【加筆更新しました】TVアニメ「メガネブ！」舞台検証第1回・OP編

※この記事には実際の風景との比較研究のため、TVアニメ「メガネブ！」
(メガネブ！プロジェクト)の画像を一部引用しております。



今年4月に突然、地元紙福井新聞からその企画が明らかになった、
福井県鯖江市を舞台にしたテレビアニメ「メガネブ！」、
先ほどから首都圏とBS局を皮切りに本放送が始まりました。

先日福井県ローカルで放送を受け持つ、福井テレビさんでの先行試写会を受けて
OP中に登場した鯖江市のカットについてご紹介します。
10/10追記：昨晩の地元地上波での視聴と現地取材を受けた調査結果を加筆します。





JR鯖江駅前の交差点(交番傍)から、西口駐車場と周辺店舗を写したカットになります。



福井鉄道西鯖江駅のホーム間連絡踏切(田原町方)から、先に到着してた越前武生行の列車を
田原町行の列車が離合しようとする場面を写したカットになります。
ちなみに都会の私鉄ではあまり見かけないと思いますが、田原町行電車がくぐっているのアーチ上の構造物は、
転轍器(切替ポイント)が積雪による動作不良を起こさないようにするための覆いです。
・・・西鯖江駅では全列車の約3分の2が離合しているようですが、
OP中に登場してた200形は平日の朝夕を主に運行されてますので、
その時間帯を狙ってみればより忠実なカットが狙えるかもしれません。




主人公達の通う「ヒマラヤ第3工業高校」の設定上の立地場所付近のある農道の交差点です。
遠方の山々と田んぼから手前の道路までとで、作中の絵柄が実際の風景と重なり合わない、
と思っていたら、実は福鉄の線路が横に走ってるという設定だったんですね。
一面に広がる水田と(実際はありませんが)福鉄の線路の先に見える建物群は、鯖江機械工業団地。
この場所には実際水田と堤防に挟まれてとある学校が建っていますので、
もし実際その目でご覧になりたい場合は、学校関係者のご迷惑にならないようご注意願います。


交差点左手に立ってる、北陸版の「飛び出し坊や」ですが高校モデル付近の集落に置かれていたものを撮影してみました。
ただ作中の絵をよくご覧いただければと思うのですが、顔の当たりが一部欠けてるようにも見えるのです。
そこで一番下の写真の顔が完全に割れたものが、スタッフのロケハンしていた今年春まではまだ一部残っていて、
それがなんとなく面白いので記録に残して利用した、と推測するのですがいかがでしょうか？









「間違いだらけの、後悔だらけの♪」
鯖江で戦前から開業されてる老舗のパン屋、ヨーロッパンキムラヤさんです。
有名な商品は「大福あんぱん」と「軍隊堅麺麭」。
OPの画像では両者をPRする看板が1カットに収まっていましたが、取材にお邪魔した折には離れて置かれてました。









「そうだろ～♪」
鯖江市中心部を国道や高速道路で走行してるとひときわ高く、目立つビル
地元では「メガネ会館」とずっと呼ばれている、鯖江メガネ協会の本拠地めがねミュージアムです。




「望んじゃいないのさ♪」
鯖江市某所にある旧家です。蔵や壁のデザインや窓の配置こそ異なってはいますが、
敷地内の建物の配置や背後の山の木の並び等から、製作側により改変して使用したものと思われます。
なおこちらの集落は観光地でもなんでもない(もちろん駐車場やお店すらありません)中山間部の閑村ですので、
住所の公開は現時点では差し控えさせていただきます。






１話ではほぼ高校の敷地内から出ることがありませんでしたので、
鯖江市のどこかが登場という以前の問題でしたが、
先行試写会での部長役の声優赤羽根さんのお話では、
「回が進むに連れてキャラたちが町に繰り出す」、とのことですので、
どういう評価がつくに至っても、地元人として今後も追いかけていくつもりでいます。
相変わらずのつたない文章ですが、よろしくお願いします。