ジャーキー

　昼食後、眠るでもなく起きるでもなくウツラウツラと気持ち良く過ごしていると、
ポロが、ワンワンと鳴く。女性の声で「ジャーキー上げるから鳴かないで！」
お客さんだと吃驚して出てみると、電気メーター検針の女性である。
犬が恐いと言っていた人である。長いジャーキーを３本もらって、ご満悦の犬達。
まさか、「やらないで下さい」とも言えず、お礼を言うのもおかしな話。

　我が家のスーパー駄犬たちには、落ちているものは食べるな、
投げ与えられたものは食べるなと教えたはずであるが、効果なし。

　犬達の態度を見ると、今回が初めてではないらしい。
数回の訓練を受けている様子。近付いても激しく鳴く様子はない。
ロンなどは、いらっしゃいとの気持ちで尻尾まで振っている。
「武士はくわねど、たか楊枝」ならぬ、
「喰い物では釣られぬ、スーパー駄犬」になって欲しかった。

　つばめの子供たちの顔を、撮ることができた。
子供か親か区別出来ないくらい大きくなっている。
間もなく巣立ちを迎えることであろう。
燕が巣を作ると、幸運が舞い込むと言われている。
我が家にも何か良いことが舞い込むかな？