あんまりにも麻雀系文章が長くなったので、こちらに移動して。
基本、「連休中にできなかったこと」なので、感想がちゃんとまとまっていませんが、一区切りとして。
○科学する麻雀の感想
むこうぶちのDVD経由で麻雀に興味を持って(正確には持ち直して)、いろいろブログなどをあさるうちに、
この本が麻雀本の流れを変えたというので、ワクワクしながら買ったのだが・・・
ファーストインプレッションは、むちゃくちゃ悪かった。
語り口が上からというか、偉そう。
数式はあまり理解できない、が、正しいのではあろう。
しかし、この場合、内容が正しければ正しいほど、反発も強まる。
そのとおり だからなおさら 腹が立ち
迷信から解放されたけど、神様も殺してしまった。
あいまいな言い方で、経験にもとづいての打ち方を強要されることもなくなったが、
そのかわり、自分で自分なりの打ち方を追求しようとする気持ちを失わせた。
2+2=5(オーウェル・1984)を強要されることもなくなったが、
新たに現れた 2*2=4(ドストエフスキー・地下室の手記)の地獄。
やがて この本自体が2+2=5になるのかもしれない。
「確率」する麻雀を期待していたのに、「統計」する麻雀だった。
ゲームの理論みたいな、囚人のジレンマみたいなのを期待していたのだが。
統計データにもとづくというのは、
結局、
強い人が(強い人に対して)みんなやっていることを真似しましょう! ということだ。
統計データを元にしているのに、
その統計の麻雀を打った多くの人に謝辞なし。(友人や編集者などにはある)
その人たちは、統計
しない麻雀を、勝ちたいと思う心で、自分なりに打ってきた人たちなのだ。
その人たちが経験則で打っていることを嗤っているけど、
統計は人類全体の経験則じゃないか。集合智か集合愚かは知らないけど。
あと、単純に、レイアウトが読みづらい。
以上、ファーストインプレッションでした。要は、過去へのリスペクトが足りない(というか無い?)よっぽど過去への恨みでもあるんでしょうか。
麻雀を、統計するか確率するか文学するかは、大げさに言うと人生観にかかわる問題なので、あとでもなんか書こうと思います(注:こういう場合たぶん書かない)。
○「むこうぶち」(DVD コンビニコミック)感想をまとめる
とりあえず、できているところだけ、
グーグルサイトに。ネタバレです。
この作品は、人外な強さの傀に挑んだ人々が、いかに負けるかという話になっている。二位に甘んじるのか、すべてをぶつけて玉砕するのか。考えてみれば敗北で終わるのは人生もまた同じ。
ヒカ碁で囲碁にひかれた人が多いように、私は「むこうぶち」で麻雀にひかれたんでしょうかねえ・・・動画だったのが良かったのかも。最初から漫画だと、牌の動きが何がなんやらだたっと思う。今でも残念ながら闘牌の深いところ(浅いところも?)は、わかっていません。囲碁を知らないでヒカ碁を読んだ人は、こういう思いを味わったのか・・・
○リスキーエッジ 反逆の麻雀の対戦表
麻雀しかできなかった孤独でとがった少年が、やがて対局の中で仲間を見つけていく・・・ちょっと宮本武蔵(吉川英治)と似てますか。掛け金がだんだんインフレしていくので、それを表にしたら面白いかと。
○咲-saku-の感想
バンダイチャンネル、見放題。
ほっぺた赤くしてないでさっさと麻雀打てや!
・・・だったので、かなり流して見てたんですが、
外伝のほうの、未来を1ターン予知できる病弱少女が、無理をして2ターン以上読もうとする展開が・・・! 傀を思いおこさせる(内面を描かれない)絶対的な強者に、残りの三人がモノローグで会話しながらなんとか決定的な破滅(ハコ割れ=ゲーム終了)を回避しようとするのが、泣けるし燃える。
やはり自分の締め切り間際を思い出してなのだろうか。ペンタブってこんなに重かったっけ・・・
なお咲-saku-11 4:30あたりから、なかなか印象深い会話がある。
ピンクの髪の人「大事な試合だからこそ その一回の勝率を上げるために もっとも論理的な打ち方をすべきです」
部長さん「じゃあ あなたは たった一回の人生も 論理と計算づくで生きていくの?」
統計する麻雀への不満は、かなりの部分これで晴らせた気がする。
○おしえて! 科学する麻雀
とつげき東北:著 福地誠:編
・・・編者が入るだけで(「だけ」じゃないけど)、こんなにも読みやすく、また反感もいだかれないようになるのか・・・
・麻雀は5人でやるもの
・千点あがることで他家の8000点をつぶしているかもしれない
などは、なかなか納得できました。
あと8ページだけだけど、「科学する麻雀」への賛否両論がありまして、ここでだいぶん溜飲が下がりました。いや、わたしだって牌に流れがあるとか考えてるわけではないんですけど。あと、著者が普通に人間っぽかったので安心した(何が
相変わらず、データの元、麻雀を打っている人への謝辞はないですけどね。古本屋で600円+税。
ナッシュ均衡は複数の場所に存在し得るので、麻雀の戦略も別のものがあるんじゃないかな・・・と。山頂が複数あって、一番高い山はそこじゃないのかもよ。・・・自分で何言ってるのかよく分かってませんがw
○東大式麻雀に勝つ考え方 攻め・守り・状況判断の新セオリー
2009年発行になっているけど、コピーライトが1984年。つまりもう30年も前の本なんですね。古本屋で300円+税。
なんとなく上の本と合わせて買いました。厳密に確率がどうだからと数字は出てきませんが、セオリーはそんなに間違っていない気が。昔3DOでカプコンの井出(略)麻雀をプレーしましたし(キャラデザが結構好きだった。多面ライダーとか)、だからこそ、この人が「科学する」で仮想敵みたいになってるのがいたたまれないのかもしんない。
牌勢とかオカルトが入っているのが意外でしたが、これもひょっとしたら、人間という有限かつ不安定なリソースで麻雀を打つのなら有効なのかもしれない。マラソンのペース配分みたいになっているのかも。私は使いませんけど。
なお、2013年末のリニューアル版では、メンタル系のアドバイスが消えたらしいです。
参照:
麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!様
東大式 麻雀に勝つ考え方 -攻め・守り・状況判断の新セオリー
【レビュー】 新版 東大式 麻雀に勝つ考え方 (井出 洋介・著)
公式:
新版 東大式 麻雀に勝つ考え方
※私の麻雀歴・強さ弱さが今一つわかりにくいでしょうが、
・役は知っている(厳密に何翻かは知らない)
・点数計算はできない
・SNKの麻雀狂列伝はクリアした
・実際の牌でプレイしたことは一度しかないし、よくわかってなかった
・3DOの井出(略)麻雀は、途中であきらめた
・それから数十年、ゲームやネットの麻雀もほとんどプレーしたことがない
・「むこうぶち」gyao無料配信で麻雀に再び関心。
・流れは信じていない
・捨て牌は読めない
・リーチできるときはリーチする(あと何も考えなくていいので
・スマホの麻雀ライジング(?)では初段になった
・でも、特に今、麻雀を打ってみようとは思っていない
こんな感じです。
でも、ちょっとベタオリってのを試してみたいと思ったりw