組織を動かなくさせるマニュアル
1)何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。
2)「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をちりばめることを躊躇するな。
3)可能な限りの事象を委員会に持ち込み、「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。
4)できる限り頻繁に、無関係なテーマを持ち出すこと。
5)議事録や連絡用文書、決議書などにおいて、細かい言葉遣いについて議論せよ。
6)以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。
7)「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう、早急な決断を避けるよう主張せよ。
8)あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。
これは社労士くわちゃんが「自分への戒めにと、定期的にながめています。コーヒー飲みながら。」とフェイスブックに記載していたものだが、自分は初めて知った。
的確で心が痛んで納得で・・・面白いなあって思って、出展を調べてみたら「第二次世界大戦中に米国の戦略諜報局が作成した『組織を動かなくさせるマニュアル』」てな情報が多数出てきた。
しかしなんとなく「ほんまかいな〜」と胡散臭く感じたので、あーでもないこーでもないといろいろとさらに調べてみたら、わかった!
もとはOffice of Strategic Services(OSS)という、第二次世界大戦中のアメリカ軍の特務機関で諜報機関であり、のちの中央情報局(CIA)の前身が、1944/1/17付けで発行した「
The Simple Sabotage Manual: Timeless Managerial Wisdom from the Intelligence Community」の28ページに記載されているものだ。
原文は
(a)Organizations and Conferences
(1)Insist on doing everything through "channels." Never permit short-cuts to be taken in order to expedite decisions.
(2)Make "speeches." Talk as frequently as possible and at great length.Illustrate your "points" by long anecdotes and accounts of personal experiences. Never hesitate to make a few appropriate "patriotic" comments.
(3)When possible, refer all matters to committees, for "further study and consideration."Attempt to make the committees as large as possible — never less than five.
(4)Bring up irrelevant issues as frequently as possible.
(5)Haggle over precise wordings of communications,minutes, resolutions.
(6)Refer back to matters decided upon at the last meeting and attempt to re-open the question of the advisability of that decision.
(7)Advocate "caution." Be "reasonable" and urge your fellow-conferees to be "reasonable"and avoid haste which might result in embarrassments or difficulties later on.
(8)Be worried about the propriety of any decision — raise the question of whether such action as is contemplated lies within the jurisdiction of the group or whether it might conflict with the policy of some higher echelon.
このマニュアルに書かれていること、とにかくどれもこれもそうとう面白い、が、すべてやっちゃうとほんまに国家は転覆する、ものすごい破壊工作マニュアルだ。
29ページから30ページにはこんなのもある、そうとう身につまされる・・・。
「マネージャーとスーパーバイザ」
1)常に文書による指示を要求せよ。
2)誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに、出来る限り不備を指摘せよ。
3)準備を十分行い、完全に準備ができているまで実行に移すな。
4)在庫がなくなるまで、注文をさせるな。
5)高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。
6)常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。
7)些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ、小さな間違いも見つけ出せ。
8)材料が適切な場所に送られない工程とせよ。
9)新人を訓練する際は、不完全でいい加減な指示を与えよ。
10)能力に見合わない不釣合な昇進を行い、有能な者は冷遇せよ。
11)重要な決定を行う際には会議を開け。
12)もっともらしく、ペーパーワークを増大させよ。
13)通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。
14)すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。