中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

ジャパンC(GI)徹底研究!

2007-11-18 18:01:20 | 見解
3日間開催、ジャパンCシリーズ徹底研究!


メイショウサムソン
さあ日本代表として大一番に挑む。前走の天皇賞・秋1着は、久々の一戦だったが、3週連続して武豊が調教に跨り、ほぼ万全の仕上がりだった。下見どころから迫力ある馬体が目を引いた。1番枠から好発を決め、先手を奪うかの勢いだったが、外から他馬がドッと押し寄せてきたために無理することなく好位のインまでポディションを下げる。若干、行きたがる素振りは見せたものの、許容範囲で鞍上の好判断。その後は馬群のインを通り、脚をタメる。終始、スムーズな競馬で4角から直線にかけての手応えは抜群。残り2F地点の坂上で早くも先頭へ躍り出ると、グングン加速。一頭になってもその集中力が途切れることはなく、ゴール前で鞍上の懸命な右ステッキに応えて2着馬を突き放す芸当を見せた。他の有力馬が不利に泣く中、スムーズな競馬ができた差はあったとしても、最後の脚力は紛れもない本物だった。やや重で1分58秒4は極めて優秀。休養前の宝塚記念2着は、道中は17番枠から中団外めを進む。先行馬がバテた3角で馬群が凝縮し、そこから抑え切れない手応えで大外を進出。直線入り口では早めに先頭へ立つ。天皇賞はこれで押し切れたが、今回は直後のAムーンにマークされる。直線で抜け出すも、すぐさま迫られ馬体を併せる。だが、そこから左手前に替え、もうひと踏ん張り。ゴール前で僅かに屈したが、底力を十二分に見せ付けた内容だった。力の要るタフな条件になったのは、欧州血統のこの馬には向いた。直線で舌がハミを越しながらよく頑張った。3走前の天皇賞・春1着は、攻めで首をうまく使った重心の低いフォームで昨秋より明らかに良化していた。それがDWで6ハロン77秒台の猛時計に繋がった。道中は縦長の速い流れを中団から悠然と追走。折り合いもスムーズで流れの落ち着いた3角の上り坂で前との差を詰め、下り坂で早めのスパート。4角で一気に先頭へ躍り出ると自身は11秒1-11秒3の強烈な脚を発揮。食い下がる先行馬を突き放し、迫るエリモ、トウカイの猛追を振り切っての戴冠だった。転厩し坂路追いを取り入れた結果、フォームが柔らかくなった。前走時の攻め馬など過去にはない動きだった。府中2400㍍はダービーVと同じ条件。先行して底力を存分に発揮できる。中3週のローテに加え、一度使われた上積みもあるはずだ。


ウオッカ
エリザベス女王杯を右寛ハ行で取り消した。その後は患部を湿布で冷やした。16日から馬場入りを開始させた。最終追いの動きには注意が必要だ。前走の秋華賞3着は、宝塚記念8着以来の実践。普段から掛かり気味に時計を出す気性で、好仕上がりだった。16番枠から中団を伺うも、首を左右に振り行きたがる。仕方なく後方にポディションを下げ、折り合いに専念する道中。その甲斐あって向こう正面ではピタリと折り合う。流れの落ち着いた残り700㍍あたりで外めを引っ張り切りの手応えで進出。4角で満を持して手綱が放たれるも、内回りでコーナーワークにぎこちなさを見せる。鞍上が右手綱を引いて必死に内へ誘導する。直線を向いて右手前のままグンと加速し、一気に差し切ろうかの勢い。だが、残り1F地点で左手前に替えると上位馬と同じ脚色になり、伸びあぐねてしまった。久々の影響も多分にあったろう。休養前の宝塚記念8着は、下見どころでは耳をキョロキョロと動かし、少し集中力を欠く面が見られた。2番枠からダービーと同じように前に馬を置きたかったが、雨馬場で他馬が外めに持ち出したために、ポッカリ前が開いてしまう。スタンド前でモロに掛かり、更にインティライミと接触するアクシデントが。本来なら息を入れるはずの1角でも前に壁を置けず。3角手前までずっと折り合いを欠いていた。そして、先行馬のバテた3角で積極的に押し上げる競馬。直線でインを突くも、そこから抵抗するスタミナは残っていなかった。雨馬場で1000㍍通過57秒5の乱ペースを、道中であれだけ掛かっては勝負にならなかった。ダービーのように壁を作りたかった。3走前mの東京優駿1着は、下見どころから17頭の牡馬に臆することなく落ち着き払った姿。フサイチホウオーが発汗でテンションが上がっていたのとは対照的。発馬直後は中団のインで我慢。初距離だけにスタンド前は口を割って行きたがる。だが、1角で平静を取り戻す。その後は至極順調に運び、3角では痺れるほどの手応え。ここで勝利を確信するほどだった。直線で前残りを図るアサクサキングスを一完歩毎に力強い末脚で迫り、ガァーッと伸びる伸びる。最後は3馬身の差を付ける圧勝。上がり3ハロンは驚異の33秒0。決め手を生かせる流れで存分に力を発揮した。64年ぶりの牝馬によりダービー制覇。ポテンシャルの高さは疑いようがない。しかし、前向き過ぎる気性で折り合いに難点がある。前走で抑える競馬をしたことで折り合いは付きやすいはずだが、一度叩かれてデキが上向いたことで行きっぷりが良過ぎる危険性もある。大トビで内回りの前走は4角でコーナーワークにぎこちなさを見せ、スピードに乗り切れなかった。ダービーV時の府中2400㍍は勿論、歓迎。右手前で爆発力を発揮するタイプ。右回りより左回り向き。内枠を引き、スッと前に壁を作れれば。


アドマイヤムーン
前走の天皇賞・秋6着は、中間は休み明けながら明らかな攻め不足。それでも、気の勝ったタイプで馬体は仕上がっていた。道中は12番枠から中団馬群の外めを進む。前のダイワメジャーを見ながらの競馬。だが、馬群が固まったためにかなり外々を通らされるロスの多い競馬。直線も大外へ持ち出すしかなかった。しかも、勢いに付きかけた坂上で内側から寄られる不利があって完全にバランスを崩す。立て直してジリジリと脚を使うも、残り1F地点で左手前になり、ゴール前は脚色が鈍って内へモタれてしまった。久々で攻め不足、全体的にロスの多い競馬で、大きな不利。さすがのGIホースもこれでは勝てない。休養前の宝塚記念1着は、上がり3ハロン36秒9の消耗戦を制した。この中間は、前走の香港戦で減った馬体を回復させるために帰厩が遅れた。急仕上げは否めなかったものの、最終追いではマイルから飛ばして終い11秒6と抜群の動きを披露。何とか間に合った。6番枠から好発を決めると、スッと馬場のいい外めへ。引っ張りきりの手応えで、前のMサムソンを見ながらの競馬。乱ペースに惑わされることなく淡々と後方を追走。3角でサムソンが早めに進出するも、慌てずに仕掛けを待つ。残り600㍍標識からジワッと大外を進出すると、直線入り口ではサムソンの1馬身後方まで迫る。そこから、満を持して追い出すも、さすがは2冠馬だけに相手も必至に食い下がる。坂上の残り80㍍のところでようやく抜け出し、タフなレースに終止符を打った。晴・雨を問わない強靭な末脚はお見事だった。一瞬の爆発力はワールドクラス。ただ、府中の長い直線だと脚の使いどころが難しく、距離も少し長い印象。一度使われた上積みは
相当あるはずだが。


ドリームパスポート
メイショウサムソンと共に昨年のクラシックを賑わせたドリームパスポートがここから復帰する。骨折前の阪神大賞典2着は、3000㍍の長丁場でテンから折り合いを欠く。1周目の4角までは好位のインで我慢できたものの、スタンド前で我慢できずに前へ。しかも、外からアイポッパーにプレッシャーをかけられる苦しい形。4角手前で早め先頭に立ち、ゴール前の坂上でも先頭をキープ。首の上げ下げで僅かに屈したものの、道中でかなりのロスがありながらこの着差。負けて強だった。前々走の有馬記念2着は、予想外の12キロ増。見た目には気にならなかったが、やや腹回りに余裕があったか。道中は発馬直後に中団のインに控え、脚をタメる作戦。Aメインが引っ張る淀みない流れだったが、2番手以下は団子。そのため、レースが動いた三分三厘から直線の残り1ハロン地点まで、馬込みに包まれて仕掛けることができず。ようやく坂上でスパートすると、一瞬のギアチェンジで猛追するもゴール前で甘くなってしまった。昨年のこのレースはディープの2着。下見どころで、力強いトモの踏み込みと馬体の張り。そして、小刻みな歩様が目立ち、唸っていた。道中は好発を決めるとスッと好位のインへ。このあたりはトモの発達が大きく影響している。一見、インの経済コースを立ち回り、脚をタメるのに最適なレース運びと映るが、連続開催の最終日で内の馬場は壊滅状態。逆に不利だった。直線入り口、逃げ馬の内へ進路を取り、坂を上り切った残り2ハロン地点で外目へ持ち出そうとするが、外のトーセンシャナオーに被されて内へ弾かれてしまう。並みの馬ならそこで戦意を喪失するところ。だが、この馬は盛り返し、ゴール直前まで先頭で粘る大健闘を見せた。一瞬の切れ味は極上。前々で競馬ができるのも強みだ。脚が長続きしないのがネック。ここは骨折明けで、いきなりのGI。牧場では、栗東坂路の2倍もの勾配を誇るところで乗り込まれてきたとか。最終追いに注目。


インティライミ
前走の京都大賞典1着は、10㌔減だった前走から2㌔増。僅かでも増えていたのは好材料だった。レースでは好発を決め、一旦は先頭へ立とうかの勢い。少なくとも一年前のインティライミならそこから掛かってハナに立っていただろう。だが、この日は顎をグッと引き、鞍上と人馬一体となり完璧な折り合いを見せる。発馬後300㍍のホームストレッチでアルナスラインの直後に控え、脚をタメる。その後は後方のインでひたすら我慢の競馬。緩急の激しくなった三分三厘でも慌てることなく手綱は動かない。直線に入り、ライバルのポップロックが仕掛けても動かない。馬群に突っ込むのではなく、あえてロスを承知で大外へ。ようやく残り300㍍のところで手綱が放たれると、グングンと重心が低く手先の軽いフットワークで急追。ゴール前では他馬が止まって見えるくらいの豪脚で一気に差し切った。前々走の朝日チャレンジC1着は、2ヶ月半ぶりの実践となった今回。宝塚記念当時の唸るような動き、とまではいかなかったが、仕上がりは良かった。発馬直後は手綱をガッチリ抑え、後方で我慢させる。今冬の暴走癖とは雲泥の差。佐藤哲と完璧な意思疎通を見せる。ペースアップした3角でも動かず、ジッと末をタメる。4角でようやくアクションを開始させ、直線は大外へ。入り口で左ステッキが入り、加速を開始。瞬時に先団へ取り付き、坂上では次元の違う脚で一気に抜き去った。休養前の宝塚記念6着は、下見どころから二人引きの厩務員を引っ張り、顎をグッと引いて抜群の気合い乗り。凄まじい集中力だった。発馬直後から重心の低いフォームで鞍上との呼吸はピタリ。だが、ゴール版付近で内かたウォッカに寄られ、更に前のカワカミが外へ膨れたために手綱を引っ張る大きな不利。外のダイワメジャーとも接触した。そして、直後の1角ではウオッカ、ダイワに進路を阻まれた。普通ならここで終わってしまうものだが、中団馬群のなかで集中した走りを続ける。三分三厘でも抜群の手応え。直線に期待を持ったが、そこからのひと踏ん張りがなかった。度重なる不利にも動じなかった精神力は高く評価したい。不利なく中団を進めていれば上位争いしていたことは間違いなかったろう。佐藤哲も「一発狙っていただけに残念」と。ダービー後の放牧先で蹄を痛め、一度は引退まで考えられたほど。復帰してからも背筋痛を患い、ハミに頼った走りになっていた。それが今冬のAJCC。しかし、宝塚記念時から唸るような攻めを見せるようになり、今秋からは抜群の切れ味を手に入れた。5歳にして本格化を迎えた。前走後は目標をここ一本に絞り、一週前に長めからビッシリ追われてきた。決め手はここでも通用する。


ヴィクトリー
前走の菊花賞16着は、10㌔増。レース前はゼッケンの下が白くなり発汗が目立った。少し太め残りだったか。18番枠から最初の上り坂で4番手へ。ここでブレーキが利けばよかったのだが、次の下り坂で勢いが付いて抑えが利かず、2番手までポディションを上げてしまう。1周目のスタンド前で右手綱を引いて強引に内へ入れる。だが、それでも折り合うことができず、左右に首を振って嫌々をする。結局、4角手前まで鞍上との呼吸は合わず、4角では手綱を目一杯押しても前に進んでいかず。直線はバテる一方だった。この中間は連日に渡って岩田が調教に跨り、折り合いを付ける稽古をしてきたが、それを生かせなかった。前々走の神戸新聞杯3着は、春先は攻めで嫌々する場面が見られたが、この中間は併せ馬で前に馬を置いてチップを被る稽古ができるまでに成長した。だが、発馬直後から抑え切れない感じで馬群を縫って前へ。結局は5番手のインまでポディションを上げた。ハミをグッと噛み、力みながらの道中。決してスムーズとはいえない。向こう正面では岩田が立ち上がるほど。更に逃げ馬がペースを落とした3角では口を割って行きたがるところを鞍上が懸命になだめる。直線でスムーズに馬場の3分どころに持ち出し、坂上ではAキングスの直後まで迫る。だが、相手が手前を替えて踏ん張りを見せられると、突き放されてしまった。休養前の東京優駿9着は、発馬で痛恨の出負け。皐月賞はそこからスッとハナへ立てたが、今回は鞍上が控える競馬を選択したことで、無理に行くことなく後方に抑えた。その分、1角までに他馬との差ができた。この決断が裏目に出た。行く気になったヴィクトリーは制御に逆らって前へ。だが、縦長の馬群となっていたためにハナへは立てず。仕方なく、アサクサの作るスローの流れに合わせざるを得なかった。33秒台の脚が求められる流れでは成す術なく馬群に沈んだ。4走前の皐月賞1着は、発馬直後に大外枠からスッと好位へ。だが、気分良く走らせることを考えた鞍上は、手綱を緩めて1角で迷わず前へ。2角では11秒6と加速し、果敢にハナを奪う。ここで後続を大きく引き離す形になる。その後も12秒3を3F続け、決して緩めず。4角を回りきった時点で後続とはかなりの差。直線で2着馬との激しい叩き合いで一旦は鼻っ面を並べられる。だが、ゴール直線で左手前に替えてもう一伸び。根性で振り切った。向こう正面ではスッと左手前に替えたが、3角からゴール手前までずっと右手前のまま。2角で突き放した時に他馬の競りかけがなかったことは恵まれたが、着差以上に強さを感じさせる内容だった。前走はとにかく距離が不向きだった。勿論、600㍍の距離短縮はプラス。ただ、決め手では一線級に劣る。理想は平均ペースの淀みない流れ。これを先行して35秒台で粘れる競馬が理想。持続型の中距離タイプで、中山コースが理想。


コスモバルク
前走の天皇賞5着は、逃げ馬不在のため果敢にハナへ。以前の掛かり癖は見せることもなく、制御の利いた道中。2番手のデルタのプレッシャーはあったものの、きれいな平均ペースの流れを刻む。だが、直線を向くと大きく外に膨れ、それを立て直して内側へ切れ込む滅茶苦茶な騎乗。ハングリー精神は認めるが、権威あるレース。本当に残念でならない。
今回から松岡に乗り替わる。外へ膨れる癖をどう抑えるか。


ポップロック
前走の天皇賞・秋4着は、ひと叩きされてCWで中身の濃い攻めを消化。デキは万全だった。14番枠から先行策を狙ったが、行きがつかず後方からの競馬。道中も大トビで2000㍍のスピード対応に苦しみ、手綱のアクションに余裕がない。馬群に取り付くのに精一杯の感で、4角ではステッキが入るも反応が鈍い。直線を向いてもジワジワとしか脚を使うことができず、4着に詰めるのが精一杯だった。明らかな距離不足。有力どころの凡走に助けられた面もあった。前々走の京都大賞典2着は、予定したい豪州遠征を断念し、ここへ。久々だったが、好仕上がり。3番枠から無理することなく中団のインへ。さすがは歴戦の古馬だけに折り合いは完璧。終始、経済コースを通り直線も最内に進路を取る。残り300㍍のところから仕掛けを開始。鞍上の左ステッキに応えてグイッと突き抜ける。だが、勝ち馬にゴール前で豪脚を使われては万事休す。切れ味で劣ってしまった。2000㍍の前走は追走に苦しんだ。大トビで広いコースでこそのタイプ。2ハロンの距離延長は大歓迎で、府中2400㍍は最適条件。一瞬の切れ味では劣るが、長くいい脚を使える。上がりの掛かる展開を後方から差す。


フサイチパンドラ
前走のエリザベス女王杯2着は、攻め強化によるテンションの高さを懸念したが、落ち着き払った姿。道中は無理することなく馬の行く気に任せ、外めの5番手追走。折り合いを欠くことなく気持ち良さそうな走り。残り4F手前の下り坂で手綱を緩めるとグーッと加速。4角で3番手までポディションを上げる。直線を向き、メンバー最速の上がり33秒9の末脚で迫るも、勝ち馬には着差以上の内容で完敗。だが、自身は中距離の上がりの掛かるを得意とするタイプ。それがメンバー最速の切れを使い、瞬発力勝負の流れに対応してきた。ここは一線級相手で、切れ味、底力共に劣る。逃げても札幌記念のような楽なペースは望めない。


チョウサン
前走の天皇賞・秋8着は、特徴的な前脚のフットワークで道中は無理することなく最後方からの追走。鞍上は「ノメり通しで、グリップが利かなかった」と。前々走の毎日王冠1着は、道中は後方で折り合いに専念する形。緩みない流れでスムーズな折り合い。前のブライトトゥモローを見ながら4角で痺れる手応え。坂上で外めへ持ち出し、鞍上の懸命なアクションに応え、粘り強く伸びる。ゴール前100㍍で左手前に替え、もうひと伸び。底力に満ちた末脚だった。展開が向いたことは確かだが、差し馬も厳しい流れを追走している。それでいて自身ラスト1ハロン11秒5としっかり踏ん張っている。決してフロックではない勝ち方だ。前走は馬場に泣いた。とにかくパンパンの高速馬場が理想。前々走の内容なら世界相手でも通用する。流れは速くなってほしい。楽しみだ。


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