ガンダムアート製作秘録 

中年男がオリジナルガンダム製作。

ランナーザク105日目「前編:ランナーパネルVer5.0試作」

2015年01月29日 16時59分01秒 | 初代:16作目ランナーザク
ランナーザク105日目

ランナーパネルVer5.0の試作

1日間の製作:3時間(総製作時間453時間)

直線的なランナーはパネルを作るときに使いやすいが、
アールのついたランナーや細かな凹凸のあるものは使いにくい。
もう、すでに手持ちの直線ランナーはあと少し…。
直線ランナーは、残りの右手、両足装甲に使おうと取ってあるが、関節部などを使う量はない。
・・・で新型のランナーパネルを試作してみる。




■ランナーザク構造体「ランナーパネル」の歴史■


●ランナーパネルVer1.0
始めは、ランナーをガスバーナーでとかしそのままカタドリをしようと思ったが、
これではランナーの消費も激しく厚みに均一感がない…。
結局ランナーパネルVer1.0は、採用しなかった。
試作品は、切り刻んで残さずランナーザクに使わせて頂きました~。



●ランナーパネルVer2.0
採用したのがこれ。
ランナーをそのまま使い、ランナーの隙間に細かく切ったランナーを埋め、ヒートペンで溶接していく方法。
マチエール(美術的効果、材質効果)としては納得しているが、あまりにも時間がかかりすぎる…。
頭部や上半身の一部に使用した。




●ランナーパネルVer3.0
そして現在使われているのが、これ。直線ランナーのみを並べヒートペンで溶接していく方法。
Ver2.0にくらべ並べて溶接すればいいので格段にスピードが上がったようにみえたが、ランナーを切り刻む作業工程が増加したので
大変さは変わらず…。副産物としてでた直線以外のランナーの処理方法は先延ばしにした。
下半身、左腕、右腕、左足に使用。





●ランナーパネルVer4.0
Ver3.0で余った直線以外のランナーすなわちアールのあるランナーをどうやってパネルにするか…。
トースターで焼いて熱いうちに金属パイプで押さえ平らにしてみたが…。全く平らにならない…。
ランナーザクの装甲は基本2mm。この方法だと厚い所で4mm以上、ばらつきがありすぎた。
完全なる失敗作!不採用!切り刻んで残さずランナーザクに使わせて頂く。




●そしてランナーパネルVer5.0を試作してみる
「そもそもガンダムのプラモデルってどうやって生産されているの?」
と考えてみた。
バンダイさんは、石油を精製して原料を作ってからガンプラ製品を世に出してくれているのではなく、
まず原料メーカーからガンプラの原料になるポリエチレン樹脂を調達している。
原料のポリスチレン樹脂は、ペレットといわれる形、すなわち米粒のようなモノ。
ペレット状にしてあるのは熱加工がしやすい事と運搬しやすいからだと思う。
そのペレットを焦がさぬよう所定の温度で溶かし、金型に入れる。
そして冷やして成形された樹脂を金型から出す。

これが簡単にいう原料からガンプラが出来るまで…。

400時間以上もランナーを溶かしているとポリエチレン樹脂がどうやって熱伝導していくかを体で理解できてしまうw。自慢できる事じゃないけどw
同じ樹脂でも、通常ランナー、クリアランナー、ポリキャップのランナーで溶け方が違う…。
正確には、PS(ポリスチロール)やABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)など材質で違うんだろうけど…。
一番溶けやすいのがポリキャップのランナー、そして通常の各色のランナー、クリアランナーの順…。
色によっても溶け方が違うけど、一番とかしやすいサイズがあります。
それが米粒くらいのサイズ。
偶然にもガンプラの原材料と同じペレット状。


という事で、とりあえず今ある米粒大のランナーをかき集めてみた。


あれ??書いていたら物凄く長くなった…。

次回に続く




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 ランナーアート ギガサイズモデル
 「ランナーザク」(仮)
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■名称■
SRG(スーパーリサイクルグレード)1/9.9 ランナーザク(仮)

■制作内容■
ガンダムのプラモデルの廃棄ランナー等を用いて
ジオリジン版シャアザクⅡを制作する。
なお、塗装は一切せず、ランナー配置のみで色分けに挑戦する。

■ポージング■
ヒートホークを構える

■全高■ 
未定 パネル含め2.4m以上

■使用材料■
ガンダムのプラモデルのランナーのみで接着剤はつかわない 

■構造■
ランナーモノコック構造 ver2.0、ver3.0、ver5.0

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