気付いたことがある。
「しまった!ハーフパンツか・・・。」
つまり膝から下の生足が丸わかりになってしまっていた。
いつ見ても情け無い細い足だ。
やはりガッチリとした骨太な足に憧れる(笑)。

大江湿原ともこの辺りでさよならとなる。

最後にもう一枚だけ撮った。
また来年もこの季節に訪れたい。
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3 コメント

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当たり~ (asagao007)
2016-09-22 06:24:15
お早うございます

黄色い花を見た途端、ニッコウキスゲ!と思いました。 やった~合ってた~ 何しろチングルマしか知らないと思っていましたから でもはかない命とは知りませんでした。

足、細いですか? 縦長の体系でバランス良いと思いますけど。 サラブレッドの様ですよ

訂正 (asagao007)
2016-09-22 06:25:24
体系ー体型
情け無い・・・ (FZ-TAKA)
2016-09-23 00:12:58
去年の夏、せっかく覚えた30種類もの高山植物ですが、既に半分程は忘れてしまっています。(汗)
でも、北海道の方に「ニッコウ」と名の付く花を知っていただいていたことが地元(栃木県民)として嬉しい限りです♪

足ですが、ホント情け無い程に細いんです。
縦長系と言ってしまえばちょっと聞こえはいいんですが、つまりはやだの「やせ」。
山を登る者としては体幹が細くバランスの悪い体型なんですね。(笑)

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