daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

予備知識なしで読む

2014年09月07日 | (転載・記事)  総 合
誰でも読める俳句が好いと思いますし、二章はそれにトライします。


* 蓑虫の音を聞きに来よ艸(くさ)の庵(いほ)

>『枕草子』には親に捨てられた蓑虫が秋風が吹くころになると「ちちよちちよとはかなげに鳴く」とあるが、…
>芭蕉は草庵の蓑虫の声を聞きにきてくれといいながら、この心の世界をともに味わおうと弟子たちに呼びかけている。

蓑虫は別名「鬼の子」とか「みなしご」とか付けられてるけど、まさに草庵に過ごす芭蕉は世間から忘れられたよう。
蓑虫の声と芭蕉の声が重なって聞える。草庵を知ってる仲間たちよ、その草庵に蓑虫が鳴いてるよ、みんなお出でよ。


* 旅人と我名よばれん初しぐれ

>芭蕉の「初しぐれ」の句もまた時雨の音を詠んでいる。
>旅立ちの間際に初時雨が通り過ぎていった。その音を聞いたとたん、芭蕉の心に忽然と「旅人と我名よばれん」という「身は風葉の行末なき心地」が沸き起こる。

於多福姉の感覚は、この句そのままを素直に読みたい。
初時雨が来て、それが芭蕉を呼んでる声に聞えたんだよ。
だれを相手にこの句を詠んだのかしら。仲間のお弟子さんも一緒でしょ?
誰かの返句はなかったのかしら。そんな句会が芭蕉の願いなのよね?

於多福姉の即興で申し訳ないけど例えば、

 ・師の呼ばふ声する雲井北時雨   於多福姉


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