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日本でアニメ制作が始まった

2017年02月17日 | まんが・テレビ・映画
日本アニメ100年史(その1)

100年前=1917年

3人の「日本アニメーションの創始者」






「今年、2017年は日本でアニメーション(以後、「アニメ」と略す)が作られるようになって100年を迎えるそうじゃね」

「そこで、劇場・テレビを含めた日本のアニメ100年の歴史を、これまでにわしが見てきた作品を中心に振り返ってみようと思います」

「何回かかるかね?」

「さぁのぉ、何回かかることやら…」

「で、第1回目は?」

「今から100年前の1917年に、3人の「日本アニメーションの創始者」によって日本でアニメ制作が始まった、という話じゃ」





「今から100年前いうと1917年じゃね。元号でいうと?」

「大正6年。世界は第一次世界大戦の最中で、ロシアで革命が起こった。日本では、合資会社鈴木製薬所(現:味の素)、日本煉乳株式会社(現:森永乳業)、極東練乳株式会社(現:明治乳業)といった会社が創立した」

「これらの会社は、100年前からあるんじゃね」

「広島では広島電気軌道(現:広島電鉄)と、広島瓦斯(現:広島ガス)が合併して広島瓦斯電軌になったのがこの年じゃ」

「アニメも、最初は外国で作られたものが日本に輸入されてきたんじゃろ?」

「1917年からさかのぼること7年前の1910年(明治43年)、フランスのエミール・コールが作った『ファントーシュ』という作品が、『凸坊新画帳(でこぼうしんがちょう)』のタイトルで公開されて、人気を呼んだ」

「へぇ」

「それ以来、海外から輸入されたアニメーションには『凸坊新画帳』というタイトルがつけられたそうじゃ」

「「凸坊」ってどんな意味があるん?」

「いたずら盛りの男の子のことを「凸坊」と呼ぶんじゃそうな」

「当時のアニメも子供向けじゃったけぇ、こんなタイトルを付けちゃったんかね?」

「さぁ、そこまでは分からん。そんな日本で、今から100年前の1917年、
下川凹天(しもかわ おうてん)が『芋川椋三玄関番の巻(いもかわむくぞうげんかんばんのまき)』(製作・天活)、
北山清太郎(きたやま せいたろう)が『猿蟹合戦』(製作・日活向島、5月公開)、
幸内純一(こううち じゅんいち)が『塙凹内名刀之巻(はなわへこないめいとうのまき。以後『なまくら刀』と略す)』(製作・小林商会、6月公開)
という作品を作って公開されたんじゃ」

「へぇ。うちゃ、1つの会社で作っとるんかと思うとったよ」

「そこでこの3人が「日本アニメーションの創始者」と呼ばれとるんじゃの」

「それにしても、「猿蟹合戦(さるかにがっせん)」は分かるけど、ほかのはタイトルだけ聞いても内容がよう(=よく)分からんね」

「『なまくら刀』(上映時間:2分)は、古物商(こぶつしょう)から刀を買った侍が、買った刀が実は「なまくら(=切れ味が悪い)」じゃったという話なんじゃの」

「ストーリーが分かっとるいうことは、今でも見ることができるん?」

「『なまくら刀』は今から10年前の2007年に玩具版が発見されて、今では東京国立近代美術館フィルムセンターで見ることができるそうじゃ」

「すごい。100年前の作品が今でも見ることができるんじゃね」

「わしが単身赴任で東京へ行った2006年、この作品をここで見た記憶があるじゃが…」

「でも、さっき2007年に発見って言うたじゃん」

「記憶違いかもしれんのう。今はYouTubeでも見ることができるんじゃ」





↓『塙凹内名刀之巻』については、こちら↓

「Namakura Gatana 1917」YouTube





↓東京国立近代美術館フィルムセンターについては、こちら↓

東京国立近代美術館ーフィルムセンター





「フィルムセンターは1月、「自選シリーズ 現代日本の映画監督」で押井 守(おしい まもる)監督の特集をされとったんじゃの」

「押井監督いうたら、『うる星やつら』を担当された方じゃろ?」

「ほうじゃの。テレビアニメの『うる星やつら』でチーフディレクターを務めた後、1983年に映画『うる星やつら オンリー・ユー』で初監督をされとってんじゃ」

「『オンリー・ユー』いうたら、影踏み遊びのやつじゃね」

「個人的には、
映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年)、
『機動警察パトレイバー 2 the Movie』(1993年)、
OVAでは『ダロス』(1983年)、
『天使のたまご』(1985年)
なんかが好きじゃの」





↓『機動警察パトレイバー』についての関連記事は、こちら↓

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【参考文献】

山口且訓・渡辺 泰『日本アニメーション映画史』有文社 1978年

「劇場用アニメ70年史」『月刊アニメージュ 1979年12月号』






「今日は、100年前の1917年、日本でアニメ制作が始ったことについて話をさせてもらいました」

「次回、何を取り上げるかは未定じゃ」

「ネタだけはあるんじゃけどね…」

「ほいじゃあ、またの」

(敬称略)
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