枕草子の枕

気になる出来事

いざ!箱根路

2016年08月29日 | 日記
8月27日、箱根に向かう途中、小田原で降りて、

2016年、今年、大改修を終えた小田原城を見学。











小田原城は、神奈川県小田原市にあった、戦国時代から江戸時代にかけての平山城で

北条氏の本拠地として有名である。

江戸時代には小田原藩の藩庁があった。

城跡は国の史跡に指定されている。(Wikipediaより)




改修したてのピッカピカ、真っ白なお城・・・ちょっと趣にかけるけど・・・。




その後、小田原駅前から、ローカルのバスに乗って箱根の山へ。

途中までは、お正月の箱根駅伝、5区ルート。

おりしも、ものすごい雨もなってくるし、そして、クネクネの峠道だし、

渋滞してるし・・・ぐったり。





行き先は、芦ノ湖湖畔にある箱根プリンスホテル。


芦ノ湖の観光船からもよく見える、神社の赤い鳥居と箱根プリンスホテル。

今回はこっち側、陸地から(海賊船)観光船を見てきた。








では、その目的とは・・・


姪っ子ちゃんの結婚式




神社で神前結婚式。

新郎君は衣冠(いかん)。

姪っ子ちゃんはなんと十二単!!  画像は参考資料

衣装だけで19キロですって。


というのも新郎君が神社の神主さんなので、衣冠はいつもの制服?の正装バージョン。

で、頭にかぶるのは烏帽子か冠。

彼のたっての願いで、纓(えい)・・トサカみたいなの・・・がついた冠

(垂れさがっているので垂纓(すいえい)というのですって)

それをかぶりたいってことで、そうなると、花嫁さんは白無垢では合わず

十二単になったそう。



わぁお、8月、暑いときになんてこと!!って思ったけど、

幸いにも、雨にもならず、そして涼しいという最高のコンディション。


式が終わって、お外、神社の境内で写真を撮るってことで、十二単と衣冠で出てきたら

観光客、たくさんの外国人の人たちが集まっちゃって、一般人の皆さまもパチパチ写真を。

確かに平安の宮中絵巻の図みたい・・・素敵






さて、日頃、全くと言っていいほど神道には縁がなかった私。

そんな未知なる神道の世界に嫁ぐ姪っ子に、いっぱい苦労しそうな気がして訊いてみたら




「サラリーマンとおんなじよぉ!!」ですって。


今は、全国津々浦々の神社に出張あり。

また、会社とおんなじように係長だ、部長だ、みたいに役職があって

・宮司(ぐうじ)

・権宮司(ごんぐうじ)

・禰宜(ねぎ)

・権禰宜(ごんねぎ)

・出仕(しゅっし)


って役職が置かれていて、お給料だってサラリーマンとおんなじ感じって。






宮司というのは神社の責任者であり、一般企業でいうなら社長です。

よく、神職のことを《宮司さん》という人がいますが、宮司というのは

職階(役職)にあたるので、これは違います。

ちなみに《神主さん》は神職の俗称なので間違いではありません。

「外からじゃわからない!神職の役職や階級のアレコレ」より



ホテルでの披露宴、カジュアルウェディングが主流の昨今、媒酌人をたてた

こんな盛大な結婚式は何年ぶりなんだそう。

列席の方々の座席表を見ると・・・

誰もが知っている何とか神社ら、何とか八幡宮、何とか明神

関東甲信越地方の神様にお仕えする主要神主さんがここに集合って感じ。


そして媒酌人さんは、そんな中でも一番のお偉い方。

でも、いまだかつてない大変ユーモアあふれる斬新なスピーチとおもしろい新郎新婦紹介。




余興は神輿・お囃子、ほとんどお祭り騒ぎのお祭り。



そうか、お祭りって神様お仕えする神社の本分なんですもんね。


「まつり」の語源は、動詞の「まつる」からきています。

「まつる」とは、①神さまのお出ましを「待つ」

②神さまに供物などを「献(たてまつ)る」

③神さまに従う「服(まつろ)う」などが考えられます。

これを全部合わせると

「神さまをお迎えして、神さまに物を捧げて、心から神さまに従う」という意味になります。

このように、神さまにお仕えすることがお祭りの本義なのです。

「神社ものしり辞典」より



ウェディングケーキの一番上は、神社の赤い鳥居が!!

その下に新郎新婦のお人形でした。