daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

それがなにか?

2014年09月07日 | (転載・記事)  総 合

(引用文)
昔、ロンドン塔でライオンを飼っていた。 十四世紀ごろの記録によると、ライオンの一日の食料その他の費用が六ペンスであった。 そうして囚人一人前の費用はというと、その六分の一の一ペニーであったそうである。 今の上野動物園のライオンと、深川の細民との比較がどうなっているか知りたいものである。 (大正十年十月、渋柿)


(大正十年十月号掲載文を読んで)

初物を常食にした寅彦の食費と深川の貧民の食費を比較したい。

初物を食べ・旬の物を食べ・高級素材を食べた寅彦に違いない。

尤も、土地の物を食べるのが健康的に優れているに違いないが。

遥か地球の裏側から運ばれてきた珍味を食べる意味があるのか?

そう考えるならば、寅彦の食生活は貧しかったのに間違いない。

世界中の珍味を求めて海外旅行する日本人のなんと多いことか。

それがステータス・シンボルの如く、勘違いしている人は多い。

彼らが己の足元を疎かにしているのでなければ、結構な事です。

要は、肉欲に奔るか、心を鍛えるべく生きようとするかだろう。


(話を元に戻そう)

寅彦の年収と貧民の年収の差は比較的に求めやすいではないか。

東大教授クラスで、二~三千万円、貧民で百万円。三十倍です。

それが何か、しましたか?
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