愛犬が亡くなって10日経った。今朝、愛犬の泣き声が聞こえて目覚め、何となくブルーな気分であった。やっと悲しみという感情が湧いてきたようでもある。U先生の生き甲斐の心理学の一つの実践的な理論にプロセススケールというものがあり、そのうちの一つに湧き上がる感情を意識化でき意味付けできるかということがある。
亡くなってしばらくして(10日)、夢の中で愛犬の声を聴き、悲しみの感情がやっと意識化できたようだが、それまでは、感情を意識化できず、より不健康な状態にあったのだろう。
持統天皇にとっての吉野。それは、晩年は夫である故・天武天皇との思い出の地であり、また、唯一の子である故・草壁皇子との思い出の地であったはずだ。ひょっとしたら、喪失の悲しみを思索する場所だったかもしれない。
悲しみという感情をどのように解釈するか。感情を解釈するとは、ちょっと日本ではお馴染みではないが、U先生の生き甲斐の心理学の中では良く出てくる言葉である。もう二度とこの世では会えない身体、深い別離としての死。絶望感というのかもしれない。その意味は何か?生きる上で明るく解釈すると、どういう意味があるのだろうか?
先の20日には新宿で勉強会があった。その時にある方と終了後に語り合ったのだが、愛犬が亡くなってから何故か読み始めている旧約聖書の詩篇について、もう少し思索をしたくなったのだ。それが、どんな意味を持っているのか、持統天皇と吉野、私と愛犬、そして詩篇・・・その関係はなんだかよくわからないが(笑)。何故か詩篇をまじめに読みたくなったのだ。
悲しみはストレス曲線がすべてそうであるように、理想と現実のギャップである。愛犬が今までと同様に生きていてほしいという思いと、厳然たる死のギャップなのだろう。感情の意味を思索するとは何だろうか?憐れむべき自分をより想うことかもしれないし、死の意味をさらに哲学することかもしれない。良くわからないが、どこかに自己を再統合できる到達点があるのだろう。今分かっていることは、それが自死とかではなく、自分の生き方を明るくするもの。もちろん自分の思索だけでなく、何かが必要なのだろう。
写真は愛犬を模して作ったもらった人形なのだが(昨年の春)、良くできている。
私にとっての吉野 8/10
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森 裕行 | |
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