伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

交通安全大会の交通とスマホの使い方のルールを守っての訴えが心にしみました

2016年11月06日 | 市政
 昨年もこの大会で交通ルールに関する認識を新たにしたところでしたので、決意を新たにするためにも、ブログにまとめて置かなければならないと思っていたのですが、今日になってしまいました。その大会とは11月2日にいわき市文化センター大ホールで開かれた交通安全大会のことです。今年も、作文コンクールやポスターコンクールで発表された子どもたちの意見を聞いていると、交通マナーとルールをしっかり守って、安全につとめなければならないなぁーとつくづく思わされました。

 大会では、優良運転者や優良事業者、協力者などを表彰しますが、合わせて作文とポスターのコンクールで小中学生が表彰されます。



 作文ではこんなことが訴えられます。

 小学校低学年の部の金賞受賞者は、見かけた知人と話をしようとバックしてきた車に衝突された体験から、自分が交通ルールを守っていても事故はありうるから、常に安全確認をしながら交通ルールを守っていこうと決意を書きました。

 小学校高学年の部では、交通事故のニュースに接して交通ルールを守ることの大切さを知り、落ちついて行動し、命を自分でしっかり守りたいという希望を書きました。

 中学校の部では、運転・歩行時のスマホ操作、飲酒運転、問題がある道路の横断など事故の原因を考えながら、集団で生きていく社会では道徳意識が大切で、道徳意識を自然体で守っていけば解決できると訴えました。

 それぞれもっともな話です。子どもがこんなことを考えているのだから大人がこの子どもたちに負けてはならないと思わされます。

 さらにポスター受賞者は、作品を書いたねらいを説明しました。



 小学校低学年の部の金賞者(右の作品)は、自転車遊びが大好きで、自転車に乗る時必ずヘルメットをかぶっていますとしながら、みんながヘルメットをかぶることや左右の確認をしてほしいと訴え、学校の安全教室で乗る前の安全点検が大切と知り、親にやってもらっていることを話しながら、交通ルールを守れば事故は置きないので、いわき市も交通事故ゼロになればいいなと話しました。

 子どもでもここまで安全に気を配っている。自分はどうだろう・・。考えさせられますね。

 小学校高学年の部(左の作品)の金賞者は、歩きスマホで前を見ていなかったためにぶつかった人を見かけ、駅のホームや階段など命を落としかねず、アメリカなどでは規制をされているなど、どれ程危険かを知ってほしかったと、作品にこめた思いを話しました。

 さらに中学校の部(真中の作品)の金賞者は、歩きスマホの注意を呼びかけたもので、壊れても直せるスマホと亡くしたら二度と取り戻せない命と、どちらを選ぶのかという思いから天秤に乗せつり合わせておいたとして、歩きスマホで命を失うことがない世界を作っていきたいと話しました。

 こちらもそれぞれにもっともな話し。特に低学年の子の大切と知ったら実践するという姿勢には学ばなければならないし、中学生の命とスマホとどちらが大事かという問いかけに、普段のスマホとの付き合い方を考えさせられます。

 大会のあいさつでは、今年度は県内の交通事故の件数と負傷者は減っているものの、死亡者は10月現在で14人と昨年の10人をこえており、シートベルトの未着用が原因の場合もあり、また、夜間や早朝に高齢者が道路を横断中に事故にあった例が半数にのぼっていると警告を発していました。

 子どもたちの作文・ポスターでの訴えは、大人にとってはよく効く薬です。これを聞いた直後は身を律して、交通ルールに気をつけるようになります。この薬に長く効果を発揮してもらうためにも、子どもたちの交通安全に向けた思いを繰り返し思い起こさなければならないと思います。ポスターコンクールの作品を見ることがあったら、この子どもたちの思いを思い起こしたいと思います。


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