被災馬 近況報告ブログ

「被災馬INFO」現地スタッフより"被災馬"の近況をお知らせいたします。

悲しいお知らせ。

2015-11-04 | ■支援した馬達の今

支援した馬達の中で

大阪の泉佐野市公園緑化協会さんに譲渡されていた「ハナコ」が4月の終わりに
南相馬で野馬追の馬として活躍していた「サキガケ」が9月にお星さまになりました。

写真は亡くなる前の月に作業ボランティアに行ったときに丸洗いしたサキガケです。



夏バテで少し額に皮膚病が出来ていたものの、この時は元気でした。

思いがけない怪我。疝痛。生きている限り色々あるけれど、とても寂しい、お別れです。

二頭とも怪我や手のかかることが多かった馬でした。


思い出がいっぱいです。
見守って下さった皆様、本当にありがとうございました。

二頭の冥福を祈ります、どうか安らかに眠って下さい。



最後に、その後の手続きについてもお話しします。

福島第一原発より半径20キロ以内の警戒区域。警戒区域が設定された4月22日以降に「国」「県」「市町村」からの許可を取って警戒区域から搬出した馬は「大熊町」「浪江町」「南相馬市」の三か所の馬達がいます。その内、相馬野馬追用の馬は農林水産省からの公表通り、5月2日に南相馬市の馬、5月7日に浪江町の馬、の合計31頭が許可を受けて南相馬市馬事公苑に移動しました。

搬出後の管理はそれぞれ直接の担当となる行政の窓口が違うので、それにより烙印が入っている馬もいれば入ってない馬もいますし、その後の県内外の移動の手続きもそれぞれに異なります。


搬出馬の内、南相馬市の管理している馬の場合には、馬が亡くなった時は死亡の連絡後、担当獣医師からの書類等いくつかの書類を準備し、その後南相馬市役所にて死亡の手続きを取ることになっています。

昨年亡くなったエナコも含め、三頭の手続きも滞りなくきちんと完了しましたこともここに報告致します。


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