労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

愛を読むひと ただの「こいばな」ではなかったのか!

2009-07-02 | いい映画観てますか?
【 37 -8-】 昨日の朝、黒焦げ丸焼け殺米事件を起こした壊れた炊飯器の代わりを買いにヨドバシへ。携帯電話を水没して以来の音楽無しの通勤に嫌気がさしていたので、ポータブオーディオ売場に立ち寄ってみた(炊飯器を抱えたまま)。自分の場合、FM802を聞きたいという希望があるので、FMラジオの付いていないI-podは選択肢に入らず、で、買ったのはCreative ZEN Mozaic EZ300 8GB 、なかなか性能よしの男前の優れもの。で、映画の話し、特に見る気は無かったんだけど、なんとなく引っ掛かるものがあって、ちょうど時間が空いたのと上映時間のタイミングがあったから(炊飯器を抱えたまま)見てみた。

 1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。

 最初の頃は、15歳のまだ青い青いなんにも知らない純真無垢ででも興味は深々な少年と、36歳の美しい熟れ熟れのいろんな引き出しを持っている中年女性との恋という、男の子なら絶対に憧れたことがある、でも実際にはなかなか起こりえないエッチな淫靡な(ある意味羨ましかった)お話が延々と続く。


 しまった・・・はずしたかな・・・?ただのエロ映画か?と思った頃に、ハンナがマイケルの前から姿を消してしまう。そこから一気に話しが厚みを増していき、そしてこれまでのダラダラと描いていた二人の日々にたくさんの伏線を含んでいたことがわかってくる。「あなたならどうしましたか?」戦前・戦中のドイツ人、そして戦後のドイツ人、いやこの映画で描こうとしているのは、当事者になってしまった普通のドイツ人と、見て見ぬふりをすることができた普通のドイツ人。ハンナはホロコーストに関与した戦争犯罪で裁かれているんだが、この映画では彼女を裁いている人たちを裁いているかのように描かれている。どちらかからの視線でしか見えない歴史、描く方向、観察する視線の向き、切り口やスポットライトの当て方によって、いろんな事実が見えてきて、いろんなことが考えさせられるけど、この映画も自分がこれまであまり気にしなかったことを説得力を持って教えてくれた。そういえば最近、明治維新や第二次世界大戦(太平洋戦争)を一般人や女性の視線で描く映画やドラマや小説が多いが、時間が経過して、冷静にいろんな角度から見つめ直してみようという機運なのかな。日本国内だけでなく海外でも多くなっているとそう感じる。


 Kate Winslet (ケイト・ウィンスレット)、かなりきわどい役を見事に演じきっていた。この作品でオスカー候補になっているそうだが、(・・)(。。)(・・)(。。)ウンウン、思いっ切りうなずける。レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでで酷い役をやらされたけど、これで彼女も面目躍如だな。人間とはほんとうに複雑なものだなあ、とそんな想いが心に深く沁み込むようなそんな演技。最後まで彼女は自分のことだけが大切で、やはりマイケルはまたも置いてけぼりののけ者にされたいたが、そんなハンナとマイケルは何かを象徴しているのだろう、それをどう捉えていくか、いろんなことが想い巡る。日本も日露戦争に勝った後から第二次世界大戦で負けるまでの間は狂った時代だったよな。
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Unknown (さいあき)
2009-07-03 00:04:29
ワタクシ・・二十歳くらいの時、十歳くらい年上の通っていた歯医者(女医)さんと付き合ってました(実話)

この映画は見ていませんが、「本の朗読」を通じて同じ時間や感動を共有するなんて素敵だなあ・・。
  お~! (  さいあきさんへ)
2009-07-03 07:14:49
  その話、今度、2時間かけてしっかり聞かせてくださいよ。
  出会いから別れまで!
  ビラビラの時にしてくれますか?

  実は
 >「本の朗読」を通じて同じ時間や感動を共有するなんて
  というわけではなかったですよ、僕も映画を見る前は
  そういう映画だと思っていたのですが。
  でもけっして駄目な映画ではなく、いい映画でした。

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