フッフッフの話

日常の中に転がっている面白い話、楽しい話!

吉田松陰 4

2012-11-19 11:35:38 | 日常雑感
 萩市明倫小学校4年生朝の朗唱文。

Ⅰ学期
凡そ読書の功は昼夜を捨てず 寸陰を惜しみてこれを励むるにあらざれば
その効を見ることなし
(読書の効果を上げようと思えば、昼夜の区別なく、わずかの時間でも惜しんで、
一心に読書に励まなければ、その効を見ることはできない。)

2学期
人の精神は目にあり 故に人を観るは目においてす 
胸中の正不正は眸子(ぼうし)の瞭眊(りょうぼう)にあり
(人の善し悪しを判断するには、その人の眼を見つめてそのひとみに注意するより、
ましな事はない。人の心に悪いことがあれば、ひとみは隠すことができない。
心中正しければ、自然ひとみもはっきりしている。)

3学期
其の心を尽くす者は その性を知るなり その性を知れば則ち天を知る
(人というものは、その心の奥底までたどり極めて行けば、その本性の善なることが知れる。
その性の善なることを知れば、その性はもと天から受けた所であるから、
したがって天が善を好むことが知られる。)

 極めて難しい言葉と内容である。子供たちは意味も分からず、オウムのように唱えていることであろう。
いつの日にか、はたと解る時が来ることを期待する。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする