千葉真子が引退表明…北海道マラソンでラストラン | |||
03年世界選手権女子マラソン(パリ)銅メダルの千葉真子(31=豊田自動織機)が、あす27日の北海道マラソンを最後に一線を退く考えを明らかにした。25日に札幌市内で行われた記者会見で、突然現役引退の意向を表明した。 千葉はほかの有力選手が退席するのを見送ると「私に2分間だけください」と切り出した。「頑張るマラソンにひと区切りをつける決意をしました」。いつもの甲高い声のトーンを抑えめに、神妙な表情できっぱりと“引退”を表明した。理由に関しては「今、話すと張りつめた気持ちがゴールまで持たない」として、レース終了までは明かさない姿勢を示した。 旭化成時代はトラックで輝かしい成績を残したがマラソン転向に失敗。一度は引退を表明し、01年1月に退社。だが、引退を撤回して小出義雄氏の門下に入り、03年世界選手権の銅メダル獲得につなげた。現在は独力で競技を続け、積極的に市民レースに参加して交流を深め、独自のポジションを築いてきた。4連覇を目指す北海道が競技者としてのラストランとなる。 |