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6月14日 シェアリングエコノミーってなんだ!?ライドシェアから考える。in Nagoya@名古屋栄ガスホール

2017-06-20 | 書記長社労士 公共交通

 「シェアリングエコノミーってなんだ!?ライドシェアから考える。in Nagoya」 が、6月14日、名古屋栄ガスホールにて開催された。
開会にあたって、当会労働弁護団幹事長の後藤潤一郎弁護士は、
「政府は岩盤規制、岩盤規制って言っているが、その岩盤規制というのはとどのつまり雇用のこと、どうすれば簡単に解雇ができるかを岩盤規制と言っている。
そもそもなぜ岩盤にして行政が規制しているのか、そのことを忘れている。
ライドシェアの社会的影響や安全管理面、労働条件、利用者の安全性を考慮せずに検討しているのは、まさにアベノミクスのかたち。
日本でもインディペンデントワーカー、「雇用関係によらない働き方」の拡大が進められていて、この政策が進むと、労働法が適用される労働者は、何人になるのか。
『どうせ将来は労働法に守られる労働者が少なくなるのだから』と考えていて、今、働き方改革によって少々大盤振る舞いしてもいいと思っているのではないか。
ライドシェアは第4次産業革命の一つだ、便利さに振り回されてはいけない。」と挨拶。



 続いて「持続可能で安心・安全な『おでかけの足』のつくり方」をテーマに講演を行った加藤博和名古屋大学環境学研究科教授は、気になる4つの駅として、4枚の写真を提示、それぞれタクシーが撤退した地域や需給ギャップが大きいとして、タクシーが公共交通として機能しているのかを問題提起。
また名古屋で先頃実施された運賃改定(運賃値上げ)が、クロネコヤマトの値上げと違って「やむを得ない」とは受け入れて貰えていないと言及。
さらに長野県の中川村では、バスやタクシーが撤退してしまったので、村営自家用有償運送・NPOによる自家用有償運送、社協の輸送サービスとすべてを白ナンバーが担っている現状を例示。
ライドシェアを阻止するのは「地域のニーズに対応することが唯一の防衛策」とし、公共交通としての役割を果たし、地域との連携・協働が重要だと指摘、「今のままだとバス・タクシーが不甲斐ない。」と言及、問題点は「ビジネスモデルが変わらない、利を見ているようで見ていない、事業開発も出来ていない」として、こういう産業の市場は、外から見ていると「美味しい」と見られるとし、これが「ライドシェア」に戦々恐々としなくてはならない原因だと述べた。
「緑ナンバーの付加価値が暴落している。昔は公共交通は絶対だったが、誰でも運転出来る現在では付加価値は極小となっている。また、安全は目に見えない。ライドシェア対策に安全をいくら強調しても利用者には響かない。クルマが『スリッパ化』している中で、地方住民は緑ナンバーを頼りにしておらず、事業を維持するのがどれほどたいへんなことなのかも理解していない。そのためには相互理解が必要だ」と言及した。
これまでの公共交通は、供給力が非弾力的で、需給均衡の自動調整(競争原理)が働かないとされてきたが、ITによってグローバルな需給マッチングが可能となった。(しかしそのことで関越道のバス事故は起こったとも言えるが)」
その延長線上にライドシェアがあるが、ライドシェアは「IT予約配車と相乗りマッチングにより運行効率を向上させ運行管理を簡単にできる、自家用車・非2種免許により労働契約が無くても可能になり、さらに変動運賃を可能にする。」が、「それが同時に問題となる」と指摘。
「超高齢社会に向かって免許返納者が急増し、交通手段がない人が増えてくる。そうした中で、今、地方が何を望んでいるのか、それに緑ナンバーがどう対応していくのかが求められる。残念ながら、まだまだ、果てしなき地域と事業者の距離の遠さ、意思疎通の不足、せっかくある制度・技術への未理解を感じる、安全安心の足を確保し、お出掛けの価値が上がる取り組みを。」と、業界の奮起を促した。

 最後に、交通の安全と労働を考える市民会議事務局の川上資人弁護士が、ライドシェアによって世界で何が起こっているのかを解説しながら問題点を指摘、市民会議の取り組みを紹介し、シンポジウムは成功裏に終了した。
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