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レッド・ツェッペリン「天国への階段」における純正律の調律

2017-02-12 08:41:49 | 音楽

レッド・ツェッペリンの有名な曲、「天国への階段」のスタジオ録音版冒頭部分は少し不思議な響きを持っています。その秘密はアコースティックギターが純正律に近い調律にされているところにあります。通常の平均律に近い調律ではこの感じがでません。ただしギターでは完全な純正律のチューニングは無理であり、さらに半音進行のクリシェも入っているため、若干調子外れに聞こえるわけです。

https://www.youtube.com/watch?v=BXSxSXKQCl8

この曲はハ長調の平行調であるイ短調ですが、純正律に近い響きにするために、冒頭のラの音が下げられています。具体的には4弦が緩められています。ラドミラとアルペジオが進みますが、最初のラ(4弦)と最後のラ(1弦)の音のピッチがずれています。それがこの印象的なイントロの響きの鍵のひとつとなっています。

弾き方も工夫があり、4弦だけが緩められているため、全体の調和を乱さないように冒頭以外、4弦は弱めに弾かれており、4小節目のEマイナー、Aマイナーの和音では4弦は省かれて弾かれています。アコースティックギターに続くエレキギターは、通常の平均律に近いチューニングになっています。ジミー・ペイジは純正律を意識したわけでは無いかもしれませんが、鋭い音感と優れたセンスを持っていたことは確かでしょう。

 

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